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ダクソ攻略メモ*よるた*

ダークソウルとブラッドボーン攻略で初心者向けステ振り・武器。 RO支援ジュデックスABの狩場・ステ・装備。 ゲーム感想。

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BUSTAFELLOWS(バスタフェロウズ)のネタバレOn/Offありの感想
(未プレイの方にも読んで頂ける文章のつもりです)。

多少ネタバレが漏れてしまっているかもしれないので、お気にされる方はお戻り下さい。
あと、公式サイトや体験版(第一章)や第二章の内容から勝手に妄想しちゃってる事なんかは入ってます。

私はこの作品をサスペンスとして分類して感想文を書きましたが、本格推理物ではないですが事件の謎を追う物語としてミステリに分類した方が良かったのかもしれません。










乙女ゲームのバスタフェロウズを只今プレイ中です。真相未クリアです。(→ネタバレありのタブ内はクリア後に記載しました。)

このバスタフェ 、エンターテイメントとしての完成度が高いです。普通に面白い!萌えなくても面白い。TVドラマ感覚で楽しめます。乙ゲはやや苦手で「普通のゲーム」を探してる方々にもお勧め出来ると思います。
今までも手軽な乙ゲを紹介してと頼まれて「サイドキックス」を挙げて好評を得る事は度々あったのですが…、バスタフェはそれ以上の完成度と思います!
(ストーリーも演出もキャラも良い。欠点はシステムが最悪な事と恋愛描写がやっぱり少し下手…というかテーマが乙女ゲームに合ってないと思いました。各エピソードは面白いが、全体構成がよくあるパターンでややオリジナリティが不足しているかなっと。乙ゲ界では評判が良いようで自分がこの手の話に片っ端から手を出してるだけかも)。


バスタフェはサイドキックスと同じ会社で同じ世界観を維持されています。
バスタフェはストーリーの出来が良く更に一般受けの方向性です。乙ゲというより普通の青年漫画とTVドラマ感覚で万人が手軽に楽しめると思います。テーマは「ペルソナ5」に似ていると思いますが、ペルソナより更にライトな方向です。主人公もメインキャラも「社会人なりたての初々しい『正義感』と『必要悪』の両立で葛藤する」という主題を描いています。誰もが共感できる普遍的なテーマですよね。厨二病に近いですが、社会性との両立を目指すという意味では掘り込みも現実的で浅くライトなキャラクター性と思います。答えの出ない問題と向き合いすぎて鬱になるといった暗さもあまりありません。ドラマの「踊る大捜査線」とか「半沢直樹」とか漫画の「ブラックジャック」のような感覚で楽しく爽やかに読み進められると思います。


演出も男性向けの人気作のようにスチルが動きます。数が出ない女性向けでは珍しいですよね。スマホ市場の伸びに上の会社が大きく期待して出資してくれたりしないとここまで頑張ってもらえないと思いました。
UIもお洒落です。文章も軽く読み易く、展開も早く、シリアス面は泣けますし、適宜コミカルなノリでバランス良くお手軽に楽しめます

女主人公も守られではありますが、彼女も人を助けるスキル持ちなので、そこまでクセの強い方ではないかなと思います。ただ明らかな危険にも突っ込みますし、守られるのが当然だと思ってる、男性陣が高スペックなので女主人公が魅力少ないお馬鹿さんには見えます…。(私は主人公をあまり気にしない方です)。
ああ、忘れていました、女主人公ボイスありです。OnOff切り替え可能です。21歳という設定よりも幼い思考の主人公なので気になる人は気になるかもしれません。高校生くらいかな。今後はボイスありも増えてくるかもしれませんね。スマホゲームだと電車通勤の社会人層も狙い易いと思うので第三者視点のユーザーを開拓する方が購買力もあり未来を描きやすいと思います。
今気づきましたがテウタは大卒じゃないんですね。学校にも行かず21歳で企業に入らずフリーなんてやってる…。スタッフがそういう環境だったんでしょうけど、その経歴じゃあ名家出身の弁護士とかの家族とは価値観が合わず所帯を持つのは向かないでしょうね…。個人的にはテウタのお馬鹿っぽい価値観には少々違和感がありました。


