ちょっと古いゲームですけど。
98年あたりのPSゲームです。
私はPS2のリメイク版をけっこうやりこみました。
久々にHPや実況を見たのでレビューをしてみます。
3Dがメジャーとなった今ではめずらしい
フリーシナリオシステム。
ロマサガとも似ているかもしれません。
もともと歴史物の書籍が好きなので、これ系のゲームは大好きです。
ファンタジー色もありつつ、現実的な理不尽さや残酷さもきちんと描写していく
世界観の描写がきわだったゲームだと思います。
シナリオが評価されすぎて、リメイクは繰り返されるものの、
10年以上たっても越えるものが出てこない・・・。
というある意味、ファンの中では不動の地位を誇るのではないでしょうか。
動作が重く、操作性が悪いものの、
万人受け出来る良作RPGです。
独自性:4、操作性:1、
ストーリー:5、
キャラ:5、 快適さ:1、
音楽:2、画質:1、
デザイン:4、難易度:2 (5段階)
ストーリーとキャラと世界観のきわだったゲームです。
操作性は悪いです。
ロードが長すぎます;;
戦闘ももっさりとした動きでたるいわりにRPGとしては普通すぎるくらい。
この当時としては珍しくポイントを振るレベルシステムです。
オンラインRPGの走りのようなシステムです。
最初ちょっと戸惑います。
フリーシナリオでマップとキャラが3Dだと
いちいちフラグ計算して、人物配置を描画しなおすのか
3Dがメジャーとなった2000年代にはほとんど消えてしまった
惜しいジャンルかなと思います。
コーエーらしく、美男美女は揃っています。
100人ものキャラがいて、皆キャラ立ちしているので
誰かしら好みの人はいると思います。
女性陣に圧倒的人気を誇るレムオン。
切ない事情を背負ったイケメンです。
さすが、コーエー、ここまでやるか?という程の
乙女ゲーらしい演出まで用意してます。
イケメン好きなかたは是非彼のイベントをクリアしてみて下さい。
私はツボでした。下手に狙いすぎた乙女ゲーより萌える気がします。

レムオンと二大イケメンの看板を背負うゼネテスさん。
人格良し・頭良し・器量良し・人望あり・勇敢さあり・腕っ節強し。
完璧すぎるお人です。
あだ名は「阿部さん」。
こういった
高い能力と人徳を持つ英雄ですら、
大きな歴史の流れは操りきれないと、潔い良い彼の聡さと限界。
そして、
他人の事情を思いやってしまうために生き残るには人が良過ぎた人格も
ジルオールで描かれる大きな内容だと思います。
悲劇的ではあれども、お人よしで非情になりきれない、
けれどたくさんの人を殺す才能は高い、
そんな二面三面を持つ英雄は歴史物で特に光る人物像です。
このあたり、歴史好きなコーエーならではの表現力だと思いました。
たとえば、銀河英雄伝説とかお好きであればこのゲームは楽しめると思います。
ゼネテスは続編にも出演します。

女子として、可愛らしい容姿なのはユーリス。
歴史背景とか、お国事情とかはそこまで背負っていないので
単純な顔キャラかしら。
でも、こういうキャラがいてこそ、お国を背負っている重い話も映えます。

シリアスなキャラというならカルラかな。
どちらかというと、
勇猛果敢すぎて、イケメン風味なキャラです。
けっこう表舞台で活躍してくれるメインキャラの一人です。
露出が多すぎなような・・・。
とても強いお人なので、守ってあげたくなる人ではないかもしれません。
ザギヴさんもけっこうなメインキャラかしら。
顔グラいいしね。
クールで厳しい人だけど・・・。
似ている背景は背負っていますが、根明なカルラより、サギブさんは根暗です。
苛烈な裏に弱さも隠し持っているザギブの方が男性受けはいいかもしれません。
そういった人々が、
大きな歴史の流れや運命に翻弄されて
成功したり失敗する大きなドラマ性がジルオールの魅力です。

お淑やかな女性キャラもとても豊富です!
巫女さん4人はとっても魅力的です。
このあたりは、ファンタジー色も強く、癒し系の人格で男性受けが良さそうに思います。
あとはティアナとアトレイアかしら。
私は二人とも好きですが、男性陣から見ると重すぎて人を選ぶかもしれません。
けっこうヤンデレ風味のお方なので^ ^;;
あらゆるタイプが揃っているので、キャラゲーとしても
単純に大河ストーリーものとしても、ファンタジーものとしても
良い作品だと思います。
残念なの事は、コーエーでは無双が売れすぎてRPGを開発する余力がないこと
男性萌え市場狙いのアトリエが安定していることなどから
利益率の低いジルオール製作に会社としては乗り気でないことです。
あまりに固定ファンが強い作品なので、十数年ぶりに続編が出たものの
1作目ほどはストーリーが作りこまれておらず、
期待の強かったファンからは失望の声が強いという悲しい状況になっています。
こういう若干ライト層向けの、狙いすぎない萌えを描いてくれると
私は喜ぶのですが・・・^ ^;;
中華風な三国志物と比較して、西洋ファンタジー色が入るのでまた別の市場だとも思います。
最近は開発費を回収できるゲームと成功しないゲームで
定型化されすぎているようにも感じます。
子供狙いのDSゲーム。
20-30台狙いの萌えゲーム・戦争FPSゲーム。
会社と家庭で自由のない30台以降のスマホゲーム。
・・・と。
そう思えば90年代後半は本当に良いゲームが多かったです。
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