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ダクソ攻略メモ*よるた*

ダークソウルとブラッドボーン攻略で初心者向けステ振り・武器。 RO支援ジュデックスABの狩場・ステ・装備。 ゲーム感想。

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<スペアリ ブラック感想>
<<近況>>
※久々の乙女ゲームプレイです。
今年は子供と将棋をしていました。
ゲームよりリアル子育てを楽しんでいます。
※スペアリWhiteぶりにがっつり乙女ゲームをします。数年ぶりのコンプになるかと。
※「はめふら」はやろうと思っていたのですが結局やらず…、「バスタフェ2」は発売済みだった事に気付いてすらいませんでした、バスタフェ2はスマホですし時間作りたい(願望)。
※Switch移植の「華アワセ」が絶対やりたいです!「薄桜鬼」のFDっぽいのもやってないですTT
ーーーーー
<<ネタバレ少なめの感想>>
・結論から言えば、【満足です‼︎ 】推しキャラにSwitchでも会えた。
・この日の為にSwitchを買って、過去作を再プレイして、待ち続けた甲斐は充分あった。
・スペードの最後までプレイすると…、ハートとクローバーとダイヤの、確かに続編の話だと理解出来てきます。
・『四部作として、しっかり作り込まれたお話でした。長い長い物語でしたが、起承転結の末に完結したと実感出来ました。』
・最後まで出してくれてどうもありがとうございました。スタッフや関係者に感謝します。
・ハトアリが2007年、ダイヤミラーが2013年、スペードブラック2023年…、16年経ってシリーズ四部作が終幕した。ひとつの時代の終わりを感じる。
・テキスト型乙女ゲームの市場縮小を鑑みても、このシリーズが最も長いお話になるだろうと思う。
・ハトアリホーム、ビジター、ツイン、クローバー、ジョーカー、おもちゃ、ダイヤ、スペード…、1キャラあたり8√もある【規模の作品は今後出てこないのではないか】。
・私自身もこれよりハマれる乙女ゲームはもう出てこないと思う。
・ハート(アニバ)、ツイン、クローバー、ジョーカー、ダイヤ、Whiteプレイ済みでBlackをプレイ。(未おもちゃ)。
・【フルコンプまで40時間くらい?】全ルートプレイすればそこそこのボリュームがある。
・推しはエース>ブラッド>グレイ>ナイトメア>ユリウス。
・【アリスが記憶喪失という事で新規の方も入り易くなっている。】Whiteは新規も旧ファンも同じように楽しめた。でもBlackのエース√とジョーカー√と白ウサギ√はハート、クローバー、ダイヤをプレイ済みでないと(特にダイヤについてはスペード内で全ての要約はないので、ダイヤの後にスペードのジョーカー√をプレイしないと)、物語を理解出来ないのではないかと思う。
ーーーーー
・【初めて出る真相などは殆どない】。新キャラにまつわる設定は幾つか出てくるが驚くような事情もなし。今までの伏線なども大きな回収はなし。例えば誰かがゲームクリアしたり、役人が入れ替わったり、誰かの時計が壊れたり、ルール違反で処刑されたり、といった大きな展開は特になし。シリーズのオチとしてはやや弱い印象。
・【アリスの過去については今までより少し具体的な描写がある】。ペーターがアリスをこの世界に連れてきた理由もナイトメアが協力した理由も分かりやすい。失恋後にお姉さんと元恋人と妹がどうなったのかも分かり易い。
・【病み度もエロ度もハートやクローバーやダイヤより抑え目。Whiteよりもエロ度は少し上がる。】
・【コミカル度も上がった】。
・全体的にオトメイトらしいクセ抑え目で万人よりの方向性は感じられるが、キャラが大きく壊れてはいないのでファンとしも安心した。
・ブラッドが紳士だったり、ナイトメアが吐血控えめ、エースは別に刺してこないし、ユリウス個別√もなし、ジョーカーも自ルート以外では然程責めてこない。キャラはやや薄くなった。
・最終作のわりに【キャラの比重もけっこう平等】。
ブラッド>エース>ナイトメア>ジョーカー>ペーター>ルイス>>>エリオット・双子・グレイ・ボリス>ハンニバル・クイン>>>ユリウス
主要キャラの出番は少し多め。特にブラッド。ナイトメアはハートよりは若干出番が少なく、エースもダイヤほど濃くもない、ユリウスは想像より出番少なめ。ルイスによる世界観説明が少し。
・全作出番のある主要キャラの方が掘り下げはやや深め。(ブラッド、エリオット、ボリス、ナイトメア、エース。)
・【チェス対戦のストーリーが青春っぽく熱くて面白かった。】皆カッコ良い。催しはシリーズで一番盛り上がる。
・【絵師が変わった。】濡れ場の構図が悪い。静止画は綺麗。前も絵師変更もあったのでサクっと絵柄は受け入れられた。
・【声優も大きく違和感なし。】ナイトメアやジョーカーや双子はキャラも濃いので、若い声優さんに世代交代しても仕方ないと思う。演技も無理に寄せすぎずけっこう自然と思った。ナイトメアのヘタレ感が薄まった点は好きだった人は気になるかもしれない。
・【Switchになって解像度高く、オトメイト塗りでキャラが美麗。】グレイやエースが中身はともかく見た目が麗しくてドキドキします(笑)
・Whiteよりボリューム感上がったもののハートやクローバーやダイヤよりも短い。
・特に新事実なし。ビジネス優先で新規を満足させるべく小綺麗に纏めたいようだ。ダイヤまでで残された伏線があまりなかった。
・【ブラッドの出番がけっこうあった。」White派へのビジネス的な配慮もあるだろうが、メインキャラらしい優遇。
・【ナイトメアも真相キャラらしさは感じた。】他√でも度々出てくる。
ーーーーー
<<ネタバレありの総論>>
・誰が一番アリスを想ってくれるかって事に無理矢理順位をつけるなら、1番ペーター、2番ナイトメアでしょうし、ナイトメアはヘタレだけどアリスが求める物を与えられて【「永遠」の幸せをくれる人】だなとも思いました。ナイトメアエンドが一番長く幸せが続きそう。
・3番手は…うーん、ユリウスかブラッドでしょうか。【ユリウスは相変わらず安定の良い人】だった、エースが慕って依存するだけある。ブラッドが会えない間も薔薇園を手入れしていて、姉の為だけでなくアリスを想って毎日手入れしてくれていて…、【スペードのブラッドが何気に純愛主義(?)で気遣い上手で想いが濃い】ように思った。
・ただ…、この作品は【記憶喪失になる前(ダイヤ)に主人公が選んだ大切な人】の存在が複数のシーン描写されていまして…、(過去作プレイ済みでないと察する事が出来ない)、つまり【一度結ばれた事がある相手が攻略キャラの中に居るのに、主人公は記憶喪失で恋人の事を忘れて他のキャラと結ばれる選択肢も選べる乙女ゲーム】なんです‼︎‼︎‼︎
・この恋人が既にいる状況で新たに他のキャラを落とせるというゲームってあまりないんじゃないかと思われる。コレ浮気みたいなものじゃ…と感じる。
・スペードの企画と記憶喪失という設定が公表されるとすぐ古参ファンからは、「ダイヤのあの状況で記憶喪失って大丈夫か?嫌な予感しかない」「アリスはあなたのことは忘れられないって言ってたぞ」とかザワザワしたコメントが出てた。
・なのでこの状況は古参ファンは想像してはいたと思うが、実際プレイしてみると本当に切ない‼︎マジ泣ける。そして爆弾がいつ爆発するかハラハラドキドキだった。
・また彼自身は忘れられた事にショックを受けつつも、自分たちが一緒に居る事に疑問も持っている。また忘れられたり引越しがあるなら、もう恋人にならない方が良いと言う。だけどアリスに忘れられて他とくっつくのは寂しいと言う。いやぁ…切ない。
ただ、【その設定は他キャラルートではあまり出てこない】。自ルートとジョーカールートなど隠しエンドでは何度も表現が出てくるが、本編の他攻略キャラのルートでは明確な表現は避けられているので、過去作含めてけっこうそのキャラが好きでないと気付けないように工夫されている。過去作プレイ済みでもそのキャラが苦手であれば気付かない程度に抑えているし、初見さんが分からなくても他キャラルートは充分楽しめるように作られている。そこが見事だと思う。
濃すぎたキャラも薄くなっており、過去作の設定も匂わせ程度。結果的に多くのファンや初心者が楽しめるつくりになっている。
ーーーーー
<<以下ネタバレありキャラ別感想>>
【グレイ】
[無難なイケメン枠。大人]
・全キャラ中最も無難で安定的にカッコ良い。
・マリオネットエンドなどもなく…普通の乙女ゲームっぽいエンドでした。
・多領土の人も皆、「トカゲは狡猾だし勝てない」とアリスをとられても諦めさせる隙のなさが素敵でした(笑)。皆が納得して大円団っぽくなる。エースあたりだと皆心配する(笑)
・アリスから見て30代前後らしい。
・ダイヤの若いヤンキー風ともクローバーの憧れの距離感とも違い…、最初から惚れてくれてて嘘連発して、真綿で包む様に囲い込んでくれる(笑)。ハートに居ない為、ジョーカー入れて4作目(?)、マンネリ感もあまりなく新鮮な気持ちで楽しめた。少しずつ囲い込んで紳士的に逃げ道を潰す手段はWhiteのブラッドとも似ているかも。
・ノーマルエンドは倒錯的で色っぽかったです。マリオネットエンドほど病んで
・ナイトメアのおかげかコミカルで明るい居心地の領土。ここならずっと楽しそうとも思える。
・グレイの欠点は、ナイトメアやボリスやエースやユリウスと違い、国境を越えられないところかなーと思った。
・戦力はトップクラス。エース=グレイ>ルイス>ハンニバル>>エリオット、双子、ボリス、ブラッド>その他、という感じ。
・戦略家としてもトップクラス。ブラッド>クイン>グレイ>>ハンニバル>その他>ナイトメアという印象。
【ハンニバル】
[普通のマトモ枠?ややヘタレなマッチョ]
・普通の人。乙女ゲームっぽいキャラ。
・コツコツ筋トレしてて偉いなあって思った。そんなにヘタれじゃなく、マッチョイケメン。
・このシリーズでは浮くほど素朴で普通にカッコ良い。
・ブラッドがやたら出てくる。むしろブラッドがメインな印象。ベストエンドでブラッドが気になって幸せ気分に浸りきれないのは、やや勿体なかった。
・エース曰く、ハンニバルはアリスやユリウスと似ていて根暗で人嫌い。無難で良い恋愛。エースとの関係性も良好、何気にエースも懐いている。
【ボリス】
[わかりやすい若い執着。そこそこマトモ]
・ハートやクローバーの我儘っぷりと、キャラが変わってなんか大人になった(笑)
・マイペースなんだけど気遣いがある。メンタルも安定してきてる印象。
・時系列による成長を一番感じた。
・ナイトメアとかルイスとかエースとか双子とか…各領土のダメキャラよりはずっと協調性があり(?)マトモ。
・相変わらず依存してくる溺れるような恋愛。恋愛観がとにかく若い。
・チェシャ猫らしく空気を繋げる能力に随分焦点があたっている。
・「迷子にならない」という事で、エースとの対比を感じる。
・グレイやブラッドやルイスが文系の頭脳なら、ボリスは理系・工学系。おそらく頭はかなり良い方で容量も良く頼り甲斐はある。性格はマイペースでお調子者の子供だが…。
・スキンシップ多めで序盤から攻めてくる。スペードではブラッドもグレイもエースも終盤まで大人しいので、ボリス√は一番ハトアリシリーズっぽいガン攻めの印象。
・ブラッドやエースは鬼畜タイプなので、オトメイトやCeroC的にNGなのか…、2人は背景も複雑なのでボリューム的にストーリーメインにせざるえないという事情もありそうです。
・距離感が近くて恋愛観が相変わらず若い。四六時中一緒だったり、人前で見せつけたり、アクセサリーつけさせたり…、ブラッドの束縛とはまた違う感じ。
・ペーターの出演が多い√だった。
【エース】
[ヤンデレ。複雑に病んでる。乙ゲ史上トップレベル。何をし出すか分からない気まぐれ]
・期待した程伏線は回収せず。
・ダイヤで判明した事情の説明は殆どなし。(ベストエンドで触りだけ説明。)ご新規の方でエースの事情に興味を持った方には是非ミラーをプレイして頂きたいです。
・内容的にはユリウスを離れて荒れているという事。クローバーと同じような展開。
・過去作よりも闇が濃くない。アリスにさほどぶつけてこない。
・ダイヤ√後のエースのようで闇はある程度、ダイヤのアリスの献身で晴れてる印象もある。
・プレイしてて、やっぱり複雑な事情を持つエースがいてこそのハトアリ世界と感じた。
・期待以上ではないが、エースらしさのあるストーリーで正式な続編を作ってくれて、スタッフには感謝したいと思う。数年ぶりの新作で嬉しい。
・恒例のエースに刺されてバッドエンドもない。CeroCでエロ方面以外にグロ方面も制限されて世界観が損なわれてる印象。ブラッドとエリオットにはエースに殺されるエンドが欲しかったし、他キャラ√でアリスがエースに刺されるエンドもあって然るべきと思う。
・多分だが…ハートで時計塔→クローバーで城?→ダイヤで少年エース√後…、の世界線を通ってきたエースのように感じられる。アリスの記憶喪失は相当堪えたようで「我慢した方が後で寂しくない」とまで言っておりなかなか襲ってこない。「仲良くなったと思ったら引っ越して、俺のこと少し理解してくれたと思ったら記憶喪失になる。」とか、エースが可哀想すぎて…、他キャラ√の荒れっぷりが泣ける(涙)
・最後の時計塔シーンでは久々にマジ泣き出来ました。ミラーでは号泣だったけどスペードではほんのり泣けた。彼が自分を幸せだと思えた事が良かった。相変わらず「俺の」とか「今は」幸せ、とか一時的な物だと捉えている悲観的な性格は可哀想だとは思う。
・「この世界で迷ってくれているうちは君に酷い事をしなくてすむ」エース√以外の幸せなエンドの後はエースに殺されてるのか…(笑)今作バッドエンドがあまりないのは何故?
・軸を超えてユリウスに会いに行かないという事は…、引っ越しで別れたら、ダイヤの時のように会いにきてくれはしないという事??せっかくの役人能力なのに勿体無いと思った。
・ハートやクローバーやダイヤでは、ユリウス関連や更に現実での過去の不幸で病みきってる【病ンデル】だったが、スペードの病みはどちらかというとユリウス起因よりアリスに忘れられた事に起因しているように感じた。スペードは主人公が好き過ぎて病んでいった【ヤンデレ】に入ると思う。シリーズ5作、全8ルートの重みを感じられる病みっぷりだった。
【ユリウス】
・ユリウス√はあるだろうと勝手に思っていたので、なくてガッカリ。ダイヤの国にエースが常駐してたのでルール違反スレスレっぽい印象もなく…、ドアでアリスがハートの国に移住するような展開も想像してました。
・エース√とジョーカー√のみの出演でした。サーカスに助けに来てくれたし、一緒にコーヒー飲めたし、まあ…うん…、期待より短いが出てくれて嬉しいと喜べた。
・元々エロキャラでもなく恋愛はヘタレなんで、ユリウス√があってもそんな目新しさは出しにくいのかなとも思いました。もう死なない事も決定しちゃったので、大きな変化のあるエピソードは作りようがない印象。
【ナイトメア】
・過去作と比べても、情け無さが減って、夢魔のミステリアスな部分の比重が高め。
・特に新事実なし。過去作どおりの内容。真相キャラという位置付けを感じない。
・ってかルート内で殆ど吐血しjrてwないぞ…。何この綺麗なナイトメア(笑)。ブラッド√以上の違和感がある…^^;;
・病院とか薬とか吐血とかがほぼ出てこないのでヘタレなナイトメアと恋愛してる感はあまりなかった(笑)Whiteで襲ってこない純愛主義のブラッド√も違和感あったが、ナイトメア√は更に違和感あった。
・ベストエンドでは最後にハートの国へ行き、更にスペードの国を一周して、真相キャラっぽい綺麗なエンドだった。
・個人的な想いを言うと、ナイトメアは医者にいかず薬を飲まないところが無理。前を向いて正しい努力を出来ないのはキツい。
・でも、ゲームのキャラとしては、嫌味なくて安心感があるし、何気に夢魔のチート能力強いし、部下は万能のグレイだし、チーム駅はまとまりあってコミカルで面白いし…、ナイトメアはヘタレすぎだと思うが、こういうヘタレが嫌いではない。
・あと、他キャラエンドでも祝福して後押ししてくれたりと、どの√でも頼りになるところも萌える。
・グッドエンドでは、「離れても夢の中に会いに行く。私だけは永遠を約束出来る。」と言ってた。引越しのあるこの世界では夢魔が最強っすね!断言するナイトメアを初めて本気でカッコイイと思った。
・役人やチェシャ猫も軸を移動出来るけど、夢魔が一番制約は少なく、自由なのかもしれない。
【キング】
・彼がゲームクリアするルートというのを、第一作ハトアリをプレイした時から期待していたのですが…、そういう劇的な展開はなかった。
・エリオットとの「換えの効かない問題」によってエースに処刑されるエンドも期待していたのになく…、特にブラッドの思考も説明されず残念。
・絵でハートの国を懐かしんだり、薔薇園を手入れしたりと…、実はマメで過去を大切にするという一面を実感出来た事が嬉しかった。気分屋と自分でも言うが、何だかんだで慎重派でもあるよなあとは思った。特にスペードの彼はアリスに今まで特に熟考派な印象を受ける。
・優しく穏やかで深い愛は表現されているが…、独占欲も強く冷徹な一面はさほど除けず、まだまだ多作と比べても綺麗な彼だった。
【ジョーカー】
・楽しかった。ワクワクした。
・マンネリ感があまりない。ジョーカーの国とも、ダイヤとも違う。
・バーもスペードのみで目新しいし、役人設定がダイヤエース√で細かく出た後で、所長と時計屋と処刑人の時の顔が見れる。
・ブラックやホワイトの違いも見えてくるし、ユリウスが時折心配して来てくれる。優しい。
・既存ファンを意識した嬉しいルートだと思う。
・ジョーカー√はダイヤでエース√後の世界だと言う事は何度も繰り返し表現される。多分、スペードの国全体がダイヤミラーでエースのベストエンド後の軸なんだと思われる。
・エースに刺されるエンドは意外な事にない。
・バッドエンド1は、エースがアリスを刺さないように自分から距離を取るというエンド。その後、エースが壊れて世界を壊したりとか、エースがアリスを処刑したりとか、そういう事は描写されていない。
・アリスの現実での過去について、今までより詳細な説明が入る。けっこう悲惨。気にしているアリスが哀れ、そして僻みっぽくて…、根暗(笑)。
・そこまで劣等感と、尊敬と…、と気にしてしまうなら、まあ…、不思議の国に居て、ハートを失って心臓が時計になってでも、役持ちと結ばれてあっちの世界に居続ける方が幸せかもね、とは思いました。現実に戻るエンドも監獄エンドも個人的には選びたくない結末である。
・私も常に現実と正面から向き合って乗り越える事が正解ではなく、時に逃避も選択肢のうちだと思います。イジメやパワハラなど理不尽な事とは誠実に向き合っても意味がないと考えている。
・ただお姉さんの病死に関しては、実の妹が責めたとしても、別にアリスのせいではないと思うので、必要以上に自分を責めても仕方ない事のように思う。
・アリスの告白を受けて、お姉さんに浮気した元恋人もだらしのない男で、たいした器の人間でもなく…、未練を持つほどの価値もないと思う。
・過去の罪への贖罪であったり、乗り越え方、向き合い方がこの作品のテーマであるならば、逃避も忘却も一つの解ではあるが、苦しみながら弱い自分をも受け止め続けていく…、というのが、個人的にはトゥルーエンドかなと思う。少し向き合い、少し逃避、少し反省、少し努力、そのくらい程々が丁度良い。
【ペーター】
・元々あったペーターが居場所を譲るという意味が具体的にイメージ出来た。
・つまり、エースがユリウスにこの世界に連れて来られて、ユリウスに懐き…、そしてユリウスは死を迎える存在になった。全部の軸で生きてるユリウスが少数になったとき、半分以上のユリウスが死んだ時、この世界で死が確定する。
・ユリウスは死が決定して前の処刑人に処刑されてたので、エースは案内人の死を経験している。エースが同じ迷いを持つと言っていたのはそういう事だろうと思う。
・他エンドではペーターはアリスに何も言わずに消えるのだと、ずっと考えていたのだが、他エンドではペーターの自己犠牲なしで顔なしになっている可能性もあるのだろうか。
ーーーーー
<<Whiteのキャラ>>
【ブラッド】
・お綺麗なブラッド。
・なかなか襲ってこない。盛ってないブラッド。
・ブラッドと乙女ゲームらしい純愛(という程ではないが)が出来て貴重なルート。
・薔薇や紅茶というアイテムもあり、強引だったり謙虚だったりして、実にロマンチックなルートでした。乙女ゲームっぽい‼︎
【エリオット】
・相変わらず人参ばっかり(笑)
・気の良いお兄さん、だけどウサギ。
・罪についての話は無し。その辺の掘り下げが欲しかった、残念。
【双子】
・相変わらず拷問器具好きでスプラッタ(笑)
・声優も大きな違和感なく受け入れられた。
・ついに双子の過去エピソードが明かされて、切なかった。
【クイン】
・腹黒で好きとも言われず恋愛もせず、脅迫されてセフレになる…。コンシューマとしてはけっこう冒険した展開。超ドS。
・顔がお綺麗なイケメンなのでエグい展開もなんとか受け入れられた。
【ルイス】
・口コミが意外と良いイカれキャラ。「全て綺麗さっぱり忘れて楽になっている」。エースより掴みやすく意外と病んでない印象を受けた。
・面倒見が良く、仲良くなったら良い人。



