独自性:3、操作性:2、ストーリー:5、 キャラ:5、
快適さ:2、
音楽:5 、画質:2、デザイン:3、難易度:3 (5段階)
イースで有名なファルコムの、純RPG英雄伝説シリーズ。
ストーリー重視のRPGが好きな方にオススメします。
このゲームは、個人的に熱くなりすぎそうなんで、できるだけさらっと、
空の軌跡についてだけご紹介します。
最大の魅力は
広い世界観です。
空で本編三部作、零、碧、閃、閃Ⅱと現在本編だけで
7作続いています。
同じ大陸の3つの地域を描いており、同じキャラクターや職業・政治背景などが
描かれていく、他のゲームにはない
長く続くストーリーが魅力です。
一番類似しているのは、コナミの幻想水滸伝シリーズかもしれません。
ジルオールや、ロマサガ・ヴァルキリープロファイル・FFTなども似ているかも。
ジルオール・幻水は女性ファンが強いですが
バルプロ・ロマサガ・軌跡は男性ファンが多めですね。
萌えキャラの配置や、ターゲット層の違いだと思います。
他の大会社によるRPGと違い英伝シリーズプロデューサーは会長職へ退き
軌跡プロデューサーは現社長という会社の存続をかけた気合っぷりが違います。
若い社長ですし、思いいれも強いようで、まだまだ精力的にシナリオを練っている
スタッフ陣の製作環境が整っているということもこのシリーズの魅力です。
ファンとしては安心して、応援出来ます。
王道ながら
萌えるキャラが出る!と一部で熱狂的なファンを持つファルコム。
ファミコン世代には知名度が低いですが、
RPGを世に流行らせたのがファルコムです。
30年以上の歴史で培った細かい
バランス調整、王道構成は健在。
また、ファミコンなどのメジャーツールよりはPC等の高性能ツールに固執し
大人やマニアック層向けに外れない路線で出すという商法にもこだわりを感じられます。
英雄伝説シリーズはストーリーは王道ながら、
徹底的に作りこまれていて、設定矛盾が少なかったり
行動原理・世界観・キャラクター背景などがしっかりしています。
要は、キャラクター設定や配置、ストーリー構成が
メインキャラであるエステルとヨシュアの物語を
プレイヤーに体感させるために最適化されている、ということ。
一見、厨二なストーリーなので気づきにくいですが
そうとう計算されつくした構図になっています。
老舗の英雄伝説らしい作りこみだと思います。
ストーリーがメインのゲームなので、若干
ヲタク向け;
イースの方がライト層向けです。
専属バンドの作りこむ音楽が、作品に最適化されていて
話と
演出がぴったり合います><。
音楽とセリフを合わせて、ダブルパンチで泣かせにきます。
話の展開が序盤に読めてしまう悲しい大人でも、演出に負けて泣けます。
何度サントラを聞き込んでも飽きない魅力がありました。
我が家はライブまでいくほどjdkファンです。
ただ、戦闘システムがRPGなのに、
分かりずらい。
クオーツ組み合わせの
仕組みを理解するまでにかなりの時間を要する。
まずは手帳見て、タイタニックロアを出せるようになるまでが、一つの壁かも。
全てのRPGに言えますが、戦闘が作業。
Ysと比べると戦闘中の興奮度は少し下がります。
ただバリア系など戦術的に使える魔法も豊富なので工夫はしがいはある難易度です。
良くも悪くも、古き良き伝統的RPGの戦闘。
ストーリーは長く、そしてメインテーマはけっこうヘビー。
中二っぽいと馬鹿にしていたら、メインテーマはリアル。
政治や経済・戦争など深い世界観のわりには、表現方法は分かりやすく非常にライト。
この辺り、重すぎる話を好む方や、反対に複雑な話を嫌煙する人にも向かない。
アニメ風だけど深めな話を好む人や、
程よい重さと、程々の明るさを好む人向けです。
その分、個々のエピソードはギャク調の軽いものが多く、
広い世界観と共に、NPCそれぞれの小さな物語を楽しむ作品。
主人公は、家族愛や人類愛の強いキャラが多いので、
脇に欝キャラばっかりでも、
明るい仕上がりになっています。
Mobキャラもきちんと描かれており、そのゲーム世界に
かなりのリアリティと説得力を持たせてくれます。
軌跡シリーズは
一本道シナリオRPGに属します。
ただ、必須でない
サブクエストも作りこまれているというのが特徴になります。
また、魔法系装備では自由度が高いものとなっています。
両極端なバランスで
自由度をプラスして、
凝った演出のシナリオを押し付けがましくないようにと工夫されています。
工夫されていても、所詮は一本道なので、好きか嫌いか
はっきりユーザーの感想は分かれてしまいます。
「空の軌跡」のメインテーマは
家族愛と
戦争の悲劇かな。
「零の軌跡」のメインテーマは
自治と治安維持と国家権力あたりでしょうか。
下記、キャラクターの感想。
ネタバレありです。
知らない方が楽しめるだろうというネタは
白字で反転させないと読めないようにしたので、
未プレイの方向けの文章になるように心がけてはいます。
私の一押しは彼女。
レンちゃん。
★
ダクソ3攻略,
ダクソ2攻略,
ブラボ攻略,
RO支援AB,
ゲーム感想,
TOP★

