忍者ブログ
HOME Admin Write

ダクソ攻略メモ*よるた*

ダークソウルとブラッドボーン攻略で初心者向けステ振り・武器。 RO支援ジュデックスABの狩場・ステ・装備。 ゲーム感想。

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「ハートの国のアリス」シリーズ感想と考察

スペードの国のアリスの公式ホームページ立ち上がりましたね♪
スペアリ全力待機組として、シリーズの感想とキャラ語りをしたいと思います。
ハート→クローバー→ダイヤと、シリーズをプレイした雑感です。

個人的には、エース>グレイ>ナイトメア>ブラッド>ボリス>ユリウス…の順で好きですかね…、2次元の男の価値をベッド上の野獣度で測る女です…。
キャラ感想の文章量がブラッドとエースが長くなり過ぎて他キャラ書く余裕がないレベルです…。

にわかですみませんが、全作で√クリアしているのはエース、ナイトメア(ユリウス、グレイ)のみです。おもちゃ箱未プレイです。…うーん、時間が欲しいっ(´;ω;`)
スペードまでに主要キャラはクリアしたいです。




シリーズのタイトル別雑感
(ネタバレほぼ無し)
(未プレイの方へシリーズの紹介)

(0)初心者向けタイトル
ハトアリシリーズは数が多く初心者にはどれをプレイすべきか悩む作品だと思います。
時系列順は<起>ハート→<承>クローバー→(<番外>ジョーカー)→<転>ダイヤ→<結>スペード、です。

①ハートの国のアリス
今からプレイするなら『新装版 ハートの国のアリス』(PSP)というソフトがお勧めです。Vitaの新装版も内容は同じですが、中古価格が高騰しているので、やや価格が落ち着いているPSPがお手頃だと思います。(時価4000〜5000円程度)。
それぞれのキャラにホームとビジターの2種類のルートがあり、作業なしの読み物となっており、お手軽に楽しみやすいです。といっても、100時間以上の大ボリュームです。
ハートの国には、「ツイン」というファンディスクがあります。
②クローバーの国のアリス
中古相場からオススメしやすいのはオリジナル版のPSP『クローバーの国のアリス』です。PC版はバグが多いらしく、サポートも期待出来ないのでやめておいた方が良いと言われています。
③ジョーカーの国のアリス
ジョーカーはオリジナル版しかありません。こちらもハートとクローバーと合わせて、同じPSPにしておくと遊びやすいと思います。
オリジナル版は単調作業が多いですのでプレイ時間がかなり掛かります。
「おもちゃ箱」というファンディスクがあります。
④ダイヤの国のアリス
ダイヤの国は、新デザインでかつ、読み物形式の作品がオリジナルなので、新装版しかありません。新装版とタイトルにつきませんが、形式的には新装版です。
そして、ダイヤの話は2タイトルに分かれています。攻略キャラによってダイアリ(前編)とミラアリ(後編)の2つのゲームが出ています。
正式名称はややこしいですが、『ダイヤの国のアリス wonderful wonder world』(PSP)と『ダイヤの国のアリス wonderful mirror world』(PSP)の2つになります。攻略可能なキャラが異なるので好きなキャラがプレイ出来る方を遊べば良いと思います。
⑤スペードの国のアリス
Switchでオトメイトから発売予定です。スタッフは概ね新装版のメンバーらしいです。此方も2タイトルに分かれて攻略キャラが異なります。

⑴ハート(新装版)&ツイン
私がプレイしたのは新装版のPSPです。シリーズ通してですが、冒頭が冗長で新規プレイヤーがゲームを面白いと思うまでに時間がかかるのがやや難点かと思います。
それでも、ハトアリだけでもシリーズ全体の世界観が掴めるように出来ているので超オススメです!合うか合わないか分からない方は、とりあえずハトアリで1キャラだけでもクリアしてみては如何でしょうか?
11キャラ(10?)それぞれに、ホーム√とビジター√があり、兎に角ボリューム満点なので、値段が高騰気味の現状でも充分にお買い得なソフトだと思います。
更に、ツイン√を入れるとハートの国だけで3タイトル分のストーリーが詰まっているので、他の乙ゲの追従を許さないレベルにボリュームがあります…。

起承転結の起の部分。出会って早々の初々しい関係性が描かれて、キャラの重さよりも、エロさや純朴さなど恋愛の甘い部分に焦点が当たっていると思います。
時間が足りない方にはハトアリのホーム√だけでも推します。特にブラッド→エース→(ペーター)→(ボリス)→ユリウス→ナイトメアくらいはホームをクリアしておかないとシリーズの世界観自体が掴みにくいかなと思います。時間が惜しければビジター√やツインはプレイしなくても話にはついていけます。
私はエースのビジター√が好きでした(汗;)

⑵クローバー(新装版)
新装版発売直後に倒産したので…世にソフトが出回っておらず中古価格が高騰中です。一般的にクローバーは旧デザイン品で充分ではないかと言われています。
というのも、クローバーはハートと比べても心理描写が多めとなっており、悪く言えばやや展開がゆっくり…ちょっとダレ気味です。シリーズの中でも甘さ控えめなんですよね…。スペアリを楽しむ為にシリーズをざっくり把握しておくだけが目的ならばクローバーはそこまで丁寧にやり込んでおかなくても話にはついていけます。ハートのホーム√と、ダイヤの方がストーリーは濃いと思います。起承転結の承の部分ですが、ハートとダイヤの繋ぎ的な役割の強い作品かなと感じました。ただ、クロアリをプレイしないと引っ越しが分からないというのと、ユリウス不在やナイトメア&グレイ実在の世界が分からなくなってしまうので、発売順にハートの次はクローバーをプレイした方が良いと思います。

個人的にはグレイはクロアリがカッコ良いと思うし、ナイトメアもまた身近で等身大となっているので、塔の主従が好きなら大金出す価値はあるのかなと思います。ペーターもハートとクローバーしか居ないのでペーター好きも買いかもしれません。ブラッドはクロアリの√もけっこうサービス満点なのでブラッド好きにも出来れば新装版を推します。
ユリウスが最萌えだとユリウスが出ないので…安い旧版でも良いと思います。
エース推しやボリス推しの方は特に新装版でないと萌え逃すって事もないかな〜と思います。私はエース最萌えで新装版を選びましたが、結果的には新装版で揃えて正解だったと思います。が、エースとボリスはクローバーではサービス展開が少なめなのでそこまで美味しいスチルがあるわけでもなく…無理をしてまで揃える程の内容ではないとは感じます。グレイがエロいっす〜( ´∀`)