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「ハートの国のアリス」シリーズ感想と考察

スペードの国のアリスの公式ホームページ立ち上がりましたね♪
スペアリ全力待機組として、シリーズの感想とキャラ語りをしたいと思います。
ハート→クローバー→ダイヤと、シリーズをプレイした雑感です。

個人的には、エース>グレイ>ナイトメア>ブラッド>ボリス>ユリウス…の順で好きですかね…、2次元の男の価値をベッド上の野獣度で測る女です…。
キャラ感想の文章量がブラッドとエースが長くなり過ぎて他キャラ書く余裕がないレベルです…。

にわかですみませんが、全作で√クリアしているのはエース、ナイトメア(ユリウス、グレイ)のみです。おもちゃ箱未プレイです。…うーん、時間が欲しいっ(´;ω;`)
スペードまでに主要キャラはクリアしたいです。




シリーズのタイトル別雑感
(ネタバレほぼ無し)
(未プレイの方へシリーズの紹介)

(0)初心者向けタイトル
ハトアリシリーズは数が多く初心者にはどれをプレイすべきか悩む作品だと思います。
時系列順は<起>ハート→<承>クローバー→(<番外>ジョーカー)→<転>ダイヤ→<結>スペード、です。

①ハートの国のアリス
今からプレイするなら『新装版 ハートの国のアリス』(PSP)というソフトがお勧めです。Vitaの新装版も内容は同じですが、中古価格が高騰しているので、やや価格が落ち着いているPSPがお手頃だと思います。(時価4000〜5000円程度)。
それぞれのキャラにホームとビジターの2種類のルートがあり、作業なしの読み物となっており、お手軽に楽しみやすいです。といっても、100時間以上の大ボリュームです。
ハートの国には、「ツイン」というファンディスクがあります。
②クローバーの国のアリス
中古相場からオススメしやすいのはオリジナル版のPSP『クローバーの国のアリス』です。PC版はバグが多いらしく、サポートも期待出来ないのでやめておいた方が良いと言われています。
③ジョーカーの国のアリス
ジョーカーはオリジナル版しかありません。こちらもハートとクローバーと合わせて、同じPSPにしておくと遊びやすいと思います。
オリジナル版は単調作業が多いですのでプレイ時間がかなり掛かります。
「おもちゃ箱」というファンディスクがあります。
④ダイヤの国のアリス
ダイヤの国は、新デザインでかつ、読み物形式の作品がオリジナルなので、新装版しかありません。新装版とタイトルにつきませんが、形式的には新装版です。
そして、ダイヤの話は2タイトルに分かれています。攻略キャラによってダイアリ(前編)とミラアリ(後編)の2つのゲームが出ています。
正式名称はややこしいですが、『ダイヤの国のアリス wonderful wonder world』(PSP)と『ダイヤの国のアリス wonderful mirror world』(PSP)の2つになります。攻略可能なキャラが異なるので好きなキャラがプレイ出来る方を遊べば良いと思います。
⑤スペードの国のアリス
Switchでオトメイトから発売予定です。スタッフは概ね新装版のメンバーらしいです。此方も2タイトルに分かれて攻略キャラが異なります。

⑴ハート(新装版)&ツイン
私がプレイしたのは新装版のPSPです。シリーズ通してですが、冒頭が冗長で新規プレイヤーがゲームを面白いと思うまでに時間がかかるのがやや難点かと思います。
それでも、ハトアリだけでもシリーズ全体の世界観が掴めるように出来ているので超オススメです!合うか合わないか分からない方は、とりあえずハトアリで1キャラだけでもクリアしてみては如何でしょうか?
11キャラ(10?)それぞれに、ホーム√とビジター√があり、兎に角ボリューム満点なので、値段が高騰気味の現状でも充分にお買い得なソフトだと思います。
更に、ツイン√を入れるとハートの国だけで3タイトル分のストーリーが詰まっているので、他の乙ゲの追従を許さないレベルにボリュームがあります…。

起承転結の起の部分。出会って早々の初々しい関係性が描かれて、キャラの重さよりも、エロさや純朴さなど恋愛の甘い部分に焦点が当たっていると思います。
時間が足りない方にはハトアリのホーム√だけでも推します。特にブラッド→エース→(ペーター)→(ボリス)→ユリウス→ナイトメアくらいはホームをクリアしておかないとシリーズの世界観自体が掴みにくいかなと思います。時間が惜しければビジター√やツインはプレイしなくても話にはついていけます。
私はエースのビジター√が好きでした(汗;)

⑵クローバー(新装版)
新装版発売直後に倒産したので…世にソフトが出回っておらず中古価格が高騰中です。一般的にクローバーは旧デザイン品で充分ではないかと言われています。
というのも、クローバーはハートと比べても心理描写が多めとなっており、悪く言えばやや展開がゆっくり…ちょっとダレ気味です。シリーズの中でも甘さ控えめなんですよね…。スペアリを楽しむ為にシリーズをざっくり把握しておくだけが目的ならばクローバーはそこまで丁寧にやり込んでおかなくても話にはついていけます。ハートのホーム√と、ダイヤの方がストーリーは濃いと思います。起承転結の承の部分ですが、ハートとダイヤの繋ぎ的な役割の強い作品かなと感じました。ただ、クロアリをプレイしないと引っ越しが分からないというのと、ユリウス不在やナイトメア&グレイ実在の世界が分からなくなってしまうので、発売順にハートの次はクローバーをプレイした方が良いと思います。

個人的にはグレイはクロアリがカッコ良いと思うし、ナイトメアもまた身近で等身大となっているので、塔の主従が好きなら大金出す価値はあるのかなと思います。ペーターもハートとクローバーしか居ないのでペーター好きも買いかもしれません。ブラッドはクロアリの√もけっこうサービス満点なのでブラッド好きにも出来れば新装版を推します。
ユリウスが最萌えだとユリウスが出ないので…安い旧版でも良いと思います。
エース推しやボリス推しの方は特に新装版でないと萌え逃すって事もないかな〜と思います。私はエース最萌えで新装版を選びましたが、結果的には新装版で揃えて正解だったと思います。が、エースとボリスはクローバーではサービス展開が少なめなのでそこまで美味しいスチルがあるわけでもなく…無理をしてまで揃える程の内容ではないとは感じます。グレイがエロいっす〜( ´∀`)

⑶ジョーカー&おもちゃ
これだけは新装版がないので旧デザインで揃えざる得ません。PC版はバグが恐ろしいそうなのでPSP版の方が無難と思います。
ただ、ジョーカーをプレイしないとダイヤが理解出来ないかと言うとそうでもないように思います。ダイヤの国ではアリスがジョーカーの事を忘れているのでユーザーがジョーカーを必ずしも知っていないと分からない程ではないです。
ただ、ジョーカーはプレイ可能なキャラが多いですので、お買い得なお話だと思います。ユリウスもゴーランドもピアスも、ナイトメア&グレイも実在して、ジョーカーまで出てくるし、ペーターもビバルディも居る…と大ボリュームです。
更に、ストーリーの掴み易さや泣きゲーとしての盛り上がりがあるのはダイヤ(転)の方だと思いますが、次にストーリーに深みがあり分かりやすいのはジョーカー(番外)かなと思います。クローバー(承)が細かい心理描写が多めで複雑になっている分、ジョーカーで分かりやすい表現で補足されている印象を受けます。

⑷ダイヤ&ミラー
スペードを楽しむ為にはおそらくダイヤの国はプレイ必須だと思います。
少なくともミラアリのエース√とナイトメア√をプレイしておかないと、ハトアリシリーズの世界観を理解出来ないと思われます。ミラーでも良いのでジェリコ√もオススメです。
久々にユリウスが攻略可能なのでユリウスファンにも推します。グレイ好きにも登場作が少ないので良いと思います。
金銭的や時間的に苦しければ、ノーマルダイヤの方は切っても大丈夫かもしれませんが…帽子屋ファミリーが好きなら攻略可能なノーマルダイヤの方が楽しめると思います。
スペードのホワイトをプレイするならノーマルダイヤも必修かもしれませんね。




総論と考察(ネタバレ注意)
❶この作品ですが、コンセプトの一つ目として『恋はするものではなく、落ちるモノだ』という考えがあるように思います。どんなに理屈で考え駄目男だと避けようとしても落ちてしまう麻薬のような恋愛の魔力を描こうとしているのかな、と感じます。舞台は非現実なんですが、関係性は自然な進展で、「あるある」の恋愛模様かなと思います。
しかしながら、一般の乙女ゲームで描かれる女子が憧れる恋愛の正しい手順を踏んだ話は殆どないですね。まともに告白してきたり愛を語ってくるキャラはほぼ居ません。まあ現実の男女の恋愛でも告白から始まる恋は殆どないとは思いますが…(笑)お見合いとか、一目惚れくらいですよね、告られても嬉しくもない眼中にない相手とか…;

あとは、吊橋効果のハラハラ感、が散りばめられています。刺激的でエロいです!

❷特徴の二つ目は『替の効かない』、無意味ではない『特別な存在』を目指すというもの。
ルールに、「領土争い」だったり、「定期的に撃ち合う」とか「催し物」もありますが、この辺のルールもスペードで回収されるんでしょうか。
無意味に繰り返される時間の中のゲームが終わる時というのはどういう場合でしょうか?
替の効かない人生の伴侶を定めた時に恋愛ゲームが終わるのかもしれません。もしくは、恋愛自体を諦めた時か、ですかね。

❸特徴の三つ目として、(恋愛)ゲームの世界だという事があります。ハートを奪い合うゲームです。心臓は壊れても修理されると復活します。恋愛ゲームを何度もやり直す事が出来ます。銃弾飛び交って心臓を射止めたら勝ちという事でしょうか…。恋愛はゲームだという定義で、惚れたら負け、惚れさせたら勝ち…という事ですね。そういう考えの人と世帯を築く気にはなりませんが(笑)。
余所者は誰にでも好かれるという(恋愛)初心者ボーナス付きですが、ゲームに馴染んでいくと次第に効力は失われていく様子です。
惚れられたら惚れ返されないと心臓を壊されちゃうという事でしょうか…。
恋愛を繰り返すと、命のやり取りに無頓着になり…、恋の終わりに無頓着になる…、機械人形のように恋愛を繰り返すようになっていくという事でしょうか。

この作品の主題として、『ゲームや夢に逃避しないで、現実で堅実に生きろ』というメッセージ性があるように私には感じられます。「逃避する罪悪感」と「衝動本能(二次元萌え)」との闘いを描く物語です。まさに乙女ゲームユーザーそのものですね(笑)。
アリスは失恋の恐怖から、苦しみを伴う現実での恋愛を諦めてゲームの世界に逃避します。そこでは無条件に好かれます。しかしながら繰り返されるゲーム世界では本質的な幸せは約束されない。居場所を決めなければ、逃避の罪悪感と目の前の快適さとの間へと迷い込んでしまいます。ゲーム世界に馴染んでしまうと特別な心を失い、機械人形になってゆきます。「現実」=「悪夢」を選ぶか、ゲームに居場所を得るか、どっちを選んだエンドも恐らくメリーバッドエンドになると考えられます。その他の選択肢があるのか、スペードがとても楽しみです!

一方で、乙ゲジャンルの中でもストーリーのボリュームは最長レベルで、全編のプレイ時間は1000時間は軽く越えると言われています。更には、全ルートに満遍なく散りばめられた伏線、オリジナルは作業量も非常に多く…、まさに「永遠に繰り返される終わらないゲームの世界」を体現しています。その世界には異なる時間を刻むキャラクターが各々の特異な恋愛観を魅せてくれます。

❹特徴の四つ目は、『命の有限さ』というテーマがある事。ハート=命、という設定から命に関するストーリーが多くなっています。ここでいう命は「ゲームの世界の命」なんで、「恋愛心の有限さ」=「無常観」に近い意味合いかもしれません。こういった壮大なテーマを扱う事でハトアリは他の乙ゲと一線を画したストーリー性のある物語へと昇華されていると思います。
「恋愛への憧れを描かない」ので、常に終わりを意識した恋愛になるんですよね…。ブラッド√ではさすがにメインルートというべきか子育ての話が出てきます。

一方で、このゲームの世界では定期的に『引っ越し』が起こります。なので、めでたくカップル成立したとしても引っ越しで弾かれたら離れ離れになる可能性が常にあるという事になります。という事は、シングルマザーで子育てをする覚悟が要求される世界という事になり…、これが(ユーザーの)恋愛観にも大きな影響を与えてきそうです。助け合いに期待ができない世界なので、刹那的な恋愛観がメインとなってきてしまいます…。
例外としては並行世界を渡り歩ける「役人」であったり、「ドア」や「汽車」…、「チェシャ猫」や「夢魔」の能力でしょうか…。迷っている状態では使えない能力のようですが…。
「始まる前から終わりを待ってる」「嘘さえつかないなら何をされてもよい」というテロップがPVに入るんですが、どうも恋がそのまま続くという展開が無さそうに感じます。所帯を持って子供を育ててという未来が見えない刹那的な関係性に思えます。

繰り返される命にも死人という終わりが訪れるそうです。ユリウスとジェリコに共通するもの…、それは「諦め」「無関心」に思えます。相対するモノはブラッドなどのハングリーさだそうです。アリスのもう恋愛はこりごり、という心理と共通しているように感じます。この世界の終わりは恋愛をする事自体を諦めた時に迎えるものなのかもしれません。
「死」は無数にある可能性の並行世界による「多数決」で決まるそうです。いくつもの時間で経てきた恋愛が半数以上終われば死が確定する…。若さという有限の財産を使い切った時に恋愛は始められなくなる…という感じでしょうか。

❺五つ目として、「迷わない」為には、『居場所を決めなければならない』という事。無数にある可能性から自分の「時間」(=キャラ)を自分で決めなくてはいけません。選ばなかった過去は忘れなければいけない。しっかり忘れられれば幸せになれるんだそうです。これはつまり、忘れさえすれば罪はなくなるという事なんでしょうか?
このルールですが…これは真理だなあと思います。私も自分の人生の中で、デートに誘われたり、告白されたり、付き合ったり、結婚したり、喧嘩したりと様々な機会に実際に迷ってきました。もっと自分には別の人生があるんじゃないかと…。でも、何処かで運や偶然が多数にあったにしろ現状がそこそこの選択肢だったと自分を納得させるしかありません。子供が出来ちゃえば悩む事自体が申し訳なくなるので、まぁ、普通の人はその時点が「居場所を決めた」状態なのかもしれません。