恋愛面についても普通の社会人男性との純愛を爽やかに描いています
経験値がそれなりにある年上の男性達が、乙ゲの理想像のように、主人公を妹のように丁寧に大事に甘やかして守ってくれるので、とても爽やかに描かれています。多くの女性が夢に描くドラマのようなロマンチックな関係性が描かれていると思います。主人公を性的対象というより小動物感覚で可愛がる物という扱いの男性陣をどうやってその気にさせて一線を踏み出させるか…みたいな攻略感覚でしょうか。サスペンスが書きたくてついでに恋愛を後から足したようなストーリーなので、主題と恋愛が関係ない点はあります。
少し不満を述べるならば、一応全員社会人という設定ですが、どのキャラも精神年齢は設定よりもやや低めです。モズはしっかり者なので年齢以上かもしれません。シュウはそもそもファンタジーなので年齢がとかいう問題でないかも。何故低く感じるのか、原因はスタッフの方向性が「現実にあり得るようなリアリティのある恋愛」を描く方向ではなく、「恋愛を夢見る層に向けた夢物語の騎士様との恋愛」を描く方向性だからと思います。欠点の少ないキャラばかりを並べた弊害かと…。学生層や、酸いも甘いも漁り尽くした40代以上がメインターゲットの作風かなと思います。現実でも恋愛が進行中の社会人層にはやや響かない可能性があるかな、と感じました。


キャラクターも多くの女性に受けるように社会性の高い、スペックも良い、素晴らしい男性ばかりです。危うい正義感を掲げる点はやや心配ですが、そこはフィクションなのでどうにかなります。
むしろ、欠点が少ない点が欠点と言いますか…、例えばアダムは完璧過ぎる点が唯一の欠点と作中でヘルベチカに評されています。個人的にはモズが完璧過ぎるかと…、公式のダウナー設定が霞むレベルで…、知名度高く一般人気の高い福山さんですし公式は一般層も狙っているのでしょうか。料理上手、面倒見よい、誰とも揉めない社交性、家族想い、家庭的、イケメン、医者、公務員、仕事熱心、若手のホープ、更にはそこそこ優しくそこそこドライで現実的でメンタルも強く頼れるタイプ…身長が低めな以外は良物件過ぎです(笑)


以上、総合的に高い水準です。
ところが、…システムは最悪です…!控えめに言ってクソ仕様です。
スタッフはストーリーや演出に自信があり、好みの属性でないキャラクターとも恋愛して欲しいという希望があったようには思いますが…、強制的に長い共通ルートを何度も見させられて、ユーザーからすると単調な作業時間が長引くだけで迷惑でしかありません。最速スキップで各キャラの√解放にそれぞれ1時間位かかりました。ミニゲームもないので完全に作業でした。
攻略方法も分かり難いし、黒色選択肢は見難いし、なぜ選択肢ジャンプが章を跨いで使えないのか、そもそもシーン切り替えにスキップモードですら時間がかかり過ぎる。と文句しかありませんでした。


…という事で少し攻略のコツなど書いてみたいと思いました。
このシステム面さえ無ければ多くのプレイヤーが楽しめるゲームと思うので、正直勿体無いです。乙ゲ業界はコンシューマーでは近年数が出ずに採算化が難しくなってますので新規ユーザーが増えて欲しいと期待しています。個人的には口コミ評価が分かり易いコンシューマーや買いきりでないと気分が乗らず手を出せません。


以下、各キャラの雑感。体験版での印象です。ネタバレ少なめのつもりです。
個人的には公式HP一見した時点でアダム推しです。次にモズが好みでした。体験版の時点で完璧過ぎるアダムが更に気になります、謎の法則によると何かありそう…(笑)


(1)リンボ
弁護士。
『責任感あり、人の中に自分を認識、孤独』


公式HPではややアッパーよりかなという印象でしたが、体験版をプレイすると普通の少年漫画の主人公キャラだなあ、社会人厨二病だなあといった印象でした。普通の社交性高い社会人男性なのでリアルな恋愛感覚でドキドキ出来ました。リンボが声掛けたメンバーらしく一応リーダーっぽい立ち位置なのかなと思います。
他のキャラよりも正義感に危うさを感じます。どこかまだ熱血少年のようです。挫折をしきってないお坊っちゃん感というか、自信家というか…。基本はどんな状況でも笑ってます。社会人になって現実に打ちのめされる人も多いと思うので、共感をしやすいキャラと思います。
ネタバレありの文章…リンボについてはスタッフのケアレスミスが気になってしまい辛口長文です。気になるかもしれない方は読まないで下さいませ。