⑶ジョーカー&おもちゃ
これだけは新装版がないので旧デザインで揃えざる得ません。PC版はバグが恐ろしいそうなのでPSP版の方が無難と思います。
ただ、ジョーカーをプレイしないとダイヤが理解出来ないかと言うとそうでもないように思います。ダイヤの国ではアリスがジョーカーの事を忘れているのでユーザーがジョーカーを必ずしも知っていないと分からない程ではないです。
ただ、ジョーカーはプレイ可能なキャラが多いですので、お買い得なお話だと思います。ユリウスもゴーランドもピアスも、ナイトメア&グレイも実在して、ジョーカーまで出てくるし、ペーターもビバルディも居る…と大ボリュームです。
更に、ストーリーの掴み易さや泣きゲーとしての盛り上がりがあるのはダイヤ(転)の方だと思いますが、次にストーリーに深みがあり分かりやすいのはジョーカー(番外)かなと思います。クローバー(承)が細かい心理描写が多めで複雑になっている分、ジョーカーで分かりやすい表現で補足されている印象を受けます。

⑷ダイヤ&ミラー
スペードを楽しむ為にはおそらくダイヤの国はプレイ必須だと思います。
少なくともミラアリのエース√とナイトメア√をプレイしておかないと、ハトアリシリーズの世界観を理解出来ないと思われます。ミラーでも良いのでジェリコ√もオススメです。
久々にユリウスが攻略可能なのでユリウスファンにも推します。グレイ好きにも登場作が少ないので良いと思います。
金銭的や時間的に苦しければ、ノーマルダイヤの方は切っても大丈夫かもしれませんが…帽子屋ファミリーが好きなら攻略可能なノーマルダイヤの方が楽しめると思います。
スペードのホワイトをプレイするならノーマルダイヤも必修かもしれませんね。




総論と考察(ネタバレ注意)
❶この作品ですが、コンセプトの一つ目として『恋はするものではなく、落ちるモノだ』という考えがあるように思います。どんなに理屈で考え駄目男だと避けようとしても落ちてしまう麻薬のような恋愛の魔力を描こうとしているのかな、と感じます。舞台は非現実なんですが、関係性は自然な進展で、「あるある」の恋愛模様かなと思います。
しかしながら、一般の乙女ゲームで描かれる女子が憧れる恋愛の正しい手順を踏んだ話は殆どないですね。まともに告白してきたり愛を語ってくるキャラはほぼ居ません。まあ現実の男女の恋愛でも告白から始まる恋は殆どないとは思いますが…(笑)お見合いとか、一目惚れくらいですよね、告られても嬉しくもない眼中にない相手とか…;

あとは、吊橋効果のハラハラ感、が散りばめられています。刺激的でエロいです!

❷特徴の二つ目は『替の効かない』、無意味ではない『特別な存在』を目指すというもの。
ルールに、「領土争い」だったり、「定期的に撃ち合う」とか「催し物」もありますが、この辺のルールもスペードで回収されるんでしょうか。
無意味に繰り返される時間の中のゲームが終わる時というのはどういう場合でしょうか?
替の効かない人生の伴侶を定めた時に恋愛ゲームが終わるのかもしれません。もしくは、恋愛自体を諦めた時か、ですかね。

❸特徴の三つ目として、(恋愛)ゲームの世界だという事があります。ハートを奪い合うゲームです。心臓は壊れても修理されると復活します。恋愛ゲームを何度もやり直す事が出来ます。銃弾飛び交って心臓を射止めたら勝ちという事でしょうか…。恋愛はゲームだという定義で、惚れたら負け、惚れさせたら勝ち…という事ですね。そういう考えの人と世帯を築く気にはなりませんが(笑)。
余所者は誰にでも好かれるという(恋愛)初心者ボーナス付きですが、ゲームに馴染んでいくと次第に効力は失われていく様子です。
惚れられたら惚れ返されないと心臓を壊されちゃうという事でしょうか…。
恋愛を繰り返すと、命のやり取りに無頓着になり…、恋の終わりに無頓着になる…、機械人形のように恋愛を繰り返すようになっていくという事でしょうか。

この作品の主題として、『ゲームや夢に逃避しないで、現実で堅実に生きろ』というメッセージ性があるように私には感じられます。「逃避する罪悪感」と「衝動本能(二次元萌え)」との闘いを描く物語です。まさに乙女ゲームユーザーそのものですね(笑)。
アリスは失恋の恐怖から、苦しみを伴う現実での恋愛を諦めてゲームの世界に逃避します。そこでは無条件に好かれます。しかしながら繰り返されるゲーム世界では本質的な幸せは約束されない。居場所を決めなければ、逃避の罪悪感と目の前の快適さとの間へと迷い込んでしまいます。ゲーム世界に馴染んでしまうと特別な心を失い、機械人形になってゆきます。「現実」=「悪夢」を選ぶか、ゲームに居場所を得るか、どっちを選んだエンドも恐らくメリーバッドエンドになると考えられます。その他の選択肢があるのか、スペードがとても楽しみです!

一方で、乙ゲジャンルの中でもストーリーのボリュームは最長レベルで、全編のプレイ時間は1000時間は軽く越えると言われています。更には、全ルートに満遍なく散りばめられた伏線、オリジナルは作業量も非常に多く…、まさに「永遠に繰り返される終わらないゲームの世界」を体現しています。その世界には異なる時間を刻むキャラクターが各々の特異な恋愛観を魅せてくれます。

❹特徴の四つ目は、『命の有限さ』というテーマがある事。ハート=命、という設定から命に関するストーリーが多くなっています。ここでいう命は「ゲームの世界の命」なんで、「恋愛心の有限さ」=「無常観」に近い意味合いかもしれません。こういった壮大なテーマを扱う事でハトアリは他の乙ゲと一線を画したストーリー性のある物語へと昇華されていると思います。
「恋愛への憧れを描かない」ので、常に終わりを意識した恋愛になるんですよね…。ブラッド√ではさすがにメインルートというべきか子育ての話が出てきます。