ってか、正直アリスが何を迷ってるのか未だによく理解していません。現実の状態が明言されないというのもあるんでしょうが、お姉さんが亡くなった事で何を気に病んでいるのか…。何が罪なのか…。
アリスがお姉さんを殺したってわけではないんですよね?元彼とお姉さんが結婚した後で、昔の関係性がバレて自殺されたって事でもなさそうですが…お姉さんは母と同じ病死らしいので。婿養子をとって家督を継ぐ責任があるとかそういう関係でしょうか?妹も居るようですが。
「誰が誰を追い詰めたのか。」とか言ってるんで、アリスは自分が死まで追い詰めたと思っていそうです。

❻コンセプトの六つ目として、『過去のトラウマ(心)を描く』というものもありそうに感じます。ハート=心=時計=時間、という設定もそのテーマを浮き立たせていますし、発売時期にちょうど男性向けではヤンデレが流行っていた時期でしたので、女性向けに「ヤンデレ」を描いてみようという意欲が垣間見れるかなとも思います。
今気付きましたが「トラウマ」という単語はミラアリのナイトメア√で出てきますね。ダイヤが起承転結の転であるなら、スペードではそこに対する結論が示されるのだろうと思われます。
キャラの「過去」(トラウマ)は繰り返される時間の外にあるらしいです。役持ちの前は元余所者だったり元役なしだったりとキャラによるそうです。
「心臓」は「失ったものを取り戻させてくれる」気になるんだそうです。つまり、どんな経過であれ全員は元々は余所者だったという事なのでしょうか?
この世界の住人には「ハート(心)」が無い。あるのは機械仕掛けの「時計」だけ。だから、「ハートが奪われたら帰れない」の意味はこの世界に馴染んで心臓が時計になってしまったら命を失う事になりゲームの世界の住人になる、遂には人間として元の世界には戻れない、という事でしょうか?特別な存在にはもうなれない。奪ったキャラは元の世界に戻る権利を得るのでしょうか?
更にはアリスの「迷い」は「過去」なのだそうです。
ジョーカーとエース曰く、この世界の住人はみな「狂っている」。それは心がないからか、過去を忘れたからか…、私には皆が皆、過去に囚われて性格が極端に歪んでしまったように思えます。

❼七点目として、このゲームでは「役割」「役持ち」「役なし」「役人」…と『役』という単語が頻出します。
ハトアリシリーズは、この「役」が何を象徴しているのか…をプレイヤーに考えさせる物語だと思います。
それは、「居場所」であったり、ゲームの進行の役目であったりという意味も含むと思われます。
私は個人的には、「男女がお互いに相手に意味を見出し、依存する関係性」を描いているのではないかと考えました。私は乙女ゲームを語る上でよく「恋愛はエゴのぶつけ合いだ」と持論を挙げますが、そういった相互関係がハトアリのメインテーマの1つではないかと思うようになりました。

誤解を覚悟で極論を申すと、一般の乙女ゲームでは恋愛への憧れが主題となる為、男性側から女性へと与えるモノは多いですが相対的に女性から男性へと与えるモノが少なく描かれています。なので、捻くれた私なんかがプレイすると、この男がこの女の何処を評価して人生の相方に選んだのかサッパリ理解出来ない、とかいう感想になってしまう事があります。
ハトアリはどちらかというと女が男に与えるメリットの方が多めに描かれているように感じます。
「余所者が無条件に好かれハートの奪い合いをするゲームの世界」というルールもその1つですし、他にもアリスの貞操観念が低いという点もあります。そもそもどのキャラもクセが強く性格が悪いんで、理想のイケメンではないんですよね(笑)。

クローバーのナイトメア√だったと思いますが、アリスがこの人には私が必要だ、私にも役割があると思える、私に居場所を与えてくれる、ような事で自分がナイトメアを選んだ理由を分析しています。グレイの事を母親だと揶揄するクセに自分も母親のような立ち位置で安心感を得ている様子が描かれているかなと思います。

・例えば、ブラッドとアリスの関係性は「興味深さ」「面白い」というポジティブな感情によるものです。エンターテイメントの一環として恋愛してるので、男女関係も一つの快楽として描かれています。人生の楽しみを見出すって点ではマトモな恋愛な方かなと思います。
エリオットも双子も「ファミリー」、家庭観に焦点が当たってるかなと思います。

・例えば、エースとアリスの関係性は「迷い」、人生の悲哀、絶望感というネガティブな感情によるものだと思います。「この人の後ろにある暗く大きな穴に引き摺り込まれてしまう」とか「一緒に落ちるだけ」とかアリスは散々な比喩を用いて評価しています。「変わることがそんなに大切かな」と過去に囚われる事にすら意義を見出しているように感じます。でも、二次元に限ってはロマンチックだなあと個人的に思います。物語は問題提起がないと盛り上がりに欠けて意味のないモノになってしまいます…。快楽逃げって感じですかねー、めっちゃエロいなあって思います。

・ユリウスとアリスの関係性は消極性ですかね…。お互いに人生を悲観して達観して無難に大人しい生き方に満足したい…という人生観の「類似性」に安心しているように思えます。

・例えば、ナイトメアとアリスの関係性は互いに必要とし合えて自分の居場所を確信出来る「安心感」だそうです。ってか、病人介護でしょって思いますが…。あとはバカ正直な素直さや素朴さに安心するんですかね。「見たくないモノが悪夢」というので、忘れるか乗り越えるかしないと悪夢は追ってくるものなのかもしれません。

・グレイとアリスは何でしょう…。快楽「堕ち」ですかね…。普段がストイックだからかな。相手を信じきれない「不安感」も共通している気がします。顔も性格も地位もイイ男すぎると大変ですよね…。グレイ√はマリオネットエンドが怖いです。

・ボリスとアリスは相互依存というか執着愛みたいな印象があります。居場所のない寂しさみたいなモノでしょうか。距離感というモノがテーマかしら。まさに「猫」、本能的で我儘気儘な恋愛観だと思います。




①『ブラッド』
シリーズのメイン攻略キャラ。
アリスの元恋人と同じ顔。

他キャラと比べても、容姿がアリスのストライクゾーンらしく、地の文でも登場シーンから主人公が男性として意識している事が伝わります。アリスは他の男性には恋愛感情を認識するのが遅いので、ブラッド√が一番普通の「乙女ゲーム」っぽさがあって、プレイし易いルートかなと思います。手が早いですが(笑)
権力もお金もあり、策士で処世術も確立しており、しかも√後半はアリスに夢中というかけっこう尻にも引かれてくれます。結婚エンドが多いし子供も欲しいみたいで、ハトアリ世界の中では理想的な旦那に近いのではないでしょうか?(あくまで癖の強い他キャラと比較しての消去法ですが(大笑))

欠点の1つ目は、服装のセンスが悪い事!なんで薔薇の帽子????
欠点の2つ目は、紅茶党でコーヒー嫌い。私も紅茶好きなんですが1ヶ月に1回くらいはコーヒーブレイクしたい!コーヒー如きに文句を言われるのも面倒です。
一番大きな欠点だと思うのは、束縛が強い事。独占欲で行動制限してくる男は私はリアルだと無理です。2次元だと笑えるんですけどね。

長所の1つ目はエロい事!手を出してこなかったという元恋人をそいつは気が狂ってると一刀両断の潔さ!世の男女の生業としてはごもっともなんですが、少女向けの乙女ゲームのメインキャラの言い分としては攻めてるなあと…(^-^)これだけ男性っぽく、野獣のように攻めてくるキャラって乙女ゲームだと意外と稀少なので(ロゼ品を除くと)、ブラッドはそういう意味では健全でまさに恋愛が描かれているなあと思います。

2点目は、早い段階で「身体関係」では一線を超えてしまい、顔よし金権力あって愛してくれる…と恋愛絡みの概ねの問題を中盤に解消してくれるので…、その分√終盤に「心の交流」「生活観・家庭観」の描写が増えてくる点が良いと思います。他の乙女ゲームで描かれ難い恋愛の本質をついてくれると思います。理想の恋愛と現実の恋愛とのギャップを埋めようとする視点が面白いです。

例えば、アリス自身が他の男じゃなくて何故ブラッドを選ぶのかを自問自答してるシーンも多い。顔も好みで、服装センスは変だけどその分自室で普通のシャツ姿でドキってして、自分の好みである事を再確認してたりしてます。その反面、元恋人の無難さと比較して、ブラッドがどれだけアリスに惚れ込んで大切にしてくれてるかも伝わり易い。
ブラッドはファミリーの中にアリスの居場所を確保しようとして配慮してくれるんですよね。嫁姑問題というか…ちょっと違いますけど、エリオットや双子や顔なし使用人との関係性にまで気をつかってくれる描写がしっかり「恋愛」を描ききってると感じました。

長所の3点目。こちらは世界観のスケールになり、スペードでどういう展開になるか分からないのでまだ語りきれない話題ですが、ぶっちゃけるとシリーズの主題となりそうな『器を重視するか、中身の独自性に愛着を向けるのか』問題。エース&ユリウスの関係性とエリオット&ブラッドの関係性との比較です。帽子屋屋敷組は「心」にオンリーワン性を求めますよね。
どちらかというとエース√で描かれているテーマなので、いざとなった時にブラッドがどう行動するかは不明な点が多いです。ただ大前提の設定としてブラッドはエリオットに約束をしています。エリオットの時計が止まったら役人の手に渡る前に時計を壊す、という契約でブラッドはエリオットの忠誠心を維持しています。
こういった設定を踏まえると、ブラッドはアリスが別の存在になった時にも壊すんでしょうか?そう考えれば、私にはブラッドとエリオットもある意味刹那主義のようにも思えます。でも命は一個でその限られた人生を最大限に満喫する事を信条としているならば、おそらくマトモに近いのは帽子屋屋敷組なんですかね〜。
少なくともエースは自分とユリウスの依存性をマトモじゃないと本人も認識していると思われます。それでエースは迷子になるし、ユリウスも仕事中毒になってるんですね。そういう点は私には悩み続けて苦しむエースもユリウスもある意味とてもピュアで誠実だと感じます。
それに反してブラッドもエリオットも迷わない。自分の生き様に自信があるんです。その強さはカッコ良い美点であり生きるに必要な強さだと考えられます。しかし同時に、悩んでも仕様のない苦しみに囚われている時計塔組の弱さと比較して、必要悪だとは解りますがある意味では残酷なのかなとも感じます。

ブラッドは元恋人の「代わり」にされる事を嫌がります。ゲームの世界は全てが無意味で替がきく。「替の効かない」ものになりたいとブラッドは言います。
だから、ブラッドは奇抜な格好をして、奇抜な話し方をして、組織のボスを一生懸命にこなして(少なくともハートの女王や、ナイトメアや、ダイヤの女王たちより真面目に領土の主をしている)…、兎に角「特徴的」で「印象に残る」キャラクターを目指しているように感じます。
エースやナイトメアやペーターのように、唯一無二レベルにキャラ立ちしている程ではないですが、乙女ゲームの許容範囲のギリギリまでクセのあるキャラというのがブラッドの設計コンセプトのように感じました。

あと…、ハトアリ冒頭から私が勝手に妄想している事ですが…、ブラッドはアリスの元恋人なのではないかとも思っています。あの時はすれ違った気持ちが、挫折を経て現実の外で結ばれる…っていう展開はロマンチックで良いんじゃないかなーって考えてます。
って仮定すると、ロリーナお姉さんもゲームの世界に居るのでは…って思います。ビバルディはブラッドの姉だそうで顔もお姉さんと似てはいなそうです。現状可能性があるのはアリスが忘れかけた状態で出会ったクリスタくらいですかねー。
となると、お姉さんと同じ死因らしいお母さんもこの世界に居るのかなとか考えてしまったり…。




②『エース』
ハートのないハートの城の騎士。
おそらく裏のメインヒーロー格。
ハトアリの真相はユリウス√やナイトメア√の方が近いですが、ミラアリまでのシリーズ全体ではエース√が世界観の掘り下げを深めてくれます。
あまりに癖が強いので語り尽くそうとすると長くなるので、総論だけ書きます。

一般的に、ミラアリのエース√は評判が良いです。エースは腹黒で気狂いのヤンデレなのでかなーり人を選ぶキャラです。ハトアリやクロアリではエースの性格が苦手だという人も多いです。にも関わらず、ミラーのストーリーでエースが好きになったという声が多いです。私はハトアリ序盤からエースにどっぷりハマっていたので参考にならないかもしれませんが、エースのストーリーは超良いと思います!
絶対的な「孤独」に悩み苦しむエピソードで心を通わせ、一時の慰めと知りながら切なさを紛らわせる為に触れ合いを求めていく…。コレはまさに男女の恋愛だなぁとユーザーまで絆されていってしまいます。

エースは常に『迷子』になるという変わった特徴を持っています。なかなか他の物語にもない非常にオリジナリティの強いキャラクターだと思います。
シリーズを読み進めて少しずつその詳細が語られていきます。ハトアリ序盤から一貫しているのは、エースは「迷い続けている」という事。ユリウスとの関係性が単に「仲が良いお友達」という表現では足りない程の縁があるらしいという事。
ハトアリのホーム√で既に腹黒く、病みがみえてくるエースですが、クロアリでユリウスが居なくなりエースは不安定さを露呈してきます。アリスの評価がもう酷い(笑)「あなたは普通じゃない」とか「心の病気だと思ってる」とか「私を幸せにしない人」「いつか突き落とされる」…。「それでも放っておけない」と、ダメ男と理解しながらアリスは絆されちゃうって恋愛構図ですね。

エースの迷いの原因が、ユリウスの死に関連した問題である事はミラアリをプレイすると理解してきます。
ユリウスを死ねないようにしたからなのか、ユリウスを守れなかったからなのか、ユリウスがその役目に縛られているからか、別のユリウスを殺したからか、それでもいつかは個が消えていくからか、エリオットとブラッドは全く違う道を選んでそこそこ充実してそうだからか、二重の役目を背負ったからか、自分の依存が異常だと理解しているからか、世の摂理が自分の望みとは異なる悲しみからか……、エースは本当に色んな事に悩んで苦しんで、哀しんで、迷い続けているんだという事は私にも伝わってきました。

ハトアリの中盤…エースが城の内外でキャンプして…次第に本性を見せてきた頃から、私はエースが迷う事は、「誠実」だからじゃないかと感じていました。考えても仕方ない世の不条理に悩んでいるように感じられたかもしれません。乙女ゲームのヒーローとしては失格かもしれませんが、青年漫画のヒーローとして評価するとしたら、エースの性格を私はある意味で「純真で無垢なヒト」だと思いました。その感想はホーム→ビジター→クロアリ→ジョーカー→ツイン→ミラアリ…とプレイしてきた今も変化していません。
弱さを抱えながらも、その悩みを忘れて生きる事も人間は出来ます。でも、エースは「忘れなかった」。「忘れる事を許さない」と言います。これは「弱い」生き方でもありますが、「強い」生き様であるようにも感じます。
役人のまま悩まなくなったら…それが個を失ったジョーカーなのかもしれません。

エースの無駄に爽やかな性格も私は好きです。仮面を被って、自分の本質を装おうとする…、これは世渡りの手段であり、「剣」を研いでいるって表現なのだと感じました。エースは常に闘う人でもあるんですよね。
その仮面に覆い隠された本性が、ストーリーを進める事に少しづつアリスに見えてくる。エースもユリウスも自分からは語らないだろう二人の関係性ですら汽車の窓から過去を覗き見る事で明らかになってきます。
ミステリアスさも物語全体の魅力となっていると思います。

エースはユリウスを不可分の家族のように思っているようです。エースのユリウスへの依存はエースの家庭観を現していると考えられます。ただ、エースがいずれアリスをユリウスと同格に扱うか別格なのかは私には分かりません。エースは自分を自己中心的と捉え、自分のエゴでユリウスを不幸にしていると悩んでいそうです。アリスとの関係が深まればやがてエゴで不幸にするのかもしれませんし、お役目もあるのかもしれません。アリスはエースは私を幸せにしないと断定しているので、おそらく最終的な結末として二人が幸せで満たされる事はないのかもしれません。それでも、悩みながら迎える決断によって、何かしら救いがある事を私は願っています。

あと、個人的な見解ですが…、何気にエースは束縛が激しい方ではないように思います。本人がそもそも何処かに放浪しがちなんで放置主義です。ブラッドやボリスなどは甘いですが直接的に束縛してくるんで、エロキャラの中ではエースやグレイはマーキング程度でアリスの自主性をある程度尊重してくれます。エースは嫉妬でキレたら手足ごと斬ってきそうな危うさがありますが(笑)
更にエースの長所を述べると、貯め込んだ全財産を貢いでくれるらしい点ですかね。引っ越しのある世界では夫婦の助け合いに期待出来ないので所帯にはお金が不可欠になりますし…。そもそも時間の流れが正常ではないゲームの世界で次世代が育つのかとか、変わっていく未来があるのかっていう根本的な問題が不明なんですが(汗)

エースの特徴は「元余所者」であったという事です。アリスがこの世界に残っても、この世界にもそれなりの不条理があり苦しみがあるという事が予想されます。エースは元の世界で別れを経験して(?)、拾ってくれた案内人のユリウスに依存して、いずれ必ずくる別離を受け入れる事が出来ませんでした。
現在余所者であるアリスの心臓が時計になったとしても、役持ちになったとしても、そうでなく元の世界に帰ったとしても、悩み一つない幸せという結末はなさそうに思います。

更に、エースは二重の役目を背負った「役人」で「処刑人」でもあります。死を迎える事がなく、いずれ個が消滅しても、存在は再生する…、役人でなくなれば消滅も可能なようです。エースが誰かを処刑出来なくなった時…エースはどうなるんでしょうか?ブラッドとエリオットはエースは今は手を下してないだけでいずれ対処すると思います、エースはそこまで甘い人じゃないでしょう…。アリスが処刑対象になった時にエースはアリスを殺すのか、ユリウスのように死ねない道を探すのか…それとも自分の終わりを選ぶのか…、それとも更に異なる選択肢を模索するのか…、そこがスペードで一番の楽しみです!エース曰く、『もっと良い方法で守れるかもしれない』との事なので、迷い続けて沢山考えたであろうエースが最終的に何を選び取るのか…、気になります!
アリスが処刑対象になるのか…ですが、処刑対象になりそうですよね…。アリスは無意識に罪の意識があり、罰されたいと願っていそうです…。