ネタバレありの感想(クリックで表示)(辛口長文)
「熱血」「ヒーロー」「リーダーシップ」「直球」「社交的」「厨二病」「常識人」

sideAでリンボがテウタにかける一声、「お前が居ないと俺は生きていけない」。切迫した状況であれだけの事を言って他者を勇気付けられるリンボは御伽噺の王子様そのものにカッコ良かったです。

リンボは元々キャラが厨二病患者で、実際より若い考え方をするお坊ちゃんなんですが、背景設定も社交性ある弁護士だったり、髪型もキャラデザも普通のイケメンだったりで、けっこう現実みのあるキャラクターでした。特に変わった性癖も無い様でデートの手段や雰囲気の盛り上げ方もごく普通の一般的なデートの方向性です。
個別√のsideBでは、この中途半端なリアリティが仇となって、リンボ編のテウタも非常に幼い考え方をしているように感じられ、我儘に感じてしまいましたし、そもそもリンボも気が利かないように感じられました。
家族ぐるみで付き合いの長いシェフのレストランに付き合って早々の女の子を付き合わせるリンボも、女を試すようで20代後半の男性としては非常に自分勝手に感じました。
そして、テウタも成人した社会人、21歳なのですから、家族ぐるみの付き合いのある古い友人を紹介されるのであれば、靴は履き慣れたヒールのない靴にすべきとも思いますし、シェフがもてなしてくれた料理を楽しんで味合わないのはマナーがなく、私個人の考え方では社会人として言語道断の態度でした。
リンボは名家の跡取りで、性格はキツイものの愛情深いお姉さんを尊重している、ご両親も同様に尊敬しているからこそ、あれだけ真っ直ぐに挫折も知らずに育ったのだと感じられます。なのでその男性と真剣に向き合うのであればテウタはそのご家族とご友人も尊重しなければならない。その点から考えるにあの二人は価値観が合わず将来の関門を乗り越える事は出来ないのではないかと思えてしまいました。もしも私がリンボの両親であれば、友人に対して気遣いの出来ない女は嫁として認めません。(私はどちらかというとリンボと同世代ですよ;)
乙ゲに要求する項目ではないですが、恋愛はおままごとでも綺麗事ばかりではなく、異なる環境で育った男女がお互いの価値観を擦り合わせていく、将来への事前シミュレーションです。そこには二人だけの自己満ではなく、支えてくれる周囲への配慮が必要なはずです。社会性が高い二人というキャラ設定が崩壊してます。私にはこの乙女ゲームは恋愛を描こうとしている作品に感じられなくなってしまいました。恋愛を夢見る層への妄想を垂れ流している作品です。まあそれこそが乙ゲなんでしょうが…。だとしたら、最初から舞台を夢世界にして、職業も独自の物にして、ヤンデレ属性を入れるなどファンタジー要素を前面に出して欲しかったです。誰もが経験した事のある日常のレストランデートでの我儘は冷めます…。世の女性は現実では様々な忍耐を偲んで生きているのですから、ユーザーを馬鹿にしているように感じられました。

以上からリンボのキャラ設定はレストランに行った事のない若い学生層がターゲットだと考えられます。
せっかくスマホでもリリースして、癖のない外見に、感情移入しやすい純粋なキャラクター性、20代後半の働き盛りの社会人…という方向性…。うーん、スタッフのマーケティング能力が中途半端で実に勿体ないかなーと思いました。リンボはパッケージに使っているように一般層狙いの呼び込みキャラの位置なんですよね…。そこで購買力の高い社会人層をばっさり切り捨てるのは現状の業界縮小を想定すると少し厳しいかな、と個人的には思いました。苦しくなる一方の業界ですのでしっかりマーケティングを練って、どの層をターゲットにして、どうお金を貰い、どんなサービスを提供するのか…きちんと勝てる戦略を立てて頂きたいと思いました。
別にサスペンス重視のノベルゲームで、恋愛要素はオマケ程度で売れるなら、(私は買わないけど)それでも良いです。ただ描くのであれば、少しの設定で修正出来るようなケアレスミスは、スタッフ間で指摘し合って補修して欲しいです。
とやや辛口なのも、一定以上にこの作品を評価して、一消費者として次の作品を期待させてもらっているからだと思います。