一方で、このゲームの世界では定期的に『引っ越し』が起こります。なので、めでたくカップル成立したとしても引っ越しで弾かれたら離れ離れになる可能性が常にあるという事になります。という事は、シングルマザーで子育てをする覚悟が要求される世界という事になり…、これが(ユーザーの)恋愛観にも大きな影響を与えてきそうです。助け合いに期待ができない世界なので、刹那的な恋愛観がメインとなってきてしまいます…。
例外としては並行世界を渡り歩ける「役人」であったり、「ドア」や「汽車」…、「チェシャ猫」や「夢魔」の能力でしょうか…。迷っている状態では使えない能力のようですが…。
「始まる前から終わりを待ってる」「嘘さえつかないなら何をされてもよい」というテロップがPVに入るんですが、どうも恋がそのまま続くという展開が無さそうに感じます。所帯を持って子供を育ててという未来が見えない刹那的な関係性に思えます。

繰り返される命にも死人という終わりが訪れるそうです。ユリウスとジェリコに共通するもの…、それは「諦め」「無関心」に思えます。相対するモノはブラッドなどのハングリーさだそうです。アリスのもう恋愛はこりごり、という心理と共通しているように感じます。この世界の終わりは恋愛をする事自体を諦めた時に迎えるものなのかもしれません。
「死」は無数にある可能性の並行世界による「多数決」で決まるそうです。いくつもの時間で経てきた恋愛が半数以上終われば死が確定する…。若さという有限の財産を使い切った時に恋愛は始められなくなる…という感じでしょうか。

❺五つ目として、「迷わない」為には、『居場所を決めなければならない』という事。無数にある可能性から自分の「時間」(=キャラ)を自分で決めなくてはいけません。選ばなかった過去は忘れなければいけない。しっかり忘れられれば幸せになれるんだそうです。これはつまり、忘れさえすれば罪はなくなるという事なんでしょうか?
このルールですが…これは真理だなあと思います。私も自分の人生の中で、デートに誘われたり、告白されたり、付き合ったり、結婚したり、喧嘩したりと様々な機会に実際に迷ってきました。もっと自分には別の人生があるんじゃないかと…。でも、何処かで運や偶然が多数にあったにしろ現状がそこそこの選択肢だったと自分を納得させるしかありません。子供が出来ちゃえば悩む事自体が申し訳なくなるので、まぁ、普通の人はその時点が「居場所を決めた」状態なのかもしれません。

ってか、正直アリスが何を迷ってるのか未だによく理解していません。現実の状態が明言されないというのもあるんでしょうが、お姉さんが亡くなった事で何を気に病んでいるのか…。何が罪なのか…。
アリスがお姉さんを殺したってわけではないんですよね?元彼とお姉さんが結婚した後で、昔の関係性がバレて自殺されたって事でもなさそうですが…お姉さんは母と同じ病死らしいので。婿養子をとって家督を継ぐ責任があるとかそういう関係でしょうか?妹も居るようですが。
「誰が誰を追い詰めたのか。」とか言ってるんで、アリスは自分が死まで追い詰めたと思っていそうです。

❻コンセプトの六つ目として、『過去のトラウマ(心)を描く』というものもありそうに感じます。ハート=心=時計=時間、という設定もそのテーマを浮き立たせていますし、発売時期にちょうど男性向けではヤンデレが流行っていた時期でしたので、女性向けに「ヤンデレ」を描いてみようという意欲が垣間見れるかなとも思います。
今気付きましたが「トラウマ」という単語はミラアリのナイトメア√で出てきますね。ダイヤが起承転結の転であるなら、スペードではそこに対する結論が示されるのだろうと思われます。
キャラの「過去」(トラウマ)は繰り返される時間の外にあるらしいです。役持ちの前は元余所者だったり元役なしだったりとキャラによるそうです。
「心臓」は「失ったものを取り戻させてくれる」気になるんだそうです。つまり、どんな経過であれ全員は元々は余所者だったという事なのでしょうか?
この世界の住人には「ハート(心)」が無い。あるのは機械仕掛けの「時計」だけ。だから、「ハートが奪われたら帰れない」の意味はこの世界に馴染んで心臓が時計になってしまったら命を失う事になりゲームの世界の住人になる、遂には人間として元の世界には戻れない、という事でしょうか?特別な存在にはもうなれない。奪ったキャラは元の世界に戻る権利を得るのでしょうか?
更にはアリスの「迷い」は「過去」なのだそうです。
ジョーカーとエース曰く、この世界の住人はみな「狂っている」。それは心がないからか、過去を忘れたからか…、私には皆が皆、過去に囚われて性格が極端に歪んでしまったように思えます。

❼七点目として、このゲームでは「役割」「役持ち」「役なし」「役人」…と『役』という単語が頻出します。
ハトアリシリーズは、この「役」が何を象徴しているのか…をプレイヤーに考えさせる物語だと思います。
それは、「居場所」であったり、ゲームの進行の役目であったりという意味も含むと思われます。
私は個人的には、「男女がお互いに相手に意味を見出し、依存する関係性」を描いているのではないかと考えました。私は乙女ゲームを語る上でよく「恋愛はエゴのぶつけ合いだ」と持論を挙げますが、そういった相互関係がハトアリのメインテーマの1つではないかと思うようになりました。

誤解を覚悟で極論を申すと、一般の乙女ゲームでは恋愛への憧れが主題となる為、男性側から女性へと与えるモノは多いですが相対的に女性から男性へと与えるモノが少なく描かれています。なので、捻くれた私なんかがプレイすると、この男がこの女の何処を評価して人生の相方に選んだのかサッパリ理解出来ない、とかいう感想になってしまう事があります。
ハトアリはどちらかというと女が男に与えるメリットの方が多めに描かれているように感じます。
「余所者が無条件に好かれハートの奪い合いをするゲームの世界」というルールもその1つですし、他にもアリスの貞操観念が低いという点もあります。そもそもどのキャラもクセが強く性格が悪いんで、理想のイケメンではないんですよね(笑)。

クローバーのナイトメア√だったと思いますが、アリスがこの人には私が必要だ、私にも役割があると思える、私に居場所を与えてくれる、ような事で自分がナイトメアを選んだ理由を分析しています。グレイの事を母親だと揶揄するクセに自分も母親のような立ち位置で安心感を得ている様子が描かれているかなと思います。

・例えば、ブラッドとアリスの関係性は「興味深さ」「面白い」というポジティブな感情によるものです。エンターテイメントの一環として恋愛してるので、男女関係も一つの快楽として描かれています。人生の楽しみを見出すって点ではマトモな恋愛な方かなと思います。
エリオットも双子も「ファミリー」、家庭観に焦点が当たってるかなと思います。