③『ユリウス』
時計屋。葬儀屋。
余所者が居座る事に否定的。

ブラッドとエースだけでやたら長くなったので以下簡潔にいきます〜…。

ユリウスは分かり易く「優しい」キャラですよね。シリーズでもグレイと競うレベルでマトモ。他が歪んでるとも言う(笑)。
仕事マニアでぶっきらぼう…だけど、言動のそこかしこで人の良さや面倒見の丁寧さを感じてアリスはすぐに絆されていきます。
ハートのユリウス√で「良いから帰れ!」と怒るシーンが物凄く性格を表してて好きです。

ダイヤで分かりますが、ユリウスは余所者のエースをこの世界に連れて来た案内人でした。エースが二重に役目を背負う役人となって、更に事の顛末に関してずっと迷っている事で、ユリウスもまた後悔しているように感じられます。
ユリウスは試行錯誤して迷ってるエースをみて、流れに任せて仕事に没頭して悩みを忘れる生き方を選んでいるようですが…、その事が正しかったとは思っていない様です。
そのせいか、余所者のアリスに最初から一貫して帰れと言います。その正直さや誠実さが優しいですよね。

個人的には、野獣っぽさがないので2次元としては物足りない()。紫色のパジャマが色っぽくない…。エースに弱く3P展開になってしまう…。
ユリウスがエースを幸せに出来なかったと申し訳なさがあるのか何なのか、エースが寂しがると除け者に出来ない優柔不断さも持っています。




④『ナイトメア』
夢魔。他者の夢に入れる。
他人の考えが読める。
病弱で吐血するキャラ。
すご〜く偉い人。
性格が我儘な子供で頼り甲斐がない。

真相キャラ的ポジションですが、性格が子供なんで人を選びそうなキャラかなーと思います。それにしてはキャラが濃く、ネタっぽい笑えるキャラでもあり、人気もある印象です。
頼りないわりには、腹に一物隠してそうで、単なる良い人ではないんですよね…。でも、我儘全開なんでミステリアスな魅力が光るわけでもない(笑)。
でも「可愛い」キャラです。バカ正直な純朴さが良いと思います。恋人というより息子っぽい可愛さがあります…。あと、「バカ」で甘ったれの根性なしですね…。

人の感想を読んで気付いたんですが、「他のキャラと違ってナイトメアはきちんと口説いてくれる点が良い。段階踏んだ正しい手順の恋愛をする」、らしいです。ああ、確かに…クロアリのナイトメア√は手を変え品を変え…口説き続けてくれますし、本人が奥手な方なんでエロ方面もそんなに発展しませんね。
更に、ナイトメアは悪夢から一生懸命ヒロインを守ろうとしてくれます。手段の是非やアリスの意志は兎も角、アリスの為に尽力はしてくれる性格なんですよね…。さらにストーカーのペーターよりはアクが強くない(どんな究極の選択((笑))
あとは、コミカルな展開が良いですよね。親しみが湧くし、重くないので、ライトな気分で読み進められます(^_^)
他にも、ナイトメア√はどうしてナイトメアがアリスを好きになったのか、どうしてアリスがナイトメアに惹かれたのか、好きになった理由が分析されている点が良いと思います。お互いに不足の点を補えあえて必要とし合えるから…ネガティブなアリスらしい恋愛だと思いました。

ユリウスが余所者反対派に対して、ナイトメアはペーター程ではないですが、余所者ウエルカム派です。
アリスに対して、「この世界に残った方が幸せだ」と言います。アリスの過去もアリス以上に理解していそうです。その発言に裏があるのか、無いのかは分かりません。でも、残ったらいずれ同化しちゃったりと、連れてきたペーターやナイトメアが説明してくれてないデメリットもある事は確かなようです。

ナイトメアって健康意識が低く、未来志向じゃないんですよね…。夢魔という特殊能力があって地位が高く、恵まれた境遇なのに、努力をしない…というダメ男っぷり。

エースと並んで、シリーズの中でもかなり特徴的な性格をしています。引きこもりでダメダメ…周りが「手伝ってあげないと」「盛り立ててあげないと」と思わせる程の性格で、上に立つ資格があるとグレイは言います。
個人的には、でもヒッキーは駄目でしょ…、病弱で病院行かないのも駄目だな…とは思いますが…。
ナイトメアは全力で刹那主義ですよね。その時にしたい事だけをする。ゲームの世界の夢の中に引きこもっています。ユーザーに夢に浸るだけではマトモな恋愛は出来ないと、現実の恋愛は面倒で重いものだと教えてくれる存在に感じます。こうなっちゃダメだなって思います…(笑)そういうところがユーザーに優しく安心して萌えれます。現実と趣味を両立させる気になるところがナイトメア√の魅力です…(^-^;)

ナイトメア√をプレイしていて…どうもナイトメアには元々は心臓があったらしいという事が分かります。ナイトメアも余所者だったという事でしょうか?

あと…、「迷い」は繰り返される「時間」の外にある「過去」だと言うこと。繰り返すうちに「過去」の「トラウマ」を忘れて、「居場所を決めた」なら、それが「馴染む」という事でしょうか?逆にいつまでも「過去」を忘れられずに馴染めなければ、世界のルールから弾かれる、それが「処刑」であり「罰」なんでしょうか?
「時間」を繰り返し続けて、完全に「過去」を忘れた頃に、「終わり」が訪れるのでしょうか?それが、心を「修理」もできない「破壊」された状態なのでしょうか?それが処刑であり、罪なのでしょうか?やがて、記憶を喪くし「個」を失っていく…。
銃弾で止まった「心」を「修理」する度に「過去」のトラウマの記憶は薄れていく…。止まった「時間」の中で、繰り返して心を壊して、治して、また壊す事で、忘れたくても忘れられない苦しみを、ついには忘れる事が出来て、そして心に終わりが来るのかもしれないな、と少し思いました。




⑤『グレイ』
元暗殺者。
ナイトメアの部下で世話役。
性格は大人で、スイッチ入るとエロい。
キャラデザが普通に超イケメン。
表の顔は穏やかで自制が効きストイック、生真面目で常識人で仕事熱心。
エースと並ぶ剣の腕前で強キャラ。

欠点が少ないイケメンさんです。いい人なのに、エロい点も美味しい。料理が下手って事が短所です。
ハトアリに登場しないので、シリーズ途中参戦の脇キャラ感があるって事が最大の欠点でしょうか。ハトアリって、ホーム/ビジター/ツインとルート数だけでボリュームあるのでハートに居ないだけで印象半減してしまいます。
あとハトアリの世界では普通=キャラが薄い、と取られがちで…キャラの濃いライバルに印象を奪われてるんですかね(笑)

スイッチ入るまで、良い意味でも悪い意味でも大人の男性で…、一線を超えるとベッドでは甘く熱いです。エロいキャラが苦手な人は苦手みたいですが、それだとロゼ作品がそもそも…;;
この実はブラックという爪を隠した鷹っぽい出来る男感がグレイの魅力です!

ナイトメア第一主義なのも欠点かもしれません。優先順位がナイトメア>アリス>その他になってる気がします。
ユリウスがエースに甘い点や、エリオットがブラッドに心酔する点とどっこいどっこいですかね。エリオットは文字通り心酔なので若干ウザいし、エースは腹黒なのでかなり危険です。ナイトメアは明確な害意を向けてこない分マシな方でしょうか…。

ダイヤでナイトメアに弱い理由である過去が語られます。病弱な子供を食わせる為に手を汚して稼ぐ様になった…とか良い人ですよね。いざとなると冷静で、優先順位しっかりつけて、割り切って選んでくれる冷血さも頼り甲斐があってカッコ良いです。

クロアリのグレイは自分で性格がブラッドに似ていると言います。表面はユリウスとも共通点があると思っているようです。
珍しくアリスから惚れ込んで落とそうとする展開ですが、「代わり」の為の恋愛ごっこをするという流れがブラッド√にワザと類似させているように感じました。




⑥『ボリス』
チェシャ猫。
ナゾナゾ好き。惑わすのが好き。
行きたい場所へ扉を繋げる事が出来る。
引っ越しで弾かれる。
銃マニア。手が早く直っ球。

恋愛観が若い。
若いな〜(笑)、というのが始終一貫した感想です。

獣っぽくエロく甘いのが良いです。世間一般人気が、エース>ブラッド>ボリス…とエロキャラで上位は占められてる印象があります。
エロいのが苦手なユーザーはユリウス>ナイトメア…という順位でしょうか?どのキャラも個性が強くストーリーがあるので人気キャラが割れてそうですよね。

ボリスはハトアリ時点で手錠を持ち出してきたり、物理的に距離の近い恋愛を好むタイプです。2次元だから別に良いんですが、束縛が強いです。束縛はブラッドの方が強いかな?
ブラッドの嫉妬が上からで権力的なら、ボリスは下からの直接的ですかね〜…。
私はリアルでは束縛しそうな男は付き合ってないんでよく分からない所もありますが、ボリスは普通の大学生男子って感じがあります。普通っぽさが人気の理由でしょうか?甘酸っぱい感じがあります。嫉妬エピソードが多いんで、乙女ゲームとして美味しいのかもしれません。事実、他の方の感想を読むとボリスが一番普通の手順を追った普通の恋愛なんで好きって感想をよくお見かけします。私は(ほうほう、若い女の子はこういう若い男の子が良いのねえ)ってオバさんな感想を持ちます……(終わってる;)

ボリス√は世界観全体の説明があり、ハトアリの世界がよく見えるルートだと思います。




力尽きたので以下はまた後で書きます

⑦『ジョーカー』
二重人格の監獄の監守。
個を失った役人の成れの果て。
現実から目を逸らしてゲームの世界に逃避したアリスの罪を糾弾する役目を持っています。

⑧『エリオット』
短期なウサギ
ブラッドの信者
オレンジ色のニンジン料理が好き
代わりを嫌がり、世界のルールに抗おうとする。

⑨『双子』
ヤンデル代表格の子供達
すぐ刃物を持ち出す
二人とも大人姿になったり子供になったりcv福山潤さんの演じ分けだけで面白い…

⓪『ペーター』
アリスの案内人。
話を聞かないストーカー。
絶対的な味方(?)
ダイヤとスペードでは攻略キャラにならない(切ない)。
ぶっちゃけお節介でアリスの意思を無視して、勝手にアリスの生き方を決めつけているようにも思えるし、そうでもないのかもしれない。

エリオットもそうなんですが、ウサギ耳のロン毛ってだけでちょっと私の好みから外れてしまっています。ボリスは許容範囲だったので猫耳はありらしいが、自分で自分の好みはよく分からないけど、悪いけどペーターは別に萌えませんでした。
しかし、ストーカーキャラって設定だけで美味しい面白いキャラクターだとは思います。
会話が成り立たずコミュニケーションが取れないだけで既に嫌ですがね…(笑)
だがストーカーって以外は地位も金もあって熱烈に愛してくれてますね。受け入れれば意外とイケます。


・ビバルディ
・ゴーランド
・ピアス
・ジェリコ
・シドニー





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私は乙女ゲーマーの中でも変わった趣味だと思うので、他者の参考になる気がしませんが、好きなゲームをオススメしてみます。
個人的『歴代乙女ゲームのランキング』(2021年度版)です!
番外として、乙女ゲーム以外の恋愛ゲームのランキングもつけてみます。
ハードはPCを含む家庭用ゲーム機全般です。買切りのみで課金形式は含みません。

ヤンデレ多めで、更にエログロ、鬱、バッドエンドなんでもありです。風変わりな作品が好きです。エゴのぶつけ合いたる恋愛観が独自に掘り下げられているかを重視してます。
あとネタっぽい軽いノリが好きです。

ここでいうヤンデレは定義通りの「広義」な方です。病んでデレがあれば、メンヘラや身体の病気や元々狂ってるなど含みます。

乙ゲは人それぞれ好みが異なり、自分に合う物が見つかりにくいジャンルです。皆様がご自分のお好みの作品に出逢えますように。

2021/12/19更新

おすすめCS乙女ゲーム
<目次>
(1)華アワセ
(2)十三支演義
(3)ハートの国のアリス
(4)薄桜鬼
(5)Under the moon
(6)Diabolik Lovers
(7)アムネシア
(8)バスタフェロウズ
(9)喧嘩番長乙女
(10)ピリオドキューブ
(11)蝶の毒華の鎖
(12)ピオフィオーレの晩鐘
(13)越えざるは紅い花
(14)Black Wolves Saga
(15)クロックゼロ
(16)ブラッキッシュハウス
(17)剣が君
(18)KLAP!
(19)ジャックジャンヌ
(20)遥かなる時空の中で3
(21)ときめきメモリアルGS
(22)うたのプリンスさまっ
(23)下天の華
(24)吉原彼岸花
(25)華ヤカ哉我ガ一族
(26)キューピットパラサイト
(27)オランピアソワレ
(28)カラーマリス
(29)月華繚乱ロマンス
(30)トリックオワアリス
(31)鳥籠のマリアージュ
(32)黒と金の開かない鍵
(33)ダイナミックコード Liars
(34)囚われのパルマ
(35)死神と少女
(36)大正x対称アリス
(37)三国恋戦記
(38)オズマフィア
(39)絶対階級学園
(40)百花百狼
(41)VitaminX
(42)アラビアンズロスト
(43)アルカナ・ファミリア
(44)Side Kicks!
(45)忍び恋うつつ
(46)蛇香のライラ

<乙女ゲーム以外の恋愛ゲーム目次>
(*番外-1)空の軌跡
(*番外-2)ICO
(*番外-3)シャドウハーツ
(*番外-4)シュタインズゲート
(*番外-5)ドラクエ5
(*番外-6)デビルメイクライ4
(*番外-7)FF10/FF8/FF9/FF7
(*番外-8)リトルバスターズ
(*番外-9)ラストオブアス
(*番外-10)ファタモルガーナの館
(*番外-11)428
(*番外-12)SIREN
(*番外-13)フェイト(R18)&フェイトゼロ
(*番外-14)rain
(*番外-15)ペルソナ5
(*番外-16)ペルソナ4
(*番外-17)零
(*番外-18)ブレスオブファイア5
(*番外-19)ニーア・レプリカント
(*番外-20)テイルズオブヴェスペリア
(*番外-21)いけにえと雪のせつな
(*番外-22)東京ザナドゥ
(*番外-23)十三騎兵防衛圏
(*番外-24)ひぐらしの鳴く頃に


Switch対応タイトル
「薄桜鬼」
・Switchとスマホ買切の移植あり
「ハートの国のアリス」
・続編『スペード』のみ発売予定
「Diabolik Lovers」
「アムネシア」
・Switchとスマホの移植あり
「バスタフェロウズ」
・Switchとスマホ買切の新作
「蝶の毒華の鎖」
「ジャックジャンヌ」
「剣が君」
「クロックゼロ」
「ピオフィオーレの晩鐘」
・Switchとスマホ買切の移植あり
「遥かなる時空の中で」
・6のみはSwitch移植あり
・7はSwitch新作
「ときめきメモリアルGS」
・4はSwitch新作
「うたのプリンスさまっ」
「吉原彼岸花」
「華ヤカ哉我ガ一族」
「キューピットパラサイト」
「オランピアソワレ」
・Switch新作、スマホ買切の移植あり
「カラーマリス」
・Switchとスマホ買切の移植あり
「囚われのパルマ」
・スマホ買切の新作、Switch移植あり
「大正x対称アリス」
「三国恋戦記」
「オズマフィア」
「絶対階級学園」
「百花百狼」



スマホ対応タイトル
「薄桜鬼」
・Switchとスマホ買切の移植あり
真改(新キャラ追加版)と豪華版(オリジナル)あり
「アムネシア」
・Switchとスマホの移植あり
続編FDもスマホ版あり
「バスタフェロウズ」
・Switchとスマホ買切の新作(5980円)
「剣が君」
・スマホ課金アプリあり(内容は異なる)
・Switch移植あり
「ピオフィオーレの晩鐘」
「クロックゼロ」
・Switchとスマホ買切の移植あり
「遥かなる時空の中で」
・6のみはSwitch移植あり
・7はSwitch新作
・1のみスマホ買切対応
「うたのプリンスさまっ」
・Switch移植あり
・スマホ課金アプリあり(内容は異なる)
「オランピアソワレ」
・Switch新作、スマホ買切の移植あり
「カラーマリス」
・Switchとスマホ買切の移植あり
FDもスマホ版あり
「トリックオワアリス」
「黒と金の開かない鍵」
・スマホ買切の移植あり(かなりエロいので注意)
「囚われのパルマ」
・Switch移植あり
・スマホ買切の新作

その他のスマホゲーム
「忍び恋うつつ」
「ニルアドミラリの天秤」
「コードリアライズ」
「夏空のプロローグ」
「猛獣使いと王子様」
「ノルン+ノネット」
「幻想マネージュ」
「明治東亰恋伽FullMoon」(一括は5800円)



初心者向けヤンデレ(笑)
主観による無難そうな万人向けっぽいヤンデレ物です。そもそも病んでる時点で万人受けじゃない矛盾が…(汗)

・「ジャックジャンヌ」
超爽やか路線です。かるーくヤンデレ気味のキャラが居ます。

・「喧嘩番長乙女」
あっさりした病み度(けど、しっかりウジウジしてるので初心者にオススメ)。爽やかな作風です。

・「KLAP!!」
調教で女王様プレイをするところまではアブノーマルなものの、他はマトモな作品です。

・「キューピットパラサイト」
エロネタで笑うという大人向けの作品です。一部愛が重いですが健全です。

・「バスタフェロウズ」
ヤンデレに分類しない人も多そうに思うくらい軽度です。ストーリーは万人向けです。

・「薄桜鬼」
ヤンデレ作品に分類しただけで方々から怒られそうで怖いくらいの万人向けの作風です。

・「ピオフィオーレの晩鐘」
バッドで病んだりする程度(やや重め)でかなり万人受けの作風です。流血多め。初心者オススメ。

・「カラーマリス」
冒頭から首輪をつけられたりとハードモードだが、万人向けの作風です。

・「ニルアドミラリの天秤」
・「オランピアソワレ」
展開はR18方面だが描写は健全。エロくなくて消化不良。CeroDだけあってサブやバッドに病みがあります。

・「下天の華」
後からメリバを付け足した作品。元々は万人向けの爽やかなネオロマです。

・「忍び、恋うつつ」
コミカルなキャラゲー。人気のヤンデレが居ます。しかも3人で軽いけど方向性が違う、ヤンデレ初心者にオススメします。

・「華ヤカ哉我ガ一族」
ヤンデレ1人ツンデレ多数。シリアスありコミカルありで楽しみ易いです。

・「三国恋戦記」
ヤンデレ代表作とされる知名度の高い作品の中でも一般向けの爽やかな雰囲気です。ヤンデレ初心者向きです。

・「神々の悪戯」
ブロッコリー作。キャラの癖が強くネタゲーっぽい。ヤンデレが1人居ます。

・「ノルン+ノネット」
複数主人公の異色作。ヤンデレが居るが、全体的には万人向け。スマホ版あり。

・「7’scarlet」
軽めのボリュームで遊び易いですが、重い箇所もあります。

・「スチームプリズン」
軽めでバッドエンドで病む程度。

・「剣が君」
一部ルートで病んだりする程度です。リジェとしては軽め。

・「数乱dight」
一人重めですが、全体的には爽やかです。

・「黒蝶のサイケデリカ」
・「灰鷹のサイケデリカ」
バッドで病むソフトヤンデレ程度。恋愛よりシナリオ重視な泣きゲーです。

・「Re birthday song」
世界壊す系のヤンデレあり。

・「シャレードマニアクス」
キャラが多く全体的には万人向けと思います。裏切り者探しって主題なので重めです。

・「花咲くまにまに」
放っておけない感じのヤンデレ1人。

・「ヴァルプルガの詩」
方向的には病んでいてマニアックかも。

・「レンドフルール」
全体的に重めで鬱っぽいです。



コア向けヤンデレ(笑)
一般的に賛否両論が激しく、強い拒否反応を示すユーザーが出る一方で、熱心なファンを長年維持している風変わりな作品です。

・「アムネシア」
圧倒的なヤンデレ知名度を誇る名作です。賛否両論の強いヤンデレ属性の中では万人受けに近いです。まだ可愛い方と言われ、ヤンデレ沼の入り口とも評されます。

・「クロックゼロ」
ヤンデレ代表作。泣きゲーで嫌われにくい作風です。主人公愛が重過ぎるタイプの人気作です!