ロリータ美少女で、天才的頭脳で巨大ロボットを操る!
魔法も、物理攻撃も最強クラス!
・・・と、幼女キャラ=弱い、の常識を覆したお方でもあります。
敵なんですけどね^ ^。
子供向けの王道RPGと思っていたら、悲惨すぎる過去を暴露したりもします。
曰く『
悪い大人たちに痛いことをされた・・・』とか。
想像の余地の残る表現はされていますが、
とにかく壮絶な人生を歩んできたことは間違いなく
どうしても幸せになって欲しい、と思わせる魅力がありました。
零は中盤・終盤ともにボロ泣きでプレイしました。
ゲームで泣くなんてシャドウハーツ&ICO以来くらい。
ながーい話ですけど、騙されたと思ってやる価値はあると私は思います。
次なる、ヒロインは彼女。
第一作FCでは絶大な人気を得たものの、
次作にてインパクトの強いレンにすっかりお株をとられた哀れな子でもあります。
機械いじりが大好きな、純粋で健気な幼女、
ティータ。
こちらは味方なので、弱いです・・・。
でも、バズーカで範囲攻撃があるので、工夫するとけっこう使いやすくなります。

無邪気で、愛らしい笑顔に、癒されてしまうのです。
本当にかわいい。
頭も天才的に賢いのに、料理も上手なんですよ!
一家に一人ほんとに欲しい。
お次は、正式
ヒロインではなく公式
ヒーローの
エステルさん。

まさに、少年漫画のヒーロー。
前向きで、明るく、真っ直ぐです。
赤いにょいぼーみたいな棒を振り回すので、女版孫悟空って感じですね^^;
感情表現が素直なので、いつも前向きなんだけど、
たまに切ない表情をされると、そのギャップでぐっときます!

そして、何気に
母性愛が強くて、優しく包み込む暖かさがいいんです><。
そして、
お姫様枠
クローゼ。
賢く、上品で、清楚で、可憐。
思慮深く、謙虚で、それでいて決断するときはする!
守るべきものは守る!っていう
気高さや隠された気の強さがイイです。
皆口裕子さんのお声も本当に上品で、うっとりします。
ラブプラスがお好きな方には熱くオススメできます。
こんな女性になりたい、って素直に憧れます。
男勝りのエステルが、
はじめて自分の女らしさの無さに引け目を感じたり、
無自覚に嫉妬心を感じるという、序盤のターニングポイントとなるキャラ。
なので、
女性目線からも男性目線からも、完璧な女性として描かれています。