・例えば、エースとアリスの関係性は「迷い」、人生の悲哀、絶望感というネガティブな感情によるものだと思います。「この人の後ろにある暗く大きな穴に引き摺り込まれてしまう」とか「一緒に落ちるだけ」とかアリスは散々な比喩を用いて評価しています。「変わることがそんなに大切かな」と過去に囚われる事にすら意義を見出しているように感じます。でも、二次元に限ってはロマンチックだなあと個人的に思います。物語は問題提起がないと盛り上がりに欠けて意味のないモノになってしまいます…。快楽逃げって感じですかねー、めっちゃエロいなあって思います。

・ユリウスとアリスの関係性は消極性ですかね…。お互いに人生を悲観して達観して無難に大人しい生き方に満足したい…という人生観の「類似性」に安心しているように思えます。

・例えば、ナイトメアとアリスの関係性は互いに必要とし合えて自分の居場所を確信出来る「安心感」だそうです。ってか、病人介護でしょって思いますが…。あとはバカ正直な素直さや素朴さに安心するんですかね。「見たくないモノが悪夢」というので、忘れるか乗り越えるかしないと悪夢は追ってくるものなのかもしれません。

・グレイとアリスは何でしょう…。快楽「堕ち」ですかね…。普段がストイックだからかな。相手を信じきれない「不安感」も共通している気がします。顔も性格も地位もイイ男すぎると大変ですよね…。グレイ√はマリオネットエンドが怖いです。

・ボリスとアリスは相互依存というか執着愛みたいな印象があります。居場所のない寂しさみたいなモノでしょうか。距離感というモノがテーマかしら。まさに「猫」、本能的で我儘気儘な恋愛観だと思います。




①『ブラッド』
シリーズのメイン攻略キャラ。
アリスの元恋人と同じ顔。

他キャラと比べても、容姿がアリスのストライクゾーンらしく、地の文でも登場シーンから主人公が男性として意識している事が伝わります。アリスは他の男性には恋愛感情を認識するのが遅いので、ブラッド√が一番普通の「乙女ゲーム」っぽさがあって、プレイし易いルートかなと思います。手が早いですが(笑)
権力もお金もあり、策士で処世術も確立しており、しかも√後半はアリスに夢中というかけっこう尻にも引かれてくれます。結婚エンドが多いし子供も欲しいみたいで、ハトアリ世界の中では理想的な旦那に近いのではないでしょうか?(あくまで癖の強い他キャラと比較しての消去法ですが(大笑))

欠点の1つ目は、服装のセンスが悪い事!なんで薔薇の帽子????
欠点の2つ目は、紅茶党でコーヒー嫌い。私も紅茶好きなんですが1ヶ月に1回くらいはコーヒーブレイクしたい!コーヒー如きに文句を言われるのも面倒です。
一番大きな欠点だと思うのは、束縛が強い事。独占欲で行動制限してくる男は私はリアルだと無理です。2次元だと笑えるんですけどね。

長所の1つ目はエロい事!手を出してこなかったという元恋人をそいつは気が狂ってると一刀両断の潔さ!世の男女の生業としてはごもっともなんですが、少女向けの乙女ゲームのメインキャラの言い分としては攻めてるなあと…(^-^)これだけ男性っぽく、野獣のように攻めてくるキャラって乙女ゲームだと意外と稀少なので(ロゼ品を除くと)、ブラッドはそういう意味では健全でまさに恋愛が描かれているなあと思います。

2点目は、早い段階で「身体関係」では一線を超えてしまい、顔よし金権力あって愛してくれる…と恋愛絡みの概ねの問題を中盤に解消してくれるので…、その分√終盤に「心の交流」「生活観・家庭観」の描写が増えてくる点が良いと思います。他の乙女ゲームで描かれ難い恋愛の本質をついてくれると思います。理想の恋愛と現実の恋愛とのギャップを埋めようとする視点が面白いです。

例えば、アリス自身が他の男じゃなくて何故ブラッドを選ぶのかを自問自答してるシーンも多い。顔も好みで、服装センスは変だけどその分自室で普通のシャツ姿でドキってして、自分の好みである事を再確認してたりしてます。その反面、元恋人の無難さと比較して、ブラッドがどれだけアリスに惚れ込んで大切にしてくれてるかも伝わり易い。
ブラッドはファミリーの中にアリスの居場所を確保しようとして配慮してくれるんですよね。嫁姑問題というか…ちょっと違いますけど、エリオットや双子や顔なし使用人との関係性にまで気をつかってくれる描写がしっかり「恋愛」を描ききってると感じました。

長所の3点目。こちらは世界観のスケールになり、スペードでどういう展開になるか分からないのでまだ語りきれない話題ですが、ぶっちゃけるとシリーズの主題となりそうな『器を重視するか、中身の独自性に愛着を向けるのか』問題。エース&ユリウスの関係性とエリオット&ブラッドの関係性との比較です。帽子屋屋敷組は「心」にオンリーワン性を求めますよね。
どちらかというとエース√で描かれているテーマなので、いざとなった時にブラッドがどう行動するかは不明な点が多いです。ただ大前提の設定としてブラッドはエリオットに約束をしています。エリオットの時計が止まったら役人の手に渡る前に時計を壊す、という契約でブラッドはエリオットの忠誠心を維持しています。
こういった設定を踏まえると、ブラッドはアリスが別の存在になった時にも壊すんでしょうか?そう考えれば、私にはブラッドとエリオットもある意味刹那主義のようにも思えます。でも命は一個でその限られた人生を最大限に満喫する事を信条としているならば、おそらくマトモに近いのは帽子屋屋敷組なんですかね〜。
少なくともエースは自分とユリウスの依存性をマトモじゃないと本人も認識していると思われます。それでエースは迷子になるし、ユリウスも仕事中毒になってるんですね。そういう点は私には悩み続けて苦しむエースもユリウスもある意味とてもピュアで誠実だと感じます。
それに反してブラッドもエリオットも迷わない。自分の生き様に自信があるんです。その強さはカッコ良い美点であり生きるに必要な強さだと考えられます。しかし同時に、悩んでも仕様のない苦しみに囚われている時計塔組の弱さと比較して、必要悪だとは解りますがある意味では残酷なのかなとも感じます。

