ヴェスペリア、けっこう進んできました。
只今王都攻略後。
中盤過ぎてメインストーリーは大体消化して敵味方がハッキリしてきたかな、と思います。
このゲームは古き良きRPGといった雰囲気で、
ワールドマップを埋める作業や、
スキルを覚えていく作業が面白いです。
ストーリーは典型的な王道です。
ただ、少子高齢化を受けて少しずつ高年齢向けっぽい要素がところどころプラスされていました。
中二主人公もテイルズとしては新しいそうですが、スーファミ・PS時代のFF程度…。
やっぱり目新しさはありません。
「シリーズ最高峰」「キャラが良い」と口コミサイトの評判が良かったので
期待しすぎてしまったかもしれません。
独自性:2、
操作性:4、ストーリー:1、キャラ:1、
快適さ:5、
音楽:2、画質:1、
デザイン:4、難易度:1 (5段階)
下記、キャラへの雑感と、総評です。
ネタバレご注意ください。
★
ダクソ3攻略,
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ゲーム感想,
TOP★

①ユーリ
個人的には、主人公がちょっと中二っぽいというか、反社会的態度が目立つのが気になりました。
こういうなんでも一人で完結出来る一匹狼タイプって子供の頃から憧れますけど、
非現実すぎてカッコイイとは思いがたい(^_^;)
反対に、キャラデザは悪いけど、フレンの方が共感はしやすいかな、と思います。
私は「悪法も法なり」という法治主義がけっこう効率的だと思っているので、マイルールを地でいく主人公の行為に驚くことも多かったです。
まあ、簡単に結果がでて、話が進むので爽快でしたが。
イベントも飛ばしやすいのでストーリーは不要派の人にオススメしやすいです。
もう少し性格設定や行動原理を作り込んでくれれば、かなりの良ゲーになったかもと思うと少しもったいなかったです。
主人公がそういった行為に及んだ感情を追えるエピソードがあればよかった。
子供の頃に腐敗政治が原因で両親と死に別れたとか。
②エステル
ヒロインのエステルについても短所が目立つ事が残念です。
大きな組織の上の人間としてはユーリが評したように「馬鹿で世間知らず」。
上に立つ資格がありません。
三つ子の魂百まで、といいますが
思春期すぎてこの程度であれば今後も世間に興味を持ったり深く考察する望みも薄そう。
下々から見ると、こんな判断力も統率力もビジョンもない上では百害あって一利なし、といった印象を受けました。
もう少し思考力や主体性が欲しかったです。
サブキャラも、若干作り込みが甘く感じました。
③ジュディス
気に入ったのはジュディス。
彼女は気が効いて、苦労もして、前向きで、問題処理能力が高いイイ女、として描かれています。
エステルに対しても「あなたが本当にしたい事はなに?」と諭してくれます。
ジュディスが良く描かれているので、相対的にエステルやリタの未熟さが目立っていました。
その辺り、エピソード入れて行動原理を追いやすくして欲しかった。
④レイヴン
次に、エピソードが多くカッコつけて描かれているのは、おっさん。
若者たちとは対比させて、一歩距離を置いて事象を見ているのは、大人らしさを感じて渋いです。
大人の都合も理解しつつ、若者を見る目も眩しそうで、人気があることには納得できました。
ちょっと行動をころころ変えるならその挙動に対して心理描写が欲しかったですけど…。
⑤パティ
あとは、パティ。可哀想な境遇で強く生きていて好感が持てました。
⑥フレン
お次は、フレン。幼馴染のユーリと優先順位が異なるので、幼い頃のトラウマ等エピソードを追加出来れば光ったと思います。
最もマトモな判断基準を持ち、謙虚な大人なのに、かっこ悪く描写されていて、正直、小学生や中学生にはプレイを勧めたくありません。
⑦カロル
能力も自信もないけど、夢はある少年。
ユーリやエステルが嫌なことはいっぱいあるのに、何をしたいか、どうやって達成したいか、のビジョンがないので、相対的にはっきりとしたビジョンのあるカロルが眩しく見えました。あとは、自信と実績を…(^_^;)
⑧リタ
ちょっと独善的な口調が目立ちました。子供っぽい。自分なりに判断していく生き方には好感。
魔道機に拘るならば、なぜ拘るのか、の理由付けが欲しかった。
⑨ラピード
こんなペット欲しいです。
⚪️まとめ
話がサクサク展開するところ、が良かったです。
気に入らない奴はとりあえずぶん殴る爽快感!
これではヒーローというより、ただの殺し屋・・・。
明星というタイトルにするならば、後先考えた未来ビジョンが欲しかったです;;
其々が各々の正義を貫くのかと思えば、
ジュディス以外の「正義」とやらはアッサリ消えていました…。
世界の危機の前に個人の主義なんかどうでもいいってことでしょうか^^。
やっぱり曖昧な正義という価値観は、社会制度を考察する場合は重視すべきでないと感じました。
「正義というものは人が社会を信頼する礎」ならば、
治安とは国家によって合法的に守られるのが理想です。
政治が腐敗しきって立て直せないのであれば、革命も止むないのかもしれません。
ただ私怨での殺人をカッコイイ!と思わせるのは、思考の停止に繋がり、良くはないと思いました。
個人的には、帝都で主人公にエステルを殺させる選択肢が欲しかった。
もしくは、ある隠し条件達成で、でもいい。
とにかく、ご都合主義の展開すぎて、全ての会話に興味がなくなるくらい
興ざめしてしまいました。
ジャンル名の「正義を貫くRPG」とは、一体なんだったのか・・・。
エステル殺してくれたら、ユーリの生き方にもなんらかの感想なり感銘なりを受けれたかもしれないのに;
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