・「蝶の毒華の鎖」
ヤンデル代表作。元R18ですが、サスペンスという事であまり人を選ばないとされます。

・「吉原彼岸花」
エロが濃厚なのでややコアよりではありますが、ストーリーは万人受けの泣きゲーです。

・「百花百狼」
ディレクターがヤンデレの評判が良いのでコア向けに近いですが…十三支よりはあっさりした方かもしれません。

・「ビルシャナ戦記」
十三支と似た作風ですが、よりマイルドかなと思います。

・「死神と少女」
王道泣きゲーではありますが、主人公がヤンデレ気味で鬱ゲーとも言われます。ややコアかも。

・「Cendrillon palikA」
全員メリバあり、ヤンデレありとコアっぽい方向性ですが、Switch初タイトルという事もあり、全体的には万人向けです。

・「境界の白雪」
カウンセラーゲー。複数ヤンデレが居り、全キャラメリバありですが、やや軽めで作風としては万人よりです。

・「大正対称アリス」
カウンセラーゲーム。複数ヤンデレあり。鬱っぽいですがストーリーが纏まっています。

・「ダイナミックコード」
クズ男が主題のカウンセラーです。

・「ブラッキッシュハウス」
カウンセラーゲームの中でも重い方かなと思います。

・「オズマフィア」
一部浮気ルートや娼館エンドがあります。

・「月華繚乱ロマンス」
ヤンデレやヤンデル多数。ストーリーは退廃的な部分もありコア向けっぽい印象は受けるが、サクっと短く軽めの展開なので、有名なヤンデレ物の中では遊び易い方だと思います。

・「Dance with Devils」
リジェのミュージカル乙女ゲーム(笑)。ネタっぽい馬鹿ゲー。ややコアよりかもしれませんが雰囲気が軽めです。

・「ディアボリックラヴァーズ」
全員ヤンデルなので賛否両論は激しいですが、売上が大きい事でヤンデル耐性が無い方も手を出している事にも評価は起因しています。ネタっぽい作風で軽いので手軽に楽しみやすいと思います。若干DVがあります。

・「アリスアリス」
リジェのPCゲーム。ヤンデル多めのネタっぽい作風がディアラバに似ているが、更に頭がおかしいかも。

・「十三支演技」
ヤンデレ代表作。知名度も人気も根強い作品ですが、とあるヤンデルの病み方が激しいので苦手な人も多いかもしれません。サブも病みが激しいです。

・「越えざるは紅い花」
人気も知名度も高い万人受け作品ですが、半分が浮気前提のルートと挑戦的な作風です。プレイヤーのS度を試してきます(笑)

・「ピリオドキューブ」
病み方が激しいキャラも居ますが、ネタよりの作風は軽く読み易いので、重過ぎもしないです。ヤンデレ多数で、方向性はコアです。

・「華アワセ」
全員ヤンデレ。病み度はキャラによりますが、ストーリー物なのでそこまで引かないかなとも思うんですが、…怖いホラーシーンもあります(笑)

・「ハートの国のアリス」
シリーズが長く続くストーリーなだけあって、1作品だけでは掴みどころのない複雑な病み方をしているので、男性心理が難しく苦手な人は苦手だと思います。ハマる人はどハマりすると二極化します。

・「白と黒のアリス」
元ロゼスタッフ多めの病み作品です。珍しい複数主人公制です。

・「蛇香のライラ」
PCの方は全年齢限界レベルにエロいです。二股前提なのでコア向け。

・「クランクイン」
複数の頭おかしいヤンデレキャラが居て、かなりコアな仕上がりです。

・「スイートクラウン」
全体的に退廃的な病みが漂ってます。ヒロインが病んでる。

・「絶対階級学園」
舞台設定上、虐めっぽい鬱展開あったり、悪役令嬢が居たりします。

・「月影の鎖」
住民の民度が低くてイライラすると評判です(笑)。鬱で重たいストーリーなので人を選ぶと言われます。ヒロインが病んでる。

・「空蝉の廻」
陽と隠の2ルートあり、隠ルートは病んだ雰囲気があります。エロめ。

・「ブラックウルフズサーガ」
最強レベルに病んでます。甘さやエロさなど恋愛のプラス要素がほぼ無く、独占欲・自己肯定欲・嫉妬…等々ブラックな部分にばかり焦点が当たりますし、文章もダレ気味です。ひたすら重い。コア向けです。

・「もし、この世界に神様がいるとするならば。」
リジェ兄ゲー代表格とされる(笑)ブラウルと同じく文章が冗長気味なので、全体的に雰囲気が重く、相当なヤンデレ好きじゃないとキツいと言われます。

・「トリックオワアリス」
UTMや鳥マリと比較すると軽いですが、当然のように重いヤンデレが居ます。

・「オルフレール」
絵も綺麗めで遊び易い印象ですが、元R18なので漏れなくマニアックな部分もあります。

・「Under the moon」
エログロが激しいので、玄人向きの作風ではあります(笑)病みも激しいです。

・「黒と金の開かない鍵」
全員ヤンデレでかつエロが激しいです。こちらもマニアックな作風です。主人公が好き過ぎて病んでいく狭義のヤンデレが居ます。

・「鳥籠のマリアージュ」
女性向けにしてはエロ方面に激しい病みが全員あります。鬱っぽくないので何気に軽い気持ちでプレイ出来る。



<評価指標>
100点満点で点数化
私個人の好み
×0点△2点◯4点◎8点☆10点以上(点数化不可)
①独自性:オリジナリティ
②概念:テーマ性、コンセプトの明確化
③構成力:纏まり、企画力、文章力
④恋愛観:恋愛について掘り下げているか
⑤エンタメ性:楽しめたか、笑えたか
⑥キャラの魅力:萌えたか
⑦ゲーム性:システム評価も含む
⑧音楽:好みか
⑨声優:好みか
⑩イラスト:合っているか


<乙女ゲーム紹介文>
(0)ときメモGS4
愛がやや重いキャラが居ます。「彼はヤンデレじゃない」とお怒りのピュアな方も多いので、平和に共存して欲しいと思います…。SNSや同人界隈は盛り上がっているそうです。
高い数字が出て業界も盛り上がって欲しいと歓喜してます。超人気声優さんなど実況動画もトレンドになっていて絶望的な時代に光をさしてくれたと感謝しています。
このページが何故かコメント貰ったりもしてまして(笑)、似た感じの幼馴染モノを探す需要も地味にあるようです( ̄д ̄;)



(1)「華アワセ」レビュー
(ネタバレなし)

・90点
①独自性☆②概念☆③構成力☆④恋愛観☆⑤エンタメ☆⑥萌◎⑦ゲーム☆⑧音☆⑨声◎⑩絵◯

個人的にベストオブ乙女ゲーム。
「全員ヤンデレ」とか「バッドエンドが良い」とかの評価でコアなところで有名なPCゲームです。
兎に角、独特の世界観と表現力が秀逸。
一言で語るなら『考察ゲーム』。ストーリーの奥深さを求めるなら、個人的にはこの作品を押しますが、非常に複雑です。アニメのエヴァンゲリオンとか、ゲームのダークソウルとか、シュタゲやひぐらしとか428とか、推理小説とか、ひたすら考えるのがお好きな方にお勧めします!逆にお手軽に楽しみたいって方には向かないかなと思います。
全四作で一つの物語として完結する圧巻のボリュームです。
女主人公が乙女ゲームでは唯一と言って良いレベルに一途です。
音楽が好みでした。
泣きゲーですが、コミカルな調子です。
1位にまで評価したのは考察すれば見えてくる『分かり易さ』と、構成の綺麗さです。頭の良い人が書き上げたシナリオだと感じました。

公式総合HP
DLsiteがるまに
ネタバレなしの感想(別ページ)
ネタバレ全開の考察(別ページ)



(2)「十三支演義」レビュー
(ネタバレなし)

・66点
①独自性◯②概念◯③構成力◎④恋愛観☆⑤エンタメ☆⑥萌☆⑦ゲーム◯⑧音◯⑨声☆⑩絵△

まさに『ヤンデレ』ゲーム。ヤンデレは攻略キャラでは半分程度ですが…サブキャラまで様々な病みっぷりをみせてくれます。
三国志ベースのストーリーで、飽きさせない展開の早さ、攻略キャラの多彩さなどバランスが良いと思います。
中でも、「戦う強い女主人公」は魅力的です!むしろヒロインが一番カッコイイ(笑)。
コンシューマでかつ、開発のREDは兎も角、大手オトメイトが売っているわりに… 非常識でエゲツないキャラが多く… よく商業で企画とおしたなって思うくらいには突き抜けたモノを感じました。笑えるか、引くかは、人によります。私は爆笑してお腹が痛かったです…。
2位のお気に入り点は、お手軽なエンタメ性と両立して、コンシューマーとしてはギリギリに近い域まで挑戦し表現した恋愛観の追求です。

公式リンク「Vita版 1&2」
アマゾン

「十三支演義」
ネタバレ感想(スルー推奨)

全体的にヤンデレ(曹操&劉備&袁紹&郭嘉&賈詡…)やツンデレ(夏侯惇&夏侯淵&諸葛亮)や甘々(趙雲&張遼&周瑜)がたっぷりでとても面白かったです!
キャラによって方向性が随分と変わるので、金太郎飴っぽさが殆どなかったです。

劉備と曹操のヤンデレ度が想像以上に深刻でした。関羽は(武将として)曹操に熱烈に歓迎されたっていうエピソードがあるので、そこに焦点が当たるのかなと思っていたのですが…、予想の斜め上を行く闇堕ちっぷりでした(笑)。権力者のヤンデレは恐ろしい…。恋愛煩悩に大陸ごと振り回されてて、そのスケール感に笑うしか無かったです^_^



(3)「ハートの国のアリス」レビュー
(ネタバレなし)

・82点
①独自性☆②概念☆③構成力☆④恋愛観☆⑤エンタメ☆⑥萌☆⑦ゲーム△⑧音☆⑨声◎⑩絵△

クインロゼの代表作。
『クセが強いキャラに、クセの強い冗長な文章』と評されますが、良く言うと世界観の独自性が高いです。女主人公が捻くれ者で恋愛に夢を見ないので自己同一化しにくいと言われています(私は感情移入しやすかったです…。)

中古価格が高騰しています。新装版はノベルゲームですが、100時間以上のボリュームです。今から始めるならば、相場面でも新装版PSPが無難かなと思います。

乙女ゲームと分類されるゲームでストーリーの面白さ評価をするならば、私はこれを1位に持ってくるかもしれません 。ただ、ポジティブな意味で『恋愛ごっこを楽しませるゲーム』ではないです。むしろ恋愛のダークな部分にも焦点が当たっています。
独自の世界観が作り込まれていますので、一風変わった作品をお求めの方にオススメしますが、合う合わないはあると思います。

主人公が理屈臭いタイプで自身の深層心理や世界の謎(?)を探ろうとし続けるので、ややこしい会話が続きます。その議論(?)を楽しめるかどうかが、合うか合わないかを決めるように感じました。
独自の人生観(?)が入っているという点で私はこの作品を高評価しています。
3位の評価点は、上記通りきめ細かい世界観の作り込みと、圧巻の独自性です。

公式HP「スペードの国のアリスwhite」
Vita「新装版ハートの国のアリス」
ネタバレ感想と考察(別ページ)



(4)「薄桜鬼」レビュー
(ネタバレなし)

・56点
①独自性◯②概念△③構成力◎④恋愛観△⑤エンタメ☆⑥萌☆⑦ゲーム×⑧音◯⑨声☆⑩絵◎

長編の乙女ゲームの代表格。ストーリーは新撰組モノにファンタジーが足されています。老若男女に人気の高い新撰組の『激動の生き様』に浸れる点が魅力です!

乙ゲの中では飛び抜けた知名度を誇りますが、女主人公が「護られ」で不評だったり、攻略キャラが増え過ぎて「金太郎飴」だったりと、「万人受け作品」ならではの欠点もあり、意外と賛否は割れます。やや微エロな刺激的表現含みますが、爽やか路線から外れる程でもなく、嫌われ難い作風です。乙女ゲームというジャンルを1つだけやってみたいという方には無難にオススメし易いタイトルだと思います。
超シリアスな泣きゲー系です。
因みにメンタルは概ねマトモと言われます。肉体が病気(?)

4位に評価したポイントは、新撰組モノとして時代モチーフの重厚さとエンタメ性の両立の巧みさです。

公式総合HP
アマゾン

「薄桜鬼」ネタバレ感想(辛口)
新撰組モノ+吸血鬼モノという合わせ方が乙ゲというジャンルに非常にマッチしていると思います。

新撰組モノとしては無難でオリジナリティは低い物語だと思います。ビジネスが上手い製作者だとは思いますが、創作物という面では私はあまり評価していません。
というのも、女主人公の設定が、ご都合主義で…「イケメン騎士に全力で守られたい」「男に兎に角尽くして貰いたい」って欲望があまりに強過ぎる物語展開になってます。

色々語ったところで、鬼モードの理性で我慢しようとする描写がめっちゃエロいんで良作だと思います。



(5)「Under the moon」レビュー
(ネタバレなし)

・64点
①独自性☆②概念◯③構成力◯④恋愛観☆⑤エンタメ◎⑥萌☆⑦ゲーム△⑧音◯⑨声☆⑩絵△

『ヤンデレ』や『ツンデレ』を極めています。
有名ディレクター作品の元18禁移植。成人向けならでは、女性向けノーマルカップリングならではの方向性が良いと思います。元々は年齢制限があるくらいですから、そっち方面に耐性がないとキツイです。というか女性向けだけでなく男性向けも大丈夫なくらいじゃないと厳しいと思われるエロさです。
エログロ路線ですが、その一方で乙ゲの中でもロマンチックで『甘い恋愛』についても力の入った作品だと思います。
キャラゲー的な雰囲気があります。
主人公がロリ顔で自己同一化は難しいです。
男性向けでヤンデレが流行し始めた頃で、女性向けでヤンデレが主題の作品としてはかなり初期のお話だと思います。
5位の評価ポイントは、恋愛の光と影…愛憎の表現の追及です。手に入らない苦しさ、独占欲、所有欲、嫉妬、絶望、憎しみ、憧れ、溺れるような快楽…些細な事で揺れ動く心理の生々しさが描かれています。

PS2ソフトウェアカタログ



(6)「Diabolik Lovers」レビュー
(ネタバレなし)

・74点
①独自性☆②概念☆③構成力△④恋愛観☆⑤エンタメ◎⑥萌☆⑦ゲーム△⑧音△⑨声☆⑩絵☆

個人的にはじめて面白いと思った乙女ゲームです。「システムの独自性」は異彩をはなっていると考えます。
シチュエーションゲーム』という評価の通り、短いショートストーリーの詰め合わせです。個人的には奥深い作品と高評価ですが、世間的には『ストーリーが浅い』という評価で定着しています。短く早い展開が楽しめる点は良いですが、キャラが多く金太郎飴感があり、声優萌えがないとキツいと思います。『キャラゲー』と評されます。
「全員ヤンデル」のうえに性格が悪い「ダメ男」です。キレて追いかけられたりします(笑)。ネタっぽい軽い作風です。その上、濃いキスシーンがテキスト量の半分を占めます。確実に人を選びます。
ダミーヘッド収録仕様で音声に臨場感があります。キャラデザが私の好みでした。
6位のポイントは、音声と画像での表現システムの追及です。あと、短くお手軽なエンタメ性です。

公式総合HP



(7)「アムネシア」レビュー
(ネタバレなし)