ブラッドは元恋人の「代わり」にされる事を嫌がります。ゲームの世界は全てが無意味で替がきく。「替の効かない」ものになりたいとブラッドは言います。
だから、ブラッドは奇抜な格好をして、奇抜な話し方をして、組織のボスを一生懸命にこなして(少なくともハートの女王や、ナイトメアや、ダイヤの女王たちより真面目に領土の主をしている)…、兎に角「特徴的」で「印象に残る」キャラクターを目指しているように感じます。
エースやナイトメアやペーターのように、唯一無二レベルにキャラ立ちしている程ではないですが、乙女ゲームの許容範囲のギリギリまでクセのあるキャラというのがブラッドの設計コンセプトのように感じました。

あと…、ハトアリ冒頭から私が勝手に妄想している事ですが…、ブラッドはアリスの元恋人なのではないかとも思っています。あの時はすれ違った気持ちが、挫折を経て現実の外で結ばれる…っていう展開はロマンチックで良いんじゃないかなーって考えてます。
って仮定すると、ロリーナお姉さんもゲームの世界に居るのでは…って思います。ビバルディはブラッドの姉だそうで顔もお姉さんと似てはいなそうです。現状可能性があるのはアリスが忘れかけた状態で出会ったクリスタくらいですかねー。
となると、お姉さんと同じ死因らしいお母さんもこの世界に居るのかなとか考えてしまったり…。




②『エース』
ハートのないハートの城の騎士。
おそらく裏のメインヒーロー格。
ハトアリの真相はユリウス√やナイトメア√の方が近いですが、ミラアリまでのシリーズ全体ではエース√が世界観の掘り下げを深めてくれます。
あまりに癖が強いので語り尽くそうとすると長くなるので、総論だけ書きます。

一般的に、ミラアリのエース√は評判が良いです。エースは腹黒で気狂いのヤンデレなのでかなーり人を選ぶキャラです。ハトアリやクロアリではエースの性格が苦手だという人も多いです。にも関わらず、ミラーのストーリーでエースが好きになったという声が多いです。私はハトアリ序盤からエースにどっぷりハマっていたので参考にならないかもしれませんが、エースのストーリーは超良いと思います!
絶対的な「孤独」に悩み苦しむエピソードで心を通わせ、一時の慰めと知りながら切なさを紛らわせる為に触れ合いを求めていく…。コレはまさに男女の恋愛だなぁとユーザーまで絆されていってしまいます。

エースは常に『迷子』になるという変わった特徴を持っています。なかなか他の物語にもない非常にオリジナリティの強いキャラクターだと思います。
シリーズを読み進めて少しずつその詳細が語られていきます。ハトアリ序盤から一貫しているのは、エースは「迷い続けている」という事。ユリウスとの関係性が単に「仲が良いお友達」という表現では足りない程の縁があるらしいという事。
ハトアリのホーム√で既に腹黒く、病みがみえてくるエースですが、クロアリでユリウスが居なくなりエースは不安定さを露呈してきます。アリスの評価がもう酷い(笑)「あなたは普通じゃない」とか「心の病気だと思ってる」とか「私を幸せにしない人」「いつか突き落とされる」…。「それでも放っておけない」と、ダメ男と理解しながらアリスは絆されちゃうって恋愛構図ですね。

エースの迷いの原因が、ユリウスの死に関連した問題である事はミラアリをプレイすると理解してきます。
ユリウスを死ねないようにしたからなのか、ユリウスを守れなかったからなのか、ユリウスがその役目に縛られているからか、別のユリウスを殺したからか、それでもいつかは個が消えていくからか、エリオットとブラッドは全く違う道を選んでそこそこ充実してそうだからか、二重の役目を背負ったからか、自分の依存が異常だと理解しているからか、世の摂理が自分の望みとは異なる悲しみからか……、エースは本当に色んな事に悩んで苦しんで、哀しんで、迷い続けているんだという事は私にも伝わってきました。

ハトアリの中盤…エースが城の内外でキャンプして…次第に本性を見せてきた頃から、私はエースが迷う事は、「誠実」だからじゃないかと感じていました。考えても仕方ない世の不条理に悩んでいるように感じられたかもしれません。乙女ゲームのヒーローとしては失格かもしれませんが、青年漫画のヒーローとして評価するとしたら、エースの性格を私はある意味で「純真で無垢なヒト」だと思いました。その感想はホーム→ビジター→クロアリ→ジョーカー→ツイン→ミラアリ…とプレイしてきた今も変化していません。
弱さを抱えながらも、その悩みを忘れて生きる事も人間は出来ます。でも、エースは「忘れなかった」。「忘れる事を許さない」と言います。これは「弱い」生き方でもありますが、「強い」生き様であるようにも感じます。
役人のまま悩まなくなったら…それが個を失ったジョーカーなのかもしれません。

エースの無駄に爽やかな性格も私は好きです。仮面を被って、自分の本質を装おうとする…、これは世渡りの手段であり、「剣」を研いでいるって表現なのだと感じました。エースは常に闘う人でもあるんですよね。
その仮面に覆い隠された本性が、ストーリーを進める事に少しづつアリスに見えてくる。エースもユリウスも自分からは語らないだろう二人の関係性ですら汽車の窓から過去を覗き見る事で明らかになってきます。
ミステリアスさも物語全体の魅力となっていると思います。

エースはユリウスを不可分の家族のように思っているようです。エースのユリウスへの依存はエースの家庭観を現していると考えられます。ただ、エースがいずれアリスをユリウスと同格に扱うか別格なのかは私には分かりません。エースは自分を自己中心的と捉え、自分のエゴでユリウスを不幸にしていると悩んでいそうです。アリスとの関係が深まればやがてエゴで不幸にするのかもしれませんし、お役目もあるのかもしれません。アリスはエースは私を幸せにしないと断定しているので、おそらく最終的な結末として二人が幸せで満たされる事はないのかもしれません。それでも、悩みながら迎える決断によって、何かしら救いがある事を私は願っています。

あと、個人的な見解ですが…、何気にエースは束縛が激しい方ではないように思います。本人がそもそも何処かに放浪しがちなんで放置主義です。ブラッドやボリスなどは甘いですが直接的に束縛してくるんで、エロキャラの中ではエースやグレイはマーキング程度でアリスの自主性をある程度尊重してくれます。エースは嫉妬でキレたら手足ごと斬ってきそうな危うさがありますが(笑)
更にエースの長所を述べると、貯め込んだ全財産を貢いでくれるらしい点ですかね。引っ越しのある世界では夫婦の助け合いに期待出来ないので所帯にはお金が不可欠になりますし…。そもそも時間の流れが正常ではないゲームの世界で次世代が育つのかとか、変わっていく未来があるのかっていう根本的な問題が不明なんですが(汗)

