大衆心理をも描く意欲作
ペルソナ5は今まで自分が遊んだJRPGの中で一番ストーリーに感銘を受けました。
誰が何をしたとか具体的なネタバレはなしに、その理由をレビューしようと思います。
何故面白いと思ったのか、こんなにも続きが気になったのかしばらく考えて、ペルソナ5にはプレイヤー自身が登場している、という事に気がつきました。
街角で学校で、雑踏の中好き勝手な噂話や批評している大衆が存在します。時に権力に媚び、時に理不尽に泣き寝入りして、時に人生の落伍者を見下し安心を得て、他人の痛みを見て見ぬフリをして、周囲に振り回されながら日々を生活しています。
ペルソナを操る怪盗団は様々なボスと異世界で戦いますが、その副産物として大衆の心も魅了し微かな期待を持たせていきます。その名も無き人々こそプレイヤーなのではないでしょうか。
ペルソナなんて実在しないし、権力に逆らうのも無益な事かもしれません。多くのプレイヤーにはむしろ怪盗団こそが荒唐無稽とみえると思います。それを反面教師として現実での処世術を考えるも良し、美学を求め夢を見るも良し、現実の理不尽からの一時的な逃避を楽しむのも良しです。
少なくとも私個人は様々な事を考えてしまいました。学生時代の失敗を振り返ったり、腹たつ上司や客先を思い出し、昔の友人関係をも考え直しました。社会に生き無力ながら必死な大衆を見せつけられて、社会の中で自分はどうしたかったのかと、何が大切だったのか、そういった事を考えさせられました。
たかがゲームでそういった事を考えさせられるのも、ペルソナが日常を描く事をテーマにしているからだと思います。現実は想像もし得ない理不尽が振りかかってきたりして、どうしようもない事もあります。思春期の主人公達は幼い義憤で世の中に怒り立ち上がりますが、無力な一般人はそうもいきません。それでも、怪盗団の美学を支持するのか正義だと思うのか匿名で投票する事くらいには参加出来ます。
私はこのペルソナ5のストーリーは伏線等々非常に練られ、巧妙に作り込まれた名作だと思います。所詮はファンタジーで作り話ですが、世の中を鋭く描こうとしており、挑戦的で素晴らしい作品だと思いました。
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