・62点
①独自性☆②概念◯③構成力☆④恋愛観☆⑤エンタメ◯⑥萌◯⑦ゲーム◎⑧音△⑨声◎⑩絵△

大手オトメイトのヤンデレゲームの代表格。
サスペンス風の一人称視点と三人称視点の中間のような、『記憶のない女主人公』の設定が独自で面白いです。
攻略順で感想が変わりそうですが、下手におすすめ攻略順を調べたりせず、出来るだけ前知識のない状態でプレイした方がより面白いと思います。
UTMやハトアリがPCで受けた後に、クロゼロと共にヤンデレをメジャーにした作品だと思います。

Switch版公式
スマホ版公式



(8)「バスタフェロウズ
レビュー(ネタバレなし)

・54点
①独自性◯②概念☆③構成力☆④恋愛観×⑤エンタメ☆⑥萌×⑦ゲーム×⑧音◯⑨声◯⑩絵◎

サスペンス風の現代アメリカ事件物。
続きが気になって夢中になってプレイしました。10回くらい号泣しました。体験版がスマホで出来るのでオススメです。
全体的に完成度が高いストーリーですが、恋愛描写が弱く、乙女ゲームというよりサスペンスゲーム。「普通の物語」としての完成度が高く、テレビドラマやRPGの様な感覚で楽しめました。

公式サイト
ネタバレOn/Offありの感想(別ページ)
攻略方法(別ページ)



(9)「喧嘩番長乙女」レビュー
(ネタバレなし)

・66点
①独自性☆②概念◯③構成力△④恋愛観☆⑤エンタメ☆⑥萌◎⑦ゲーム☆⑧音△⑨声◯⑩絵◎

十三支のディレクター作品。スパチュンのシステムを上手く乙女ゲーム化していると思います。
ケンカして万事解決するという、少年漫画のような爽快さが気持ちいいです。『明るくお手軽に』楽しみたい方にオススメします。万人向けだと思いますが、短所をあげるならストーリーが短い点です。
病みは軽い方です。

公式HP



(10)ピリオドキューブ(ネタバレなし)
・62点
①独自性☆②概念△③構成力◯④恋愛観◯⑤エンタメ☆⑥萌◎⑦ゲーム◯⑧音◎⑨声◎⑩絵◯

某SAOとか.hack風のオンラインゲーム物。男性向けラノベが好きなら向いてます。私は冒険を楽しめました。
キャラが非常に濃く、腹がよじれるほどに笑えたが、人を選ぶかもしれない。
全キャラにメリバルートがあるが唐突感のあるキャラが多いとも言われます。
ストーリーが短めな点も不評。

公式HP



(11)蝶の毒華の鎖(ネタバレなし)
・60点
①独自性◯②概念◯③構成力☆④恋愛観◎⑤エンタメ☆⑥萌え☆⑦ゲーム△⑧音楽△⑨声◯⑩絵◎

元18禁の超人気タイトル
サスペンス風のストーリーが面白かった泣きゲーです。どう語ってもネタバレになりそうで…オススメですとしか言えない…!
下手にプレイ順など前知識入れずにプレイした方がいいかも。
大人向けの作品に手を出してみたいという方には無難にオススメし易いかなと思います。

Switch版公式
ネタバレなしの感想(別ページ)



(12)ピオフィオーレの晩鐘(ネタバレなし)
オトメイトのマフィア物。近年のSwitch前後の作品ではかなり売れている方と思います。全体的なバランスが良いです。絵も今時で綺麗ですし、ストーリーもボリュームあり、キャラも立ち、そこそこ刺激的。高い完成度を誇り、嫌われにくい作風で、人にオススメしやすいです。
作風が薄桜鬼に似てます。まさに『オトメイトゲー』といえる良作。万人受け=王道=ありがち、の法則にはやや当てはまりますが、いきなり個別√に入り、バッドエンドやメリバもそこそこボリュームあります。エンドのパターンが多様で多くの需要を取りこぼさないようなマーケティングが巧みでした。

公式



(13)越えざるは紅い花(ネタバレなし)
・54点
①独自性☆②概念◯③構成力◯④恋愛観☆⑤エンタメ☆⑥萌◯⑦ゲーム◯⑧音△⑨声◯⑩絵△

元18禁移植の人気作。
女主人公が強くカッコいいです。
戦争に負けて、敵国で無理矢理妻になるというストーリーなので、そういう展開が苦手だとキツいと思います。
蝶毒と並び元18禁の2大タイトルです。

女主人公が強くて前向きでカッコ良いです。
私は浮気や二股が地雷なんで主要3キャラのみでしたが、OKなら倍楽しめると思います。3人だけでもボリュームあります。(ってか、私は同じタイトルで3キャラも楽しめる事が珍しい。)

Vita版公式



(14)Black Wolves Saga (ネタバレなし)
・64点
①独自性☆②概念☆③構成力☆④恋愛観☆⑤エンタメ×⑥萌△⑦ゲーム△⑧音楽◎⑨声◯⑩絵◎

リジェットのヤンデルゲーム代表作。
非常に賛否両論の多い作品です。
あえていうとDV要素を含みます。そしてエロさや甘さが殆どありません。暗く辛い世界観の中で生き方を選び取っていく物語です。ストーリー性は高いですが、とにかく厳しい展開が続くので、お手軽に楽しみにくいと思います。
狭義の『ヤンデレ』ではなく、『ヤンデル』に焦点をしっかり当てたストーリー物です。

Vita版公式


(15)クロックゼロ
泣きゲー代表作。子供時代が長い点は賛否があるが、全体的に完成度の高い作品です。
スマホ移植がきました(涙)。
王道の泣きゲーの為、男性向けをある程度プレイしていると展開が読めてしまう欠点があります。逆に言うと構成が纏まっています。
アムネと並んで、ヤンデレをメジャーにした作品だと思います。王道ヤンデレ物としてオススメです。
Switch版公式


(16)ブラッキッシュハウス
ダメ男の芸能人カウンセリングゲーム。ダイナーと同じくハニビブラック作品。AとZの2部作で、それぞれ毛色が違うのでそれぞれ面白いです。
乙ゲを100や200タイトル以上プレイされている非常にコアなゲーマーさんがよく好きなタイトルとして名を挙げている印象があります。攻略キャラのクセが強いPCゲームですが、きちんと乙ゲとしてのツボを押さえているように思いました。
公式


(17)剣が君
リジェット作品の中では珍しく一般受けする作風です。病みも少なめですし、ディアラバ や月華のようにショートストーリー集ではなく、ボリュームあるストーリー物です。エンディングが多い点も好評です。
公式総合


(18)KLAP!
調教ゲーム』。お手軽にネタっぽいゲームがしたければ、オススメです。別にエログロとか、ヤンデレとか、怪しい方向性ではないです。
個人的にはキャラデザが少し苦手でした。
公式



(19)「ジャックジャンヌ」
(ネタバレなし)

絵師と監修が「東京グール」の石田スイさんで、綺麗なだけでなく絵から表現されてくる世界観がある点が魅力です。
更に、圧倒的なスチルの枚数と表現力が最高!奇抜さも少なくオススメしやすいです‼︎
一番の欠点は作業が多い事です。

・全体的には一般受けっぽい無難な内容
・恋愛はやや薄味。乙女ゲーマー以外の一般受け狙いの商品戦略かなと思います。
・少年漫画らしく、熱い展開ありで青春っぽくドキマギしたい人にオススメ。
・スチルの枚数が多く、表現力が高い!場面が臨場感を持って想像出来る。乙ゲが紙芝居というより音声付きの漫画のよう。
・音ゲーという事もあり、ゲーム性は同じブロッコリー作の「うたプリ」に似ている
・女装している攻略キャラが多数で男っぽさが不足している。なんで女装に青春を費やすんだって疑問が頭に残る。萌えない。グールのキャラは皆好きだっただけに残念。

公式


(20)遥かなる時空の中で3
乙女ゲームの代表作の一つ。
RPGのように冒険しながら、ついでに少女漫画感覚で爽やかに恋愛も楽しめます。戦う女主人公が好評です。
万人受けの方向性で無難な恋愛と思います。
Switchでも結局遥かが一番数字出ているので最も需要の続く作風に感じます。
病みは無し。
乙女ゲームというジャンルを切り開いたネオロマの1つです。アンジェやコルダもファンが多いシリーズです。
3公式


(21)ときめきメモリアルGS
乙女ゲームの代表作の一つ。元祖恋愛シミュレーションゲームとして、骨太のゲーム性能です。パラメータ操作だけで楽しいです。
ひたすらテキストを読み続ける泣きゲーとしての重厚なストーリーではありませんが、ゲームらしいゲームとして実に良作です。
病みは無し。
公式総合HP


(22)うたのプリンスさまっ
乙女ゲームの代表作の一つ。ゲーム性は高いですが、キャラ重視でストーリーは軽めです。個人的にアイドル物がやや苦手でしたが、音ゲーとしての性能は良いと思います。
病みも無し。
男性向けでいうアイマスやラブライブの系統と思います。
音楽はエターナルガーデンで豪華なスタッフです。
公式総合


(23)下天の華
ネオロマですが、全キャラにメリバエンドが追加されてます。
公式総合


(24)吉原彼岸花
元18禁。重厚な泣きゲーです。ストーリーありのエロで耽美です。花魁モノって切なくて、儚くて良いです。
公式


(25)華ヤカ哉我ガ一族
序盤は冷遇が辛いですが、そのツンデレ具合が好評です。明るいギャグ部分も人気があります。
プライドのクソ高い、親の七光りの御坊ちゃまを次々に手玉に取る事が何よりも爽快です。


(26)キューピットパラサイト
Switch新作。
オトメイトのコンシューマ作品ですがエロネタありのコメディです。昨今のPCゲーム衰退の事情もあり、残ってるユーザーの年齢層が高いのか、ライラやオラソワやニルアドなど、微エロ作品が一定の地位を築いてきています。良く言えば程よく一般受け、悪く言えば中途半端ですかね…。
何歳になっても下ネタって笑えて、自分の精神年齢の低さを痛感します。CSで下ネタを売りで出す点が挑戦的で良いと思います。


(27)オランピアソワレ
「ニルアドミラリの天秤」と同じスタッフの官能売りのオトメイト品。賛否両論の多かったニルアドの欠点がそこそこカバーされてぼちぼちの出来の作品だと思います。
回想シーンが多すぎで冷めたり、文章がたるかったり、説明が長かったり、と欠点も残りますが、舞台設定は面白かったです。設定説明に終始して恋愛がやや盛り上がりに欠けます。
超ヒエラルキーの中で振り回されたりする王道の世界観です。理不尽の多い政治に抗おうとするキャラも、振り回されるキャラも、それぞれ生き様が魅力的でした。


(28)カラーマリス
オトメイトのサスペンス物。かなり評判の良い万人向けタイトルだと思います。
サスペンス物なんで、恋愛よりも物語が重視されてるストーリー物です。
蝶毒とか、バスタフェとか、サスペンスが好きな人にオススメです。


(29)月華繚乱ロマンス
リジェット作品。ディアラバに似て、短めシチュエーションに、ダメ攻略対象のカウンセリングゲーム。女の攻略対象あり。
ヤンデレ人気も高いですが、代表的なヤンデルが居ます。


(30)トリックオワアリス
元18禁。成人向けながら、実に甘いです。
UTMや鳥マリ、赤ずきんなどのひよD作品。
Apple


(31)鳥籠のマリアージュ
元18禁。男性向けっぽい過激なシチュエーションがエロいです。多分女性向けで一番過激じゃないか…(?)ひよD作品です。


(32)黒と金の開かない鍵
元18禁。全員ヤンデレ。
女主人公が根暗で逃げ腰で、実にカッコ悪いです。スマホで出来る超豪華CV。ヤンデレ代表作。
Google


(33)ダイナミックコード Liars
クズ男のバンドマンのカウンセリングゲーム。クズっぷりが良いです。人によっては地雷なので要注意。よく練られて作り込まれている事は伝わるのですが、個人的には文章が味気なくやや苦手でした。
VitaよりPCの方がエロが濃い目です。


(34)囚われのパルマ
ここからはマイナー気味の会社含めてご紹介したいと思います。オトメイト・リジェット・RED・元R18移植ばかりのリストになってしいました(^_^;)

「パルマ」は、一般ゲーム大手のカプコンがスマホ買いきりで乙女ゲームを作ったという異色作です。面会シーンを重ねて失った記憶を取り戻していきます。独自性の高い作品をお探しの方に。
公式総合


(35)死神と少女
タクヨの泣きゲー。ヤンデレ多めというか、女主人公がヤンデレ気味です。
イラストも優しく淡い感じで雰囲気のあるタイトルだと思います。号泣出来ます。


(36)大正x対称アリス
「鏡の国のアリス」モチーフのヤンデレありのカウンセリングゲーム。発売元はPrimula。
攻略制限が強いですが、シナリオ構成が良いと好評です。反面、冒頭でオチが読めると賛否両論は強い方と思います。イラストも綺麗です。内容深めの乙女ゲームです。
童話モチーフ物がお好きな方にオススメします!


(37)三国恋戦記
Daisy2の爽やか冒険モノ。三国志モチーフですが十三支より史実よりで無難なオリジナリティだと思います。絵柄がやや古めです。


(38)オズマフィア
さといさんキャラデザの「赤ずきん」がモチーフの作品。さとい作品がお好きであればオススメします。
娼館エンドがあったり、三角関係があったりと、エロ要素もあるので、それでもOKな方向きです。
発売元はPoni-PashetSY。アニメ化したりPCからVitaやSwitch 移植されたりと頑張ってると思います。


(39)絶対階級学園
Daisy2のヤンデレありのストーリー物。ドロドロのイジメとか出てくるような学園モノです。乙女ゲームには珍しく流行りの「悪役令嬢」が実際に出てきます。


(40)百花百狼
D3パブリッシャーのシリアスな泣きゲー。といっても、ディレクターは元REDの伊東愛さんなので、十三支や番乙・SRX・蝶々事件・ビルシャナなどと作風も似ています。やっぱりヤンデレが出てきます。


(41)VitaminX
D3パブリッシャーのコメディ。
リジェ岩Dが自分の会社を立ち上げる前に大ヒットさせた名作です。絵柄含めてちょっとイマドキ感がないので手を出し難いかなと思います。


(42)アラビアンズロスト
クインロゼの名作。作風がちょっと古いので手を出し難いかもしれませんが、未だにSNSではファンだという人を見かけたりします。
ハトアリがお好きな方にオススメします。

(43)アルカナ・ファミリア
少年漫画風の冒険活劇っぽいマフィア物。ショタとオジサンばかりで王道の好青年が居ない気もする。熱く爽やか度満点です!

(44)Side Kicks!
文化放送作のバスタフェロウズと同じ世界観のサスペンス物。

(45)忍び恋うつつ
オトメイトの忍者物のコメディ。誉めまくってくれて疲労時に癒される(笑)キャラゲーで金太郎飴。
全員がツン1対デレ9くらいの軽いツンデレ。美辞麗句が売りの作風。

(46)蛇香のライラ
二股が主題の作品。越え花とも類似性はありますが、女主人公が暗殺者という設定で複雑な三角関係をやや受け入れ易く作られています。二股がテーマの全年齢作品はこれ含めてこのリストでは4作品程度で珍しいと思います。オトメイトの別レーベルです。

<乙女ゲーム以外の恋愛ゲーム・紹介文>
(*番外-1)空の軌跡
感想(別ページ)

(*番外-2)ICO
感想(別ページ)

(*番外-3)シャドウハーツ
感想(別ページ)

(*番外-4)シュタインズゲート
感想(別ページ)

(*番外-5)ドラクエ5
感想(別ページ)

(*番外-6)デビルメイクライ4
感想(別ページ)

(*番外-7)FF10/FF8/FF9/FF7

(*番外-8)リトルバスターズ

(*番外-9)ラストオブアス
感想(別ページ)

(*番外-10)ファタモルガーナの館

(*番外-11)428
感想(別ページ)

(*番外-12)SIREN
感想(別ページ)

(*番外-13)フェイト

(*番外-14)rain
感想(別ページ)

(*番外-15)ペルソナ5
感想(別ページ)

(*番外-16)ペルソナ4
感想(別ページ)

(*番外-17)零
感想(別ページ)

(*番外-18)ブレスオブファイア5
感想(別ページ)

(*番外-19)ニーア・レプリカント
感想(別ページ)

(*番外-20)テイルズオブヴェスペリア
ネタバレ無しの感想(別ページ)
ネタバレ少しありの感想(別ページ)

(*番外-21)いけにえと雪のせつな
感想(別ページ)

(*番外-22)東京ザナドゥ
感想(別ページ)

(*番外-23)十三騎兵防衛圏
(*番外-24)ひぐらしの鳴く頃に


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乙女ゲーム「蝶毒」のレビューです。
元々PC版が好きだったのですが、Switch版も遊んでみました。
そこまで劇的に変わらないですが、絵が綺麗になってる感じはしました!追加も良かったです^ ^

このゲームは元R18の作品で、女性向けR18としては「好きなゲーム1位」に挙げるコア層が最も多いであろう名作です。(総プレイヤー数はおそらく越花の方が多い?2大大作と言っても良いかとっ)。
サスペンス風のストーリーは萌え以外に普通に読み応えがありますし、真相含め全体構成が好評です。真相キャラもCSにはなかなか無いレベルに濃い複雑な性格になっていますので、そこが長年の間コアなファンを維持している理由かなと思います。基本のストーリーが良いので大人シーンをカットした移植版でも乙女ゲームとして充分楽しめる作品だと思います!