エースの特徴は「元余所者」であったという事です。アリスがこの世界に残っても、この世界にもそれなりの不条理があり苦しみがあるという事が予想されます。エースは元の世界で別れを経験して(?)、拾ってくれた案内人のユリウスに依存して、いずれ必ずくる別離を受け入れる事が出来ませんでした。
現在余所者であるアリスの心臓が時計になったとしても、役持ちになったとしても、そうでなく元の世界に帰ったとしても、悩み一つない幸せという結末はなさそうに思います。

更に、エースは二重の役目を背負った「役人」で「処刑人」でもあります。死を迎える事がなく、いずれ個が消滅しても、存在は再生する…、役人でなくなれば消滅も可能なようです。エースが誰かを処刑出来なくなった時…エースはどうなるんでしょうか?ブラッドとエリオットはエースは今は手を下してないだけでいずれ対処すると思います、エースはそこまで甘い人じゃないでしょう…。アリスが処刑対象になった時にエースはアリスを殺すのか、ユリウスのように死ねない道を探すのか…それとも自分の終わりを選ぶのか…、それとも更に異なる選択肢を模索するのか…、そこがスペードで一番の楽しみです!エース曰く、『もっと良い方法で守れるかもしれない』との事なので、迷い続けて沢山考えたであろうエースが最終的に何を選び取るのか…、気になります!
アリスが処刑対象になるのか…ですが、処刑対象になりそうですよね…。アリスは無意識に罪の意識があり、罰されたいと願っていそうです…。




③『ユリウス』
時計屋。葬儀屋。
余所者が居座る事に否定的。

ブラッドとエースだけでやたら長くなったので以下簡潔にいきます〜…。

ユリウスは分かり易く「優しい」キャラですよね。シリーズでもグレイと競うレベルでマトモ。他が歪んでるとも言う(笑)。
仕事マニアでぶっきらぼう…だけど、言動のそこかしこで人の良さや面倒見の丁寧さを感じてアリスはすぐに絆されていきます。
ハートのユリウス√で「良いから帰れ!」と怒るシーンが物凄く性格を表してて好きです。

ダイヤで分かりますが、ユリウスは余所者のエースをこの世界に連れて来た案内人でした。エースが二重に役目を背負う役人となって、更に事の顛末に関してずっと迷っている事で、ユリウスもまた後悔しているように感じられます。
ユリウスは試行錯誤して迷ってるエースをみて、流れに任せて仕事に没頭して悩みを忘れる生き方を選んでいるようですが…、その事が正しかったとは思っていない様です。
そのせいか、余所者のアリスに最初から一貫して帰れと言います。その正直さや誠実さが優しいですよね。

個人的には、野獣っぽさがないので2次元としては物足りない()。紫色のパジャマが色っぽくない…。エースに弱く3P展開になってしまう…。
ユリウスがエースを幸せに出来なかったと申し訳なさがあるのか何なのか、エースが寂しがると除け者に出来ない優柔不断さも持っています。




④『ナイトメア』
夢魔。他者の夢に入れる。
他人の考えが読める。
病弱で吐血するキャラ。
すご〜く偉い人。
性格が我儘な子供で頼り甲斐がない。

真相キャラ的ポジションですが、性格が子供なんで人を選びそうなキャラかなーと思います。それにしてはキャラが濃く、ネタっぽい笑えるキャラでもあり、人気もある印象です。
頼りないわりには、腹に一物隠してそうで、単なる良い人ではないんですよね…。でも、我儘全開なんでミステリアスな魅力が光るわけでもない(笑)。
でも「可愛い」キャラです。バカ正直な純朴さが良いと思います。恋人というより息子っぽい可愛さがあります…。あと、「バカ」で甘ったれの根性なしですね…。

人の感想を読んで気付いたんですが、「他のキャラと違ってナイトメアはきちんと口説いてくれる点が良い。段階踏んだ正しい手順の恋愛をする」、らしいです。ああ、確かに…クロアリのナイトメア√は手を変え品を変え…口説き続けてくれますし、本人が奥手な方なんでエロ方面もそんなに発展しませんね。
更に、ナイトメアは悪夢から一生懸命ヒロインを守ろうとしてくれます。手段の是非やアリスの意志は兎も角、アリスの為に尽力はしてくれる性格なんですよね…。さらにストーカーのペーターよりはアクが強くない(どんな究極の選択((笑))
あとは、コミカルな展開が良いですよね。親しみが湧くし、重くないので、ライトな気分で読み進められます(^_^)
他にも、ナイトメア√はどうしてナイトメアがアリスを好きになったのか、どうしてアリスがナイトメアに惹かれたのか、好きになった理由が分析されている点が良いと思います。お互いに不足の点を補えあえて必要とし合えるから…ネガティブなアリスらしい恋愛だと思いました。

ユリウスが余所者反対派に対して、ナイトメアはペーター程ではないですが、余所者ウエルカム派です。
アリスに対して、「この世界に残った方が幸せだ」と言います。アリスの過去もアリス以上に理解していそうです。その発言に裏があるのか、無いのかは分かりません。でも、残ったらいずれ同化しちゃったりと、連れてきたペーターやナイトメアが説明してくれてないデメリットもある事は確かなようです。

ナイトメアって健康意識が低く、未来志向じゃないんですよね…。夢魔という特殊能力があって地位が高く、恵まれた境遇なのに、努力をしない…というダメ男っぷり。

エースと並んで、シリーズの中でもかなり特徴的な性格をしています。引きこもりでダメダメ…周りが「手伝ってあげないと」「盛り立ててあげないと」と思わせる程の性格で、上に立つ資格があるとグレイは言います。
個人的には、でもヒッキーは駄目でしょ…、病弱で病院行かないのも駄目だな…とは思いますが…。
ナイトメアは全力で刹那主義ですよね。その時にしたい事だけをする。ゲームの世界の夢の中に引きこもっています。ユーザーに夢に浸るだけではマトモな恋愛は出来ないと、現実の恋愛は面倒で重いものだと教えてくれる存在に感じます。こうなっちゃダメだなって思います…(笑)そういうところがユーザーに優しく安心して萌えれます。現実と趣味を両立させる気になるところがナイトメア√の魅力です…(^-^;)

ナイトメア√をプレイしていて…どうもナイトメアには元々は心臓があったらしいという事が分かります。ナイトメアも余所者だったという事でしょうか?