(2)シュウ
殺し屋。
『冷静な視点で、客観的判断力がある』


公式HPではタバコを吸う男性は苦手だろうなーと思いましたが、体験版プレイしてキャラを把握するとむしろ麻薬やアル厨という設定でなくて良かったと思いました…。
けっこう刹那的な危うさのあるキャラです。共通√の序盤、チャプター2で既に泣けました
ハードボイルドワイルドです。頼り甲斐のある武闘派で、身体張って守ってくれるんでトキメキます。彼に惚れ込んじゃうユーザーは多いのではないでしょうか。
理想のカッコいい男性像を夢のままに描いたキャラの様に感じます。

ネタバレありの感想(クリックで表示)
「ツンデレ(軽度)」「クール」「無表情」「皮肉屋」「ワイルド」「俺様」「刹那的」「ロマンチスト」

強引なところがカッコいいです。髪型と眉毛は好みじゃないんですが、その他はとってもカッコ良い。外見さえ自分好みだったらハマれたかもなあって思っていました。
リンボやモズは、弁護士だったり医者だったりと、キャラ設定も背景も職業も現実的な面が強いですが、シュウは殺し屋なので完全にファンタジーの世界の住人です。
なので、現実を忘れてゲームの世界に没頭出来ました。あと私は強引な男性が好みなので、シュウの恋愛へのアプローチはけっこう好きでした。身体はって必死に守ろうとしてくれて、しかもワイルド…かっこ良いです。
テウタは次々にこれでもかと危険に突っ込んでいきますが、既に音声も切っており淡々と読んでいたので、特に気にならずに済みました。
sideAの最後のキスシーンは、しっかりリードしてくれて、ワイルドなオスっぽさがあってドキドキしました。

sideBの雪だるまイベント、テウタ可愛すぎて泣けました。私の中のベストオブテウタでした!!ヤンもいい奴!俺女!



(3)ヘルベチカ
美容整形外科医。
『自立したいが、感情的で人に固執する』


外見もキャラも一番特徴があると思います。中性的な感じがします。立ち位置は王道の軟派キャラなんですが、スタッフの好みなのか静かな気合を感じます。
好みが分かれるクセの強いキャラと思うので完全な一般受けを狙うなら彼は居なくても話は成り立つかなとも一瞬思ったのですが、何気に一番義賊っぽいスキルを持ってます。コア層狙いのキャラなのかな。乙ゲというジャンルが好きな人は好きなタイプと思います(笑)。
ドライな性格かと思えば意外と熱いところがあって、一番ミステリアスだと思います。
公式HPにも書いてますけど彼は記憶がありません。彼の√はその辺の自分探しの内容になります。厨二的なテーマなんですが、切り口がとても面白かったです。人間としてカッコイイ人だと思いました。

