クリアしたのでレヴューをしてみます。プレイ時間は13時間でした。
1時間でもあそべば、イベントは進むし、ボス戦もあり、新しい仲間が増えたり、新しい街に着いたり、ダンジョン攻略できたりする。この
テンポ感が今時のRPGにはなくて、古き良きRPGという感じがした。
ライトな感覚でプレイしたい人や、がっつりやりたくない社会人など、忙しい人に向いていると思います。反対にやりこみたい人や超感動する大作を求めるコアな人には向かないと思います。
*ストーリー
平凡。公式HP等読めば分かるが、簡易的なFF10みたいな話。そんなに面白いとも思わなかったけど、つまらなくもない。ラストの展開はちょっと面白かった。もうひとひねりあれば、泣ける作品に仕上がったと思う。
*世界観
最初から最後まで雪の中でした。これもコストダウンのためかなーと豊富な表現から逃げているようにも感じました。ゲーム全体として、物寂しい悲しい雰囲気が共通しており、それが作品らしさに繋がっていたのは良かったかもしれません。もう少し雪だけじゃない表現もあればなあ、とは思っていました。それぞれの街もそこまで差異化を感じずに、印象に残りにくかったのが残念です。若干ですが、フリーゲームなのかな?とか素人の作品かな?と思ってしまう程、商業として「凝った作品」になってはいませんでした。
*音楽
ピアノは優しい雰囲気は出るが、盛り上がりに欠ける。緊張感が出ないのは、大きな欠点に感じた。女性受けはするかもしれないが、若い男性には向かないのでは。
個人的にはピアノメインの雰囲気ゲーで好きな作品が多々あり、正直この作品はそれらと比較して
光るものを感じなかった。音楽はまだしも他で万人受けを狙いすぎている。オリジナリティは少なく、ストーリーはありきたり、世界観は変化しない、キャラの表情は変化せず、台詞も薄味である。そのBGMにピアノサウンドでは、さらに全体の印象が薄くなってしまう。それぞれの音楽は良いかもしれないが、シナリオに共感させるゲームとしてはあまり合っていないように感じた。
*ボイス
戦闘のみ声優の声が入る。シナリオ中はボイスなし。個人的にはボイスなしで良かった。
*難易度
簡単。ほとんど雑魚戦せずにボスに勝てた。ラスボス戦が、あまり面白みがなかったのが残念。セーブ忘れは一度。中盤のボスで一度何回も全滅した。
*仲間
使いやすい仲間と使いにくい仲間が居て、一回しかPTに入らなかったメンバーが多かった。もう少しカスタマイズ要素や特色があっても良かったかもしれない。
*ロード時間
PS4版は特に
気にならなかった。街出る時でも2,3秒程度では。
*値段
ボリュームが少なく、ボイスもなく、ムービーも少ない、グラフィックも特に最新というわけでもないので、4800円は
正直高い。その半額程度が妥当だと思いました。コアなゲームをあえて避けたい人向けだと思います。
*その他
最後あたりの敵の使いまわし等、頻繁に作り手側のコストダウンを感じさせ、悲しい気持ちになる。連携技が強いので、エーテルは必需品でした。
*総評
私は90年代のRPGが大好きでした。「クロノトリガー」は家族5人で30周は遊んだし、「クロノクロス」の音楽はクラシックコンサートを聴きにいった。「ロマサガ」「FF5」「DQ5」はドット絵ながら豊富な表情で、忘れられない物語を魅せてくれた。残念ながら、この作品はそこまでの名作にはなれないと思う。
しかしながら、美麗な3Dグラフィック、長いムービー、50時間もあるおつかいクエスト、長く鬱々としたシナリオ、そういった最近の作品には辟易もしていた。
昔ながらのシンプルでテンポ感のいいJRPG本来の路線を取り戻そうとした企画自体を評価したい。同じような企画の作品があれば、またプレイすると思う。
>>いけにえと雪のセツナ プレイ感想
(part1),
(part2),
(part3),
(part4),
(part5)
クリア後の感想 Amazon工作疑惑
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