あと…、「迷い」は繰り返される「時間」の外にある「過去」だと言うこと。繰り返すうちに「過去」の「トラウマ」を忘れて、「居場所を決めた」なら、それが「馴染む」という事でしょうか?逆にいつまでも「過去」を忘れられずに馴染めなければ、世界のルールから弾かれる、それが「処刑」であり「罰」なんでしょうか?
「時間」を繰り返し続けて、完全に「過去」を忘れた頃に、「終わり」が訪れるのでしょうか?それが、心を「修理」もできない「破壊」された状態なのでしょうか?それが処刑であり、罪なのでしょうか?やがて、記憶を喪くし「個」を失っていく…。
銃弾で止まった「心」を「修理」する度に「過去」のトラウマの記憶は薄れていく…。止まった「時間」の中で、繰り返して心を壊して、治して、また壊す事で、忘れたくても忘れられない苦しみを、ついには忘れる事が出来て、そして心に終わりが来るのかもしれないな、と少し思いました。




⑤『グレイ』
元暗殺者。
ナイトメアの部下で世話役。
性格は大人で、スイッチ入るとエロい。
キャラデザが普通に超イケメン。
表の顔は穏やかで自制が効きストイック、生真面目で常識人で仕事熱心。
エースと並ぶ剣の腕前で強キャラ。

欠点が少ないイケメンさんです。いい人なのに、エロい点も美味しい。料理が下手って事が短所です。
ハトアリに登場しないので、シリーズ途中参戦の脇キャラ感があるって事が最大の欠点でしょうか。ハトアリって、ホーム/ビジター/ツインとルート数だけでボリュームあるのでハートに居ないだけで印象半減してしまいます。
あとハトアリの世界では普通=キャラが薄い、と取られがちで…キャラの濃いライバルに印象を奪われてるんですかね(笑)

スイッチ入るまで、良い意味でも悪い意味でも大人の男性で…、一線を超えるとベッドでは甘く熱いです。エロいキャラが苦手な人は苦手みたいですが、それだとロゼ作品がそもそも…;;
この実はブラックという爪を隠した鷹っぽい出来る男感がグレイの魅力です!

ナイトメア第一主義なのも欠点かもしれません。優先順位がナイトメア>アリス>その他になってる気がします。
ユリウスがエースに甘い点や、エリオットがブラッドに心酔する点とどっこいどっこいですかね。エリオットは文字通り心酔なので若干ウザいし、エースは腹黒なのでかなり危険です。ナイトメアは明確な害意を向けてこない分マシな方でしょうか…。

ダイヤでナイトメアに弱い理由である過去が語られます。病弱な子供を食わせる為に手を汚して稼ぐ様になった…とか良い人ですよね。いざとなると冷静で、優先順位しっかりつけて、割り切って選んでくれる冷血さも頼り甲斐があってカッコ良いです。

クロアリのグレイは自分で性格がブラッドに似ていると言います。表面はユリウスとも共通点があると思っているようです。
珍しくアリスから惚れ込んで落とそうとする展開ですが、「代わり」の為の恋愛ごっこをするという流れがブラッド√にワザと類似させているように感じました。




⑥『ボリス』
チェシャ猫。
ナゾナゾ好き。惑わすのが好き。
行きたい場所へ扉を繋げる事が出来る。
引っ越しで弾かれる。
銃マニア。手が早く直っ球。

恋愛観が若い。
若いな〜(笑)、というのが始終一貫した感想です。

獣っぽくエロく甘いのが良いです。世間一般人気が、エース>ブラッド>ボリス…とエロキャラで上位は占められてる印象があります。
エロいのが苦手なユーザーはユリウス>ナイトメア…という順位でしょうか?どのキャラも個性が強くストーリーがあるので人気キャラが割れてそうですよね。

ボリスはハトアリ時点で手錠を持ち出してきたり、物理的に距離の近い恋愛を好むタイプです。2次元だから別に良いんですが、束縛が強いです。束縛はブラッドの方が強いかな?
ブラッドの嫉妬が上からで権力的なら、ボリスは下からの直接的ですかね〜…。
私はリアルでは束縛しそうな男は付き合ってないんでよく分からない所もありますが、ボリスは普通の大学生男子って感じがあります。普通っぽさが人気の理由でしょうか?甘酸っぱい感じがあります。嫉妬エピソードが多いんで、乙女ゲームとして美味しいのかもしれません。事実、他の方の感想を読むとボリスが一番普通の手順を追った普通の恋愛なんで好きって感想をよくお見かけします。私は(ほうほう、若い女の子はこういう若い男の子が良いのねえ)ってオバさんな感想を持ちます……(終わってる;)

ボリス√は世界観全体の説明があり、ハトアリの世界がよく見えるルートだと思います。




力尽きたので以下はまた後で書きます

⑦『ジョーカー』
二重人格の監獄の監守。
個を失った役人の成れの果て。
現実から目を逸らしてゲームの世界に逃避したアリスの罪を糾弾する役目を持っています。

⑧『エリオット』
短期なウサギ
ブラッドの信者
オレンジ色のニンジン料理が好き
代わりを嫌がり、世界のルールに抗おうとする。

⑨『双子』
ヤンデル代表格の子供達
すぐ刃物を持ち出す
二人とも大人姿になったり子供になったりcv福山潤さんの演じ分けだけで面白い…

⓪『ペーター』
アリスの案内人。
話を聞かないストーカー。
絶対的な味方(?)
ダイヤとスペードでは攻略キャラにならない(切ない)。
ぶっちゃけお節介でアリスの意思を無視して、勝手にアリスの生き方を決めつけているようにも思えるし、そうでもないのかもしれない。

エリオットもそうなんですが、ウサギ耳のロン毛ってだけでちょっと私の好みから外れてしまっています。ボリスは許容範囲だったので猫耳はありらしいが、自分で自分の好みはよく分からないけど、悪いけどペーターは別に萌えませんでした。
しかし、ストーカーキャラって設定だけで美味しい面白いキャラクターだとは思います。
会話が成り立たずコミュニケーションが取れないだけで既に嫌ですがね…(笑)
だがストーカーって以外は地位も金もあって熱烈に愛してくれてますね。受け入れれば意外とイケます。