【ハードによる違い】
・PC版は、R18なので大人向けシーンが多々あります。
・Switch版はイベントにスチルが追加されています。ドラマCDにイラストが追加されてゲームに入ってます。大人向けシーンは暗転になっています。

【シリーズ展開】
・PC版にはFDがあります。かなり濃くてエッチぃお話です。

【作品レビュー】
◯主人公が熱く根性ある性格
乙ゲの中でも、主人公の好感度は高い方だと思います(一個人の主観)。お嬢様でワガママな部分もあるんですけど、家庭の事情や時代なんかに振り回されてる中で、とにかく健気で恋愛に関しても生き様もガッツがある性格が人気の理由と思っています。
私はこの主人公のガッツのある部分で感情移入出来たところが一番面白かったです!
根っ子は世間知らずのお嬢様でチヤホヤされてる普通の女の子なんですが、いざ窮地に立たされた時に、めっちゃポジティブで本領発揮してきたり実は肝が座ってる所が好きです^_^

◯和風のイラストが美麗
女性向けPCゲームの中でもイラストが人気な方と思います。

◯人気作家の文章力
乙女ゲームで人気のライターさんは数いらっしゃいますが、この人は文庫も数多く売れている作家さんなので、本当にファンがしっかりついているお方と思います。

◯キャラクターが魅力的
いろんなキャラがバランスよく居て魅力的だと思います。変態っぽいキャラとかクセの強いキャラも居て、真相に絡んできたり、ずっと一途に主人公の事を想ってくれていたけど障害があったり…様々なキャラが居ます。好みかどうかはさておき、オリジナリティも感じやすいと思います。風変わりな攻略キャラが多いので「全員萌えに萌えたっ」、というより「いやー、こんなキャラ他に居ないわー、笑うわー」みたいなキャラも居ますw

◯謎を追うストーリーが読み応えがある
真相があるタイプのストーリーです。誰が犯人なのか考えるのも、面白いと思います!
犯人が分かってからのボリュームも大きく、その意味でも金太郎飴っぽさが低くて、攻略キャラを変えても続けて楽しみやすかったです。

【おすすめ攻略順】
攻略制限あるキャラもそんなに多い方ではないので、好きにプレイして問題ないと思います。
私は下記の順でした。
斯波→秀雄→藤田→→端人→ノーマル→真島

【キャラクター感想】
◯斯波
自分勝手でワガママそうに見えますが漢気があるかっこいいキャラです。
第一印象は最悪だけど、実は良い男過ぎて、最終的にはギャップでメロメロにやられてしまうタイプかも(笑)

◯秀雄
幼馴染の堅物の軍人。ウブな一面があり可愛らしいです。
けっこうムッツリというか、感情を秘める所があるので、幸せな時の不器用に優しい所も良いんですけど、不幸な時の陰湿になってくる所が……いいんですよっ!

◯藤田
変態です(笑)キョーレツなキャラです!
藤田と言えば、お馬さん。
お馬さんと言えば、藤田。
とにかく他のゲームには居ない個性がきっと一生忘れられないレベルになると思います(爆)。

◯端人
色っぽいお兄様。中性的な遊び人です。エッロいです。
病んでるというか、単にモラルが壊れているだけなのか、そもそも原因は何なのか…とかプレイ後も悶々と考えちゃった位、艶っぽくてドキドキしました(//∇//)

◯真島
幼馴染の使用人。身分差がありなかなか恋愛モードにならないので、攻略しがいがあります。カッコ良過ぎて言葉に出来ません。
まじまじ好きです。
おおおおー、泣けるーっ!
このルートは主人公がしっかり恋をしている事が伝わってくる点が本当に好きです。主人公がDDっぽくない乙ゲは珍しくて、そこが浸れて良いです。

【総評】
総合…◎
・ストーリー◎
・糖度◎
・キャラ◯
・主人公◎
・イラスト◎
・音楽◯
・システム◯
・ゲーム性△
・読み易さ◯

<ストーリー>:ストーリーは元R18最高峰レベルと思います!(信者乙)。別に乙女要素が無くても、女性向けサスペンスというだけで楽しめたと思います。

<糖度>:糖度は元R18だけあってキスだけでも描写は濃厚ですし、愛の囁きも豊富だし、その上大人っぽい進展が良いっ!といっても、サスペンスという事もありイチャイチャの表現は元R18の中ではアッサリした方かもしれません。そこまでシーンが多い方でもないかもしれませんが、エンドの数も多いので総合糖度は高いです。

<キャラクター>:攻略キャラもバリエーションが豊富ですし、単なるテンプレどおりでもなく個性的で印象深いと思いました。(シバと真島推しです)。

<主人公>:主人公のキャラも好評な方だと思います。

<イラスト>:イラストも元R18の中でも最高峰に好評と思います。スチルも各ルートで構成も変化があったりと金太郎飴感も少ないと思いました。

<音楽>:音楽はシリアスでしっとり系です。私はポップな方が好きなので音楽CDを買う程では無かったですがストーリーには合ってると思いました。

<システム>:システムは良くも悪くも無いです。選択肢ジャンプがありますし、シーン再生もしやすいです。エンドの数が多いので攻略をネタバレしないと何周もしてかなりのプレイ時間になると思います。

<ゲーム性>:好感度確認などの機能は無く攻略方法は考察し難いのでゲーム性としてはややイマイチかなと思いました。PCだと低スペックでもぬるぬる動き、Switchにおいても動作は良好でした。

<読み易さ>:文章は流石は人気作家というところでしょうか。適宜コミカル、適宜シリアスで読み易い方と思います。サスペンスですのでドロドロな暗い描写は多めで序盤はややダレましたが、中盤にはハマり始めていて、個別ルートは楽しんで読めました。




*バスタフェロウズ攻略方法
*バスタフェロウズ感想(ネタバレOn/Offあり)
*華アワセの感想(ネタバレ少なめ)
*華アワセ(いろは編と全編)考察と感想(ネタバレ全開)
*一般ゲーム感想まとめ


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乙女ゲーム「華アワセ」いろは編の考察文です。
文字数増え過ぎてデータ上限超えたのでページを分割しました。

全編の主題と物語構成について⇒コチラの記事です。
分かり易く言うと「華アワセ全体の解説」です。あくまで一個人の解釈です。この複雑な物語をどういう視点で読めば、理解しやすいのか…という事を恥ずかしながら偉そうに拙文にてご説明致します。

②いろは編の詳細構成と用語について
(1の文字数が増えすぎてやや力尽きてます)

*)ネタバレ全開です。長文です。ご注意下さい。
数年前1読のみで記憶朧げな部分多々あります。ご了承下さい。
*)ネタバレ少なめ(未プレイ向け)の感想はコチラの記事です。


******目次******
①-(0)序文
①-(1)蛟
①-(2)姫空木
①-(3)唐紅
①-(4)うつつ
①-(5)いろは
①*まとめ
①-(6)百歳
②-(a)トートタロット
②-(b)和歌
******************

(a)トートタロット考察と感想(クリックで表示)(書きかけ)
*)いろは編の粗筋について
途中まで書きかけです。


上記で語りきれなかったんで別項にしました。いろは編はカードの位置がどうこうとかツキが変わったやら、やたら面倒に作り過ぎてる印象があります。流れを整理してみます。

トートタロットとはwikiによるとクロウリーという人がデザインしたタロットで他のタロットとは異なる点があるそうです。
華アワセにおいて一番大きな差は「運命の輪」が「フォーチュン(運命)」に変更されている点かと思います。この物語の中では、「運命の籠」による流転は終わり、主人公達の持つ世界を変える力によって多くのツキが修正されていき、一つの「運命」が選ばれていきます。
アテュはトートタロットの大アルカナ…主要カードのような物だと思います。


*八咫烏戦
(0)愚者のカード
逆位置:夢想
正位置:天真爛漫、自由、型にはまらない
→今まで運命の流転に翻弄されて摩耗しきった魂でなく、素のまま天真爛漫で無垢、咎からも自由になった男女の出会いだというメッセージかな、と思いました。いろは編のみことといろはは、常世で生まれ変わっており過去作と別人格です。
二人のツキは今までのように夢物語ではなく現実の物として生まれました。

*崇徳院戦
(1)魔術師の札
逆位置:無気力
正位置:可能性
→いろはは無気力な男から、可能性の塊へと成長しました(笑)。いろは編のみは生活能力までついちゃって家庭的です。
戦闘の後、あの無感情男だったいろはがみことと二人きりで長い帰り道を歩きたがります。二人の恋は何処から始まったのか、お礼の言葉を求めた頃かもしれませんし、ピーマンを食べさせられた時かもしれませんし、いろはがみことの皆の幸せを願う姿勢を認めたこの瞬間からかもしれません。

-----常世から現世へ-----

◯ラストの札
*LUST666戦
「欲望」の解放。エネルギーの解放。
=力のカード
逆位置:無気力
正位置:強固な意志、潜在能力の引き出し
→無気力だったいろはが強固な意志によって、ツキの半身の持つ潜在能力・世界を変える力を発動させて、みことの命を繋ぎとめます。
変わらない世界の常世から変わる世界の現世に来て、ここから、いろはは自身は無自覚ながらも独占欲や欲情などの欲望を覚えていきます。

*チャリス(茉莉花)戦
◯ムーンの札
逆位置:過去からの脱却
正位置:現実逃避、猶予ない選択、潜在危機
「感情」の解放
→感情を失っていたいろはが、遂に感情を表現する事を覚え始めます。百歳によると「いろはは自身の闇と向き合った」。
タロットでは正位置より逆位置の方が良い意味を持つカードだそうです。
過去(常世)を捨てきれず、現実逃避するいろはが描かれているようです。

◯デビル(リリス)の札
逆位置:回復、リセット、生真面目
正位置:誘惑、束縛、裏切り
→狭義に見ると、生真面目に帝の命令を守っていたいろはも遂に誘惑に負けて帝を裏切ってしまう…、そういう解釈が出来ると思います。
少し広義に見ると、現世を受け入れられずに、気持ちをリセット出来ずに、自身の状況に焦ったいろはは次第にみことを束縛していく…、そういった解釈も可能かなと思いました。
この段階でいろはは自身の恋心を認識はしていなかったと思います。けれど発情は自認して側におくのは更なる裏切りになると焦った、そこでみことを女子寮に閉じ込めて戦闘に五光を利用したのかもしれません。

(2)女教皇(プリーステス)の札
逆位置:現実逃避、孤立、無気力、無神経
正位置:安心、感性、英知
→いろはは現世を受け入れられずに現実逃避した結果、五光と水妹を利用した無神経を責められて、孤立してしまいます。そして、プリーステスのカードを発現させた事で華園を追放されてしまいます。
追い出されてうつろいに襲われて枯渇し倒れたいろはを救ったのはみことの魂と、うつつパパと泉姫ママとひなたでした。いろはの身体からみことの身体にプリーステスのカードを移して、みことの魂をカラクリで造った10年前の器へと入れます。
-----10年前へ-----
ひなたが所有する10年前の讃岐の家でみことの看病を受けたいろはは安らぎを手に入れて、自分の行動を反省し、現世の世界とみことの世話を受け入れるようになります。今まで帝>みことだったいろはの価値基準が、遂にみこと>帝となります。常世の帝への忠誠心を捨てて、自身の生み出したプリーステスから現世の世界を救う為に、自身の身体を代償にうつつパパに祈りを頼みます。
みことを大切に思う気持ちを受け入れた事によって、いろはは更に自分の内実と、自身のありのままの姿と向き合っていかなければいけなくなります。

(7)戦車(チャリオット)の札
逆位置:自分勝手、暴走、失敗、無知、視野縮小
正位置:勝利、積極力、成功、解放、視野拡大、スピーディ
→今まで自分勝手に暴走して失敗してきたいろは達が、遂に一つに纏まり成功をおさめ、広い視野を持ち、スピーディに物事が進行していきます。
チャリオットのイベントでいろはは自身の目標を弥栄と定め、それを五光と女百歳とみことに約束をします。
それぞれバラバラだった五光を説得して一つに纏めていきます。その覚悟を五光は認めました。
タネとカスを犠牲にした事で挫折を感じたいろはを、みことは支えようと泉姫に覚醒し自分の想いを告白します。好きという言葉を教えられたいろはは、遂に自身の感情を自覚していく事になります。
-----10年後に戻る(女教皇で滅びなかったツキ)-----

『アテュ』
ここで力尽きたんでまた後日。
再プレイしてカードの順番思い出します。


(b)コンセプト和歌について(クリックで表示)
◯コンセプト和歌について
・『いろは匂えど…』
「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」
変わらない想いなんてない、という無常観の唄ですが、クリア後に見ると現世から常世に行っていたり随分とストーリーに合っている和歌と思いました。

その他の和歌も今見るとなるほどと思います。

◯百歳と斧定の和歌はそのまんまで笑えます…。
・百歳
『玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶるとこの 弱りもぞする』
「玉」は教科書だと大抵「命」「寿命」と訳されていると思います。思いがけず長生きしちゃうと恋心を秘めてるのも辛いな〜みたいな意味です。命よ、終わるなら終わってしまえ、と訳されます。
でもこの「玉」を文字通り解釈すると…、あら不思議…。転換しちゃいますね…。

・崇徳院の『瀬をはやみ…』をストーリーに入れ込む等、小倉百人一首がモチーフとして多様されています。特に「むすめふさほせ」の七枚札からの引用という事で、五光の争奪戦のバトルは元々スピード重視で同じ札を取り合う競技かるたの様だと感じられました。

*)華アワセのPV

・いろは
「色は匂えど散りぬるを我が世誰そ常ならん有為の奥山境越えて浅き夢見じ酔ひもせず」
地仙、頂点、咎
→地仙組、トップオブトップについて思うところがあるんだけど、推測部分が多い為時間取って文書いて人に読んでもらう程の考察になるか自信無い。だが、いつか書きたい。
地仙は道教の言葉と思う。神に近い存在を指す。
和歌については上記参照。

・蛟
「恋しさや思ひ弱るとながむればいとど心をくだく月影」
(恋しい思いさえも、逢えなければ弱ってしまうものだが、逢いたい人を想いながら月を眺めれば、心を砕くほどの自分の強い思いにためらうばかりで益々やるせない)
鴻鵠、情熱的、冷酷
→この月影ってのがいろは(ツキの半身)、姫(月光)も入ってるとしたら焼き払われたり、お友達に狙われて心折られるまでが蛟のコンセプトなんだなあとか思った(笑)
蛟は竜の水神。毒を吐く。華アワセの世界だとカグツチなり剣に通じる部分が強い様に思う。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」(つまらない人物には大人物の志は理解出来ない)
鴻鵠がこの史記の故事からきているなら、そもそも精神年齢も考え方も似ているいろはへの蛟の尊敬は本質的な物なんだと分かる。まあ、本筋見ると発情にただ振り回される蛟と世界平和を目指すいろははスケールが違う事は間違いない(笑)。
蛟の掟を守ろうという姿勢といろはの弥栄の為の帝への忠誠心は類似のテーマを持つと思う。後日、書く。

・姫空木
「佐伯山卯の花持ちし愛(かな)しきが手をし取りてば花は散るとも」
(佐伯山で、卯の花を持っている愛しい人の手をとることができたら、花は散ってもいいのです。)
月光、純粋、謙虚
→散らすな(笑)。エッロい。姫のコレ販売して大丈夫なのってレベルまで突っ走ってくれるところが堪らなく好き。
ホラー性一本で一作品作れるんじゃねって思う。一般向け映画の「スマホを落としただけなのに」(リングの監督のホラー)とかビジネス成功してるし、バトロア要素入れるとかで乙女向けでどっか作ってくれないかな。コア層狙い過ぎてて現状じゃあ冒険しにくいかな。
姫空木は卯の花の事。初夏のシンボルとして和歌では人気あるモチーフで「憂し」や純白と掛けられる。
月光は英語のルナティック=狂気からきていると推測してる。

・唐紅
「ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くゝるとは」
(神の時代にも聞いたことがない。竜田川の水を紅葉葉があざやかな紅色にくくり染めにするとは。 )
桜花、自信家、独占欲
→勢いがあり華麗で色彩豊かで無常観が美しく大好きな歌。たった一人の女を探しながらも、変わらない想いなんて存在しないと割り切って、恋愛をエンターテイメントとして貫く生き様も、唐紅という男性にはアリだと思う。
桜花は「花」。和歌の恋という意味を含むと思う。
唐紅は紅葉のような血のような紅色の事。
「神代」は神の子いろはだったり、古の泉姫伝承だったり、帝だったりにかけているのかもしれない。

・うつつ
「世の中は夢か、うつつか うつつとも夢ともしらずありてなければ」
(この世は果たして夢なのか現実なのか――現実とも夢ともわからない。この世というものは存在していて、かつ存在していないものなのだから。)
鳳凰、謎、自信
→うつつと唐紅の両方に自信という文字が入っている。自己愛という概念が全体構成の中で大きなウエイトを持つ事が分かる。
ううーん、そもそも奈落に堕ちてその中で成長しちゃったと思うと切ない。テーマが重過ぎて、自分と世界という物をそういう風な視点で捉えてしまう彼が可哀想だなと思ってしまった。最初から現世(この世)と常世(あの世)を描きたかったという事は分かる。
鳳凰は中国において非常に文献が多い。どの点から鳳凰組の名をとったか推測する事は難しい。平和の象徴としたのであれば哀れで皮肉的だ。フェニックスから取って死の世界から黄泉がえるという意味の方が近いかもしれない。
ミステリアスさもコンセプトなんですね。これ以上ない程の謎っぷりでした(笑)


*)華アワセのオープニングムービー

「孤独」
・いろは
「厳格」
・蛟
「傲慢」
・唐紅
「謙虚」
・姫空木
「色は匂えど散りぬるを」
・みこと
「覚醒」
・うつつ

→いろはは孤高で無関心な外面で、内実は社会のルールなど全体を大事にする性格。
蛟は掟縛りに厳格だけど、意外と欲に溺れて傲慢である。
唐紅は傲慢に見えてけっこう謙虚。
姫空木は謙虚な態度でも狂気に塗れて暴走がち。…姫とうつつの間に隠れたコンセプトは月光(ルナティック=狂気)とかかねえ。
うつつは病んでて孤独を求めて突き進む。
キャラ同士の対比は最初からコンセプトにありそうです。



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華アワセ 未プレイの方向けの感想と、花札攻略法

PC乙女ゲームの「華アワセ」を布教がてら、未プレイの方向けにお勧めする記事を書こうと思います。

…どこまでネタバレするか、ですけど…簡単な属性分析やら、システム面については少し記載します。まだ購入するかどうかとか積みゲーの優先順位で悩んでて…相性確認したい方向けへご参考になれば嬉しいです。
事前情報は要らないですって方は公式をご参照下さい。音楽がとっても良いのでPVはイチオシです!

因みに、がっつりネタバレしまくりの考察&感想はコチラの記事です。こちらはクリア後にお読み下さい。

花札の攻略法はコチラ。

※2023/9月
「華アワセ」のSwitch移植が10月に出るそうですね‼
10年経ってついに携帯機に(涙;)
手軽にプレイ出来るようになって、更におすすめです!