ネタバレありの感想(クリックで表示)
「物腰柔らか」「毒舌」「ドライ」「ミステリアス」「ナルシスト」「女性関係」「セクハラ」

5人の個別√と2つの真相√込みで私はヘルベチカ√が面白かったです!
読む前からアダム推しで次がモズだったんですが、結局そんな萌えずに終わったので、純粋に萌え物というよりサスペンス物として読んでました。
順番はモズ→リンボ→シュウ→ヘルベチカ→スケアクロウだったんで、4キャラ目で流石に金太郎飴感はありましたが、ヘルベチカは楽しんで読めました。
リンボ√以外は共通√から殆ど泣きながら読んでたんですけど、ヘルベチカ√はもうずっと号泣でした。誇張なしで10回以上泣いてて、もうページめくるたびに涙溢れてくる感じでした。リアル事情で空き時間10分づつくらいで小刻みに読んでたのにもかかわらず、ずっと号泣!!(涙腺弱い)
自分探しっていうテーマはよくあるテーマだと思うんですが、アメリカのスラム街から成り上がる物語が斬新でした。類似で思いつくのがバナナフィッシュ くらい(?)自分的にはけっこう新しい気分で読めた乙女ゲームのストーリーでした。
シュウの最初の感想で、刹那的なキャラなのに麻薬やってなくて安心したーみたいな事書きましたが、ヘルベチカは思いっきりヤクチュウにされてました…;;お、ここまで突っ込んで表現しちゃう?って感じて、かなり前のめりで読んでました。萌えてないのに、純粋にストーリーで先が気になって、ぐいぐいと物語に引き込まれていってました。辛く苦しい過去があっても目を逸らしたくても今後の為に向き合っていく…。ヘルベチカはキャラデザがそんなに好みじゃなかったんですが、ストーリー上の格好良さは私の中ではナンバーワンになりました!
危険に突っ込んで守られるテウタにもうけっこうウンザリしてたけど、まあ、そこは出来るだけ無かった事として忘れるように気にしないように読んでました。
sideAはそんな感じで号泣しながら読めてて、その勢いでsideBも読んだのでまた泣きながら読んでました。
キスしてきゃー(。>∀<。)とか言って読んでたけど、読み終わったら、結局特に萌える事もなく、妄想する事もなく…。単純にストーリーが好きだっただけみたいです。まあ、外見も性格属性もそんな好みのタイプじゃないから仕方ないのかな…。話にハマってる間は萌えれるかもって思ったんですけど(涙)。


(4)モズ
検死官。
『人間関係は苦手で、探究心が強い』


公式HPではダウナーっぽく表記されてますが体験版の時点で普通のクーデレです。前述しましたが身長以外は完璧過ぎる理想物件。高学歴理系エリートって現実でも専門用語で日常会話するダメ人間はいくらでも居るので…自分の周囲と比較すると普通に社交性が高い人だと思いました。
私はキャラに介護されるのも介護するのも大好きです。リアルでも料理好きはポイント高いです。

ネタバレありの感想(クリックで表示)
「一応ダウナー」「クーデレ」「完璧」「温厚」「家庭的」「世話焼き」「苦労人」「シスコン」

料理上手で面倒見よく家族想いで仕事熱心…。完全完璧っス。他のキャラの√ではとにかく常識人でテウタを思いやってくれる。
…なんですけど、どうも完璧過ぎて…、なんでしょうね、あんまり獣っぽさが感じられない点だけが残念でした。この作品の全キャラに言えるんですけど、テウタに対して家族愛だったり妹として見てる部分が強いのでエロくないんですよね…。私は人間なんて一皮剥いたらケダモノだと思ってる節があるんですが、どうもその生物らしさがあまり無いかな…と感じました。少なくとも一対一のシーンだともっとエゴを出してくれても良いと思います。男性に女性があまりに甘えて我慢させていると、結局は自分の幻想に恋をしているだけで、相手は疲れてしまうんじゃないかな…とか心配しちゃいました。恐らくモズは自分に劣等感を抱いてる、そこをテウタには理解して貰いたいと他人事ながら思ってしまいました。
でも、とにかく冷静で常識人のモズはデートもそつなく、気遣いも上手で、親から見た理想の愛娘の婿候補だと思います(笑)
こういう男性を選べる人が、幸せになれる女性と思います。

モズはテウタに告白する際に、過去の罪を告白しています。個人的にこのエピソードは面白かったです。価値観は人それぞれ異なり、経験も立場も異なるので、男女でお互いの価値観が完全に一致する事はあり得ません。二人は関係性を進めるにあたり、価値観の不一致を乗り越えなければなりませんでした。
そのハードルを若い情熱のまま、やすやすと乗り越えてしまった為にモズとテウタの関係性はもはや恋人というより家族のような利害共同体になってしまったのかな、とも感じられました。


(5)スケアクロウ
引きこもりハッカー。
『壁を作らないで距離を詰めるのが上手』


素直で可愛いです。一歳上ですが弟キャラ。他のキャラは普通に社会人っぽく一定の壁を保つクールな面があるので、クロが素直でイジられ役になる事でメンバーの仲を繋いでる印象を受けました。彼のおかげで仲の良い飲み友達っぽいワチャワチャ感が楽しめます。リアルに大事にしてあげたい性格です。
家主で仕事を見つけてくるので、一番居ないとストーリーが成り立たない立ち位置と思います。

ネタバレありの感想(