・ビバルディ
・ゴーランド
・ピアス
・ジェリコ
・シドニー





ダクソ3攻略, ダクソ2攻略, ブラボ攻略, RO支援AB, ゲーム感想, TOP

拍手

PR

ラグナログ 支援育成

ぬるゲーマーのすすめ
支援プリ
*狩場別・PT別で支援考察(2007)
*支援プリ育成(2007)
*支援廃プリ育成(トール以後)(2010)
支援アクビ
*ニヨPTで支援ABの育成・ステ(2013)
*支援ABのスキル(2013)
*アコプリ最短転職育成(2013)
支援アクビのソロ
*支援ジュデックスのススメ(2013)
*RR後の低レベル狩場(2013)
支援ジュデックス型育成
*お手ごろ装備(2013)
*ステータス・育成タイプ(2014)
*スキル構成(2014)
*武器火力(2014)
*審判の靴(2014)
サブキャラ育成
*弓手育成(養殖)(2013)

マンガ感想&ネタバレ

★ぼくの地球を守って
(1), (2), (3), (4), (5)
(6), (7), (8), (9), (10), (11)
★ぼくは地球と歌う
1巻, 9話
★東京喰種-トーキョーグール-:Re  1話

ゲーム感想・おすすめ

*メタスコアランキング
上からオススメ順。主観多々
世界観重視,厨二ファンタジー,
美男美女,癒し系,協力ゲーム好き

【個人的な神作品】
*ICO(ADV,PS2等)
*風ノ旅ビト(ADV,PS3)
*Demons&DarkSouls(Act,PS3)
*DarkSouls2(Act.RPG,PS3等)
*Bloodborne(ARPG,PS4)
*ワンダと巨像(ADV,PS2等)
*rain(ADV,PS3)
*428(ADV,PSP等)
*シュタインズゲート(ADV,PS3)
*空の軌跡,零の軌跡(RPG,PC等)
*ジルオール(RPG,PS2等)
*幻想水滸伝1-3(RPG,PS等)
*シャドウハーツ1&2(RPG,PS2)
*月下の夜想曲(Act,PS等)
*Ysシリーズ(ARPG,Vita等)
*Ys8(ARPG,Vita等)
*逆転裁判(ADV,DS等)
*キングダムハーツ(RPG,PS2)
*ラストオブアス(TPS,PS3)
*GTAシリーズ(TPS,PS3,ceroZ)
*ウィッチャー3(RPG,PS4,Z)
*スプラトゥーン(TPS,WiiU)
*華アワセ(乙ゲ,PC)

【個人的な秀作】
*DOOM(FPS,PC)
*FF5(RPG,SF)
*DQ5(RPG,SF)
*モンハン2G(Act,PSP)
*IQ(パズル,PS)
*TRICK&LOGIC(ADV,PSP)
*デビルメイクライ4(Act,PS3)
*ドラゴンズドグマ(RPG,PS3)
*エルダースクロール(RPG,PS3,Z)
*マインクラフト(工作,PS3等)
*アサシンクリード(Act,PS3,Z)
*アンチャーテッド(TPS,PS3)
*零~zero~(ADV,PS2)
*零~濡鴉の巫女~(ADV,WiiU)
*SIREN(Act,PS2等)
*ぐるみん(Act,PSP&PC)
*ダンガンロンパ1&2(ADV,PSP)
*プロジェクトディーバ(音楽,etc)
*龍が如く4(ADV,PS3)
*東方・紅魔城伝説2(Act,PC)
*式神の城(Stg,PS2)
*ペルソナ4(RPG,PS2等)
*大神(RPG,Wii等)
*ニーア・レプリカント(RPG,PS3)
*メタルギアソリッド(Act,PS等)

*2016年発売日表
*2015年E3PV集

ゲーム感想

【個人的な惜作】
*閃の軌跡Ⅱ,,③感想,,⑤キャラ,,,⑧クリア後の解釈(RPG,PS3)
*フラジール(ADV,Wii)
*絶対絶望少女(Act,Vita)
*ジルオールゼロ(Act,PS3)
*ブレスオブファイヤ5(RPG,PS2)
*ドラッグドラグーン3(RPG,PS3)
*エスカのアトリエ(RPG,PS3)
*FF13-3R(RPG,PS3)
*テイルズヴェスペリア②感想(RPG,PS3)
*Tree of Savior(ARPG,ネット)
*ECO(RPG,ネット)
*タルタロス(ARPG,ネット)
*歴史物(小説・漫画)

独自性、戦闘操作性、快適か
ストーリー、キャラ、デザイン
音楽、画質、難易度で評価

ゲーム日記

★シャドウバース
冥府エルフ
ロイヤル

★任天堂ゲームの感想
*スプラトゥーンの日記
S以上・96凸ギア立ち回り戦略
おすすめ武器
C-, C, C+, B-, B, B+, A-, A
マップざっくり考察

★ファルコムゲームの感想
*イースⅧの日記
1, 2, 3, 4, クリア後の感想

*東京ザナドゥの日記
1話, 2話, 3話, 4話, 5話,
幕間, 6話, 7話, 最終話
クリア後の感想

*閃の軌跡Ⅱ
*,,③クリア後レヴュー,,
⑤キャラ,,,⑧クリア後の解釈

*その他
*空の軌跡,零の軌跡
*Ysシリーズ
*ぐるみん

★スクエニのゲームの感想
*いけにえと雪のセツナ
(1), (2), (3), (4), (5)
クリア後の感想
Amazon工作疑惑

★LOL
*初心者向けオススメ動画
*レーンごとオススメ
*アーリ
*アニー
*フォーチュン
*導入ガイド

支援(・∀・)スキーによる雑記


(*´▽`)_旦ちゃ~
最近はジュデックス…
ソウルシリーズ・フロムゲーに関しては 姉妹で情報収集をしています。

姉:さきちゃ
RPG好き。特に支援職が好き。
好きなキャラは、エアリス。

妹:ヨルタ
モンハン世代。
ICOでゲームにハマる。
反射神経はないけど、 探索ゲー・雰囲気ゲーが好き。

カウンター

忍者RSS

リンク

ソウルシリーズ

ラグナロクオンライン

他の作品も

Copyright ©  -- ダクソ攻略メモ*よるた* --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by 押し花とアイコン / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]