【プレイ順について】
各話でストーリーが複雑に繋がっていますので、発売順にプレイする事をオススメします。特に、唐紅/うつつ編の後にいろは編をプレイしないと、めちゃくちゃ意味不明だろうと思われますのでご注意下さい。

・第一作「蛟(みずち)編」
・第二作「姫空木(ひめうつぎ)編」
・第三作「唐紅(からくれなゐ)/うつつ編」
・第四作「いろは編」

【華アワセの良いと思うポイント】
◯独特の世界観と音楽
初見の方はPVご覧下さい。とにかく主題歌も花札と和歌モチーフの世界観も良いです!
私はキャラソンはこのゲームが一番聴いてます!何年聴いても飽きない名曲だと思います。

下記は第二作、姫空木編のPVです。


下記は第三作、唐紅/うつつ編のPVです。



◯キャラが魅力的
キャラクターが良い意味で泥臭く現実的です。短所も長所もしっかり描いてくれるとそのうちまるで現実に居るような…リアルな存在として、そのダメなところも、不器用さも、一生懸命さも、もう全てを応援してあげたくなります!
私個人は萌えまくりでした!
メインとサブ含め殆どの登場人物が病みまくっていますが、その愛ゆえに苦しんでいく過程も丁寧に描写されます。ヤンデレがお好きな方であれば、誰かしら好みの病み方のキャラが居ると思います(笑)。
どんなヤンデレでも苦手かもという方には向いていないかもしれません…;;一応病んでない男性も居ます。

◯コミカルでテンポの早い文章
私は乙女ゲームは今まで30タイトル程度しかプレイしていないライトユーザーです。その中では一番読みやすい文章でした。
演出が派手で常識外れの学園なので展開がツッコミどころ満載でコミカルに進んでいきます。しかしながら、恋愛心が募ってきて抱えきれなくなると...次第にシリアスな展開になっていきますが、行動がぶっとんでいるのでどこか笑えます。

◯バッドエンドが秀逸
ヒロインがXX編というタイトルキャラのXXにしか恋心を抱いてくれません!
蛟編だったら蛟√のみにハッピーエンドが存在します。なので、蛟編では他のキャラ(いろは、姫空木、唐紅)√はバッドエンドのみです。それぞれのディスクに一つのハッピーエンドと多数のバッドエンドが入っています。
なので、読後感は切ないです。それどころかけっこう悲惨なエンドも多いですので、バッドエンドが苦手な方にはお勧めしにくいです。辛く哀しいバッドがお好きな方には向いていると思います!

◯綺麗な全編構成
本筋はこれでもかというくらい複雑です…。複雑過ぎて人を選びます。厨二用語というか、作中で個別の意味を持つ特殊用語もストーリーが進む毎に非常に増えてきます…。
とても作り込まれているストーリーです。沢山散りばめられていく伏線があまりに多く、きちんと回収出来るのかなと不安になるかと思いますが、きちんと回収されます!
最終的にはとても整理された構成を持つ物語です。全編でしっかりとした筋が貫かれますので、とても心に残ると思います。

※「蛟編」と「姫空木編」はそこまで複雑ではなく一般的な乙女ゲームの感覚でお手軽に楽しめます。
※「唐紅うつつ編」は少し、「いろは編」は非常に複雑です。一般的な読み易い乙女ゲームを期待していると、物語についていけず失望する方も多いようです。
全4作の華アワセという物語は乙女ゲームというよりも『考察ゲーム』です。例えるならば、アニメの「エヴァンゲリオン」や男性向けゲームの「ひぐらし」、「428」や「シュタインズゲート」を攻略本なしで自力解答する感覚、本格推理小説(サスペンスではなくエラリィクイーン系)を読むような複雑さがあります。
厨二用語を抜いて分かる情報を分析する、客観的な文章読解能力がけっこう要求されるようです。現代文の試験問題のような雰囲気かもしれません。
ヤンデレや鬱多数よりも、その点が最もユーザーを選ぶゲームとなっているかもしれません。

◯エロい!糖度高い!
糖度はとても高いです。エロ要素も多めですやや人を選ぶ方向性ですが、本当に全年齢対象なの?と突っ込みたくなるくらいに過激で大人向けな表現も出てきます…。CS向けだとなかなか無いレベルに糖度は高いと思います。デザインの由良さんのスチルもエッロくってドキドキしちゃいます。そういう方向でも大丈夫、ドキワクしたいって方向けだと思います。
逆に初めてのPCゲームだったり、ceroDやceroZ(R18)もご経験の無い方には刺激が強過ぎると思います…。トラウマになっちゃうレベルかもしれません…。ご自身の許容範囲含めてご検討下さい。
どのくらいのエロさかというと…主題歌お聴き下さい→。歌詞がけっこうヤバイです;

下記は第一作、蛟編の主題歌です。
(公式動画ではありませんが歌詞が分り易いので貼らせて頂きます)。
(公式には第一作のみは主題歌入りのムービーが無いようです)。



◯ミニゲームが面白い
花札のカードゲームもとても面白いです。
カードを覚えて確率を考えてこいこいするか、諦めて現状で攻撃するか考えるところも面白い!山札もちょうど覚えられる程度の数で遊び易く夢中になれました。
カードゲームは確率計算して最適手を選ぶ遊びなんですが、枚数も役の数も覚え易く、楽しみやすいと思います^ - ^

【花札 攻略法】
私が思う華アワセ攻略法7点のご紹介です。
大前提として分岐前と戦闘前にはセーブしましょう。

①カードゲームは確率計算する実力ゲーです。運ゲーではありません。
理想は(1)役を覚えて、(2)山札を覚えて、(3)こいこいでカード交換した場合の期待値を計算する事です!
...といっても、このゲームは乙女ゲームなので、役も山札も覚えなくても勝てます‼︎

②勝てない場合はレベル上げ
レベルを上げるとパラメーターが上がるのでとっても勝ちやすくなります。4作ともランキング10位以内に入るまでのレベル上げは3、4時間くらいです。ドラクエなどのRPGゲームをやってる感覚でサクサク上げちゃいましょう‼︎

③パラメーターは『攻撃』が最重要。
攻撃極振りでOKです‼︎

攻撃6>>速さ4>>防御3>HP2>>>MP1>Love0
くらいの比重をオススメします。


極論を言えば、攻撃99、速さ50、防御30、HP20、MP4(記憶朧げ?)程度で五光にも勝てます。
確か蛟の守備力が99の為、最終的には攻撃力90以上はほぼ必須です。
確か唐紅は攻撃力と速さが高いので、速さもそこそこあった方が良いです。

MPはスキル用です。攻撃力アップとクリティカル力アップを覚えればOKです。

Loveは覚醒時用。PC版はキャラソンが聴けたので趣味嗜好で上げている人も多かったですがSwitch版では重要度は下がりそうに思います。

④序盤はランキング戦で札集め
最序盤は手持ちのカードが少ないので短尺狙いになります。

⑤中盤以降は、『月崩れ』狙い
五光や猪鹿蝶などの役に使えるカード1枚と、風景のみのザコカード2枚で『月崩れ』という役が出易いです。
月崩れ狙いで『こいこい』を繰り返します。

⑥『こいこい』は般若おかめの仮面で見分ける
・手持ちの残り札で既に役が揃っている場合おかめの仮面が表示されます。

・手持ちの札で役が揃っていない場合般若の仮面が表示されます。

⑦ハッピールートが敵が弱く、いろはルートは敵が強い
蛟編でしたら、(1)蛟√(2)姫空木√、唐紅√(3)いろは√の順番がオススメです。

◯以上のポイントさえ押さえておけば、花札ゲームはそんなに難しくないと思います。

×【注意点】

独特な作品なので当然人を選びます。
(以下、少しキャラの性格についてネタバレあり)
ヤンデレ多数
バッドエンド多数の鬱展開
※話が複雑

キャラの比重が異なる
(好みのキャラが好みの展開で好みの待遇になるとは限りません。結果的に五光の人気順位はどのキャラも競ります。)
いろは→真エンドキャラです。いろは編では完全なる主役!いろはが苦手だといろは編自体がつまらないと思われます。だが話の筋を纏める役でもあるので、両想い後の恋愛描写はほぼないです。
うつつ→物語のボリューム感は一番あると思います!しかし、蛟編と姫空木編では登場すらしないです。いろは編でも登場は多いものの設定上の冷遇を感じて不満なファンは多いです。
唐紅→物語のボリューム感は一番少ないと思います。ただ、どの巻のどのシーンでも安定して漢前。
蛟&姫空木→物語の本筋にはあまり絡まない。その反面、乙女ゲームとしての恋愛描写が多く糖度も高い。ハッピーエンドのルートはこの二人が好評。さらに後日談の小説やキャラソンCDなども豊富。業が深い(?)ので物語が成り立ち易く作者が良いキャラだと気に入ってるのは姫空木らしい(記憶朧げ)。


【キャラクターについて】
みこと
女主人公です。名前変更可能。
乙女ゲームの中でもクセが少なく、あまり嫌われないキャラとして板なんかではカテゴライズされています。
上品で、美人で、おっぱい大きくて、常識人、少し気が弱くて、けっこう芯が強い。
一途でタイトルキャラ以外にときめいてくれない所が良いです。幸せになって欲しい。


蛟(みずち)
真面目で誠実ですが、ムッツリスケベ。いろいろ理由付けてますが、単なる発情期の男の子です。
めちゃくちゃ可愛いです。眼帯で強面なのに、可愛くて弄られキャラというところがキュンキュンします。
けっこう吐息が多くて聞いてるだけで満足。

「ヤンデレ(軽度)」「ヤンデル(軽度)」「エロ」「クーデレ」「真面目」「厨二病」「純情?」


姫空木(ひめうつぎ)
社交性が高く、爽やかです。表向きは…。
ザ・ヤンデレさんです。病み方を極めていらっしゃいます。ホラーです…。
中性的な美人です。呼名は「姫様」。
ヤンデレがお好きな方は好みか好みじゃないかに関わらず、一応この作品に挑戦してもらいたい気がしてます。常識を突っ切ってくれるので、ある意味気持ちいいくらいだと思います…。
あと究極にエッロいです。刺激的です!

「ヤンデレ(超重度)」「ヤンデル」「エロ」「王子様」「社交的」「爽やか」「嫉妬」「メンヘラ」


唐紅(からくれなゐ)
セクハラ俺様男です。軽薄軟派男。
男前です。メンタル強くて頼り甲斐あります。しかもテクニシャンらしいです。
登場シーンで最低っぷりをぶちかましてからの株を上げていく傾きがもう素敵です。悔しいくらいカッコ良いです。
作中最も常識人なので、結果的に周囲からひたすら迫害されてる感も少しあります。口が悪いので自業自得感もあります…。

「俺様」「冷静」「常識人」「大人」「優しい」「女性関係」「セクハラ」「皮肉屋」「毒舌」「マザコン?」


うつつ
世界を壊しちゃう系のヤンデレです。
ミステリアスです。蛟編/姫編では殆ど登場しません。だけどキャラソンがめっちゃ良いです。
何気に一番過激で攻撃的。しかも相手の急所を狙うような策士。でも恋愛面ではピュアそのもの。健気です。必死です。切ないです。可哀想です。でも悪い奴です。そんなところも魅力です。

「ヤンデレ(重度)」「ヤンデル(重度)」「不遇」「恋愛至上主義」「冷酷」「一途」「照れ屋」「純粋/純情?」「弟系」「独占欲」「お子様」


いろは
病みきって壊れちゃってます。
ヤンデレなんだけどヤンデル。
何気に優しくて、愛が深くて広いです。
自己犠牲騎士様です。ひたすら守ります。
そうなんだけど、ツンツンで天邪鬼なんで、ドSキャラでもあります。
学園トップなのに甘党でダメ人間。でも一番家庭的です。
自分で認識してない嫉妬心で周囲を焼き払って、更には自分まで燃え尽きちゃうような…、刹那的なキャラです。

「ヤンデレ」「ヤンデル(重度)」「不遇」「ツンツン」「無気力」「無口」「クール」「ドS」「暴力的」「ヒーロー」「完璧」「天才」「一途」
*)ネタバレ少なめ(未プレイ向け)の感想はコチラの記事です。

******目次******

考察トップ

①-(0)序文

①-(1)蛟

①-(2)姫空木

①-(3)唐紅

①-(4)うつつ

①-(5)いろは

①*まとめ

①-(6)百歳

②-(a)トートタロット

②-(b)和歌

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*歴代おすすめ乙女ゲームランキング

*乙女ゲーム関連記事目次

*バスタフェロウズ攻略方法

*バスタフェロウズ感想(ネタバレ少なめ)

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ラグナログ 支援育成

ぬるゲーマーのすすめ
支援プリ
*狩場別・PT別で支援考察(2007)
*支援プリ育成(2007)
*支援廃プリ育成(トール以後)(2010)
支援アクビ
*ニヨPTで支援ABの育成・ステ(2013)
*支援ABのスキル(2013)
*アコプリ最短転職育成(2013)
支援アクビのソロ
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支援ジュデックス型育成
*お手ごろ装備(2013)
*ステータス・育成タイプ(2014)
*スキル構成(2014)
*武器火力(2014)
*審判の靴(2014)
サブキャラ育成
*弓手育成(養殖)(2013)

マンガ感想&ネタバレ

★ぼくの地球を守って
(1), (2), (3), (4), (5)
(6), (7), (8), (9), (10), (11)
★ぼくは地球と歌う
1巻, 9話
★東京喰種-トーキョーグール-:Re  1話

ゲーム感想・おすすめ

*メタスコアランキング
上からオススメ順。主観多々
世界観重視,厨二ファンタジー,
美男美女,癒し系,協力ゲーム好き

【個人的な神作品】
*ICO(ADV,PS2等)
*風ノ旅ビト(ADV,PS3)
*Demons&DarkSouls(Act,PS3)
*DarkSouls2(Act.RPG,PS3等)
*Bloodborne(ARPG,PS4)
*ワンダと巨像(ADV,PS2等)
*rain(ADV,PS3)
*428(ADV,PSP等)
*シュタインズゲート(ADV,PS3)
*空の軌跡,零の軌跡(RPG,PC等)
*ジルオール(RPG,PS2等)
*幻想水滸伝1-3(RPG,PS等)
*シャドウハーツ1&2(RPG,PS2)
*月下の夜想曲(Act,PS等)
*Ysシリーズ(ARPG,Vita等)
*Ys8(ARPG,Vita等)
*逆転裁判(ADV,DS等)
*キングダムハーツ(RPG,PS2)
*ラストオブアス(TPS,PS3)
*GTAシリーズ(TPS,PS3,ceroZ)
*ウィッチャー3(RPG,PS4,Z)
*スプラトゥーン(TPS,WiiU)
*華アワセ(乙ゲ,PC)

【個人的な秀作】
*DOOM(FPS,PC)
*FF5(RPG,SF)
*DQ5(RPG,SF)
*モンハン2G(Act,PSP)
*IQ(パズル,PS)
*TRICK&LOGIC(ADV,PSP)
*デビルメイクライ4(Act,PS3)
*ドラゴンズドグマ(RPG,PS3)
*エルダースクロール(RPG,PS3,Z)
*マインクラフト(工作,PS3等)
*アサシンクリード(Act,PS3,Z)
*アンチャーテッド(TPS,PS3)
*零~zero~(ADV,PS2)
*零~濡鴉の巫女~(ADV,WiiU)
*SIREN(Act,PS2等)
*ぐるみん(Act,PSP&PC)
*ダンガンロンパ1&2(ADV,PSP)
*プロジェクトディーバ(音楽,etc)
*龍が如く4(ADV,PS3)
*東方・紅魔城伝説2(Act,PC)
*式神の城(Stg,PS2)
*ペルソナ4(RPG,PS2等)
*大神(RPG,Wii等)
*ニーア・レプリカント(RPG,PS3)
*メタルギアソリッド(Act,PS等)

*2016年発売日表
*2015年E3PV集

ゲーム感想

【個人的な惜作】
*閃の軌跡Ⅱ,,③感想,,⑤キャラ,,,⑧クリア後の解釈(RPG,PS3)
*フラジール(ADV,Wii)
*絶対絶望少女(Act,Vita)
*ジルオールゼロ(Act,PS3)
*ブレスオブファイヤ5(RPG,PS2)
*ドラッグドラグーン3(RPG,PS3)
*エスカのアトリエ(RPG,PS3)
*FF13-3R(RPG,PS3)
*テイルズヴェスペリア②感想(RPG,PS3)
*Tree of Savior(ARPG,ネット)
*ECO(RPG,ネット)
*タルタロス(ARPG,ネット)
*歴史物(小説・漫画)

独自性、戦闘操作性、快適か
ストーリー、キャラ、デザイン
音楽、画質、難易度で評価

ゲーム日記

★シャドウバース
冥府エルフ
ロイヤル

★任天堂ゲームの感想
*スプラトゥーンの日記
S以上・96凸ギア立ち回り戦略
おすすめ武器
C-, C, C+, B-, B, B+, A-, A
マップざっくり考察

★ファルコムゲームの感想
*イースⅧの日記
1, 2, 3, 4, クリア後の感想

*東京ザナドゥの日記
1話, 2話, 3話, 4話, 5話,
幕間, 6話, 7話, 最終話
クリア後の感想

*閃の軌跡Ⅱ
*,,③クリア後レヴュー,,
⑤キャラ,,,⑧クリア後の解釈

*その他
*空の軌跡,零の軌跡
*Ysシリーズ
*ぐるみん

★スクエニのゲームの感想
*いけにえと雪のセツナ
(1), (2), (3), (4), (5)
クリア後の感想
Amazon工作疑惑

★LOL
*初心者向けオススメ動画
*レーンごとオススメ
*アーリ
*アニー
*フォーチュン
*導入ガイド

支援(・∀・)スキーによる雑記


(*´▽`)_旦ちゃ~
最近はジュデックス…
ソウルシリーズ・フロムゲーに関しては 姉妹で情報収集をしています。

姉:さきちゃ
RPG好き。特に支援職が好き。
好きなキャラは、エアリス。

妹:ヨルタ
モンハン世代。
ICOでゲームにハマる。
反射神経はないけど、 探索ゲー・雰囲気ゲーが好き。

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