サブキャラの
アネラス。
サブではありますが、
可愛いは正義!を地でいくキャラの濃さ。
ちょっとお姉さんなのに、なんだか親しみやすい。
リアルで彼女にしてみたいような
自然な女性らしさがあります。
・・・他にも語りたいキャラはいっぱいいるのですが、そろそろイケメン男性陣に。

主役の公式ヒロイン・
ヨシュア君。
一人で二回攻撃してくれたり、攻撃回数が多かったりと、
味方キャラの中では、
飛びぬけた戦闘力を誇ります。
女装も似合う美少年。
これでもか、と美貌っぷりをアピールしてくれます。
個人的にツボだったのが性格。
表向きには、
実に謙虚で、大人しく、常に世間受けを考えている子です。
こういう王道RPGだとちょっと珍しい主役の男の子です。
お若いながら、
処世術に長けてしまった、
という性格設定がなんだか切なくて、好きです。
CVテラ子安の、変態枠。
オリビエ。
完全なる変態なのに、シリーズ通しての人気は高いおいしいキャラです。
子安さん曰く「
必死で空気を読んでしまう子」。
数々の変態行為もネタも全部空気読んでいるんですよね・・・。
そういう、賢いっていうギャップもいいですけど、
やっぱり
人生が楽しそうなところも魅力です。
正直、
重責でかなりきつそうな立場のお方ですけど
けっこう精力的にいろんな事して、いろんな人を心配して
本当にすごいお人です。
ついでに3rdのラストの一言。
こう決めるところはしっかり決める!という真の意味で
「漢」って感じがします。
CV緑川のTHE・イケメンのレーヴェさん。
中二病イケメンって感じですけど、本当にかっこいいです。
まさに緑川!
若い頃から苦労ばっかりしてきたのに、ちゃんと手の届く人は守っているんですよね。
SCのエステルへの独白シーンはもちろん、OVAでの緑川さんの饒舌は痺れます!!
レーヴェがいてこその、軌跡シリーズだと思います。
世の中には、難しい問題がまだまだあって、その中で苦しんでいる人もいるんだな、とか
ゲームだけじゃなくて、
リアルの世界情勢について深く考えさせられてしまいました。
本当に辛い思いをして、その中でも曲がりなりにも
ヨシュアやレンを育ててきた彼ならではの言葉の重みがありました。
エステルはちゃんと「それでも理由にはならない!」と言い返していましたけど。
でも、正論って時には虚しく感じちゃいます。
彼の弱さや苦悩があってこそ、エステルの主人公らしい前向きさが光っていて、
本当に良い作品だと思います。
王道RPGなんだけど、セリフ回しや、キャラ配置、構成などが
けっこう最適化されていて、本当に感動しました。

もともと、コアユーザー向けでハードがPCだったために
近年こまめに移植されています。
これからプレイを考えている人は何を買ったらいいのか、悩むかもなのでおすすめハード一覧。
・空の軌跡
FC→
SC (
PSP)
PS3版とPSP版は内容は、ほぼ一緒。PS3だとサントラが付いてます。
PC版は
戦闘中の声優さんのボイスが少ないです。
PSPとPS3の方が
執行者戦の難易度が上がっているので物語に入り込めます。
PS3はロード時間がほぼありませんが、ちょっとドット絵の荒さが気になります。
音楽アレンジはPS3の方がいいです。
ある程度の年齢になると序盤でラストの展開が読めてしまう。
戦闘がつまらないのが難点。私はボスのみ倒してFCラスボス戦は3時間かかった。
・空の軌跡 the
3rd(
PC)
PC版はちょっと入手難易度が高いので、特定のイベントだけYouTubeで見てもいいかもです。
PSPとPS3は
子供向けに表現が抑えられており、特定のイベントが削られてしまっています。
成人の方であれば、PC版をオススメします。
このイベント見ているか見ていないかで、零の感想が変わっちゃいます。
難易度も低く、仲間集めの楽しさもあるためゲームとして見るにはシリーズで一番好きかも。
・
零の軌跡 Evo (
Vita)
こちらは、PSP版とVita版があります。
Vita版は
フルボイスになっています。
ただ声がついただけと侮っていましたが、ストーリーに入り込めます。
モブは素人が多いですけど(バンドメンバー)、主要キャラはベテランが多いので演技が光ります。
また、BGMがシーンに合わせて
アレンジされているので、演出も良くなってます。
泣きイベントはモブも上手い人使って欲しい・・・。
・
碧の軌跡 Evo(
Vita)
こちらはVita版は発売前なので、PSPでもいいと思います。
今までと若干作風が変更されて、キャラクターメインの構成から
政治経済に重点がおかれてきます。
萌えゲーというより、ストーリーものになってくるので、若干人を選ぶかも。
キーアが嫌いだと、けっこう終盤はキツイ。
・
閃の軌跡 (
PS3)
Vitaの方が評判は良いです。たしか1000円ほど安いです。
でも、PS3の方が問題のロード時間は短めでマシになってます。
PS3だと、大手他社とポリゴンの出来を比較してしまい、3Dの完成度の低さにがっくりきてしまいます。
個人的に、政治経済メインのストーリーや世界観設定が好き。
戦闘の難易度も低く、終盤はサクサク進む。
・閃の軌跡
Ⅱ(
PS3)
ギャルゲー要素やロボットアニメ要素が強く、若干低年齢層向け。
メインテーマの描写が弱く、物語の筋が理解しにくい。
シナリオもあまり練られていないように感じる。
たぶんだけど、7組メンバー10人ほどがそれぞれの生活環境の<<壁>>を乗り越えることがテーマ。
・
オルタナティブサーガ(
PSP)
RPGではなく、格闘ゲーム風。FFのディシディアみたいなもの。
戦闘システムは
評判が高いイース7風。
3rd以上のファンディスク。レンとレーヴェが操作キャラになる。
ヨシュア達スピードキャラが弱い。反対にアガットが無駄に強い。
ティータが使いやすいので
幼女好きにオススメしたいアクションゲーム。
・
ヴァンテージマスター(PSP)
こちらは戦略シミュレーションゲーム。すごろくっぽい感じ。
FFタクティクスとかディスガイヤっぽい。
けっこう難易度が高いので、面倒な事が嫌いな人には向かない。
PC版の方がCPU思考が若干早いかもしれない。
・なゆたの軌跡 (PSP)
世界観も登場キャラクターもシステムも、何も共通点がないので、特にはオススメしない。
むしろ、イースが好きな人に。
ファルコムはアクションRPGというジャンルを作ったとも言える企業なので
操作感やバランス調整は神がかっています。
その辺興味ある人は是非イースもプレイしてみて下さい。
話は特にひねりのない王道。ちょっと低年齢向け。むしろターゲットはショタコンかも?
・OVA(SC前半の内容)
世間ではキャラデザに対する評価が非常に低い。
また時間調整・構成も欲張ってしまっていて、まあ、ぶっちゃけ構成が下手。
私の中では評価は高い。
セリフ回しはシリーズ随一とも言えると思っている。
ゲーム内よりもレンに焦点が当たっており、その分エステルやレーヴェの対比が光る。
私はSCプレイ前に熱心な信者に勧められて閲覧。原作未プレイでも理解できる。
緑川さんの饒舌もあり、真相告白シーンで思わず涙ぐんでしまうほどの衝撃を受けた。
*
空の軌跡・零の軌跡 感想
*
閃の軌跡Ⅱ感想・①序章,
②第一部,
③クリア後,
④考察,
⑤キャラ,
⑥経営戦略,
⑦あにきゃん
(pixiv Saru様のイラストhttp://weibo.com/1054234 (海外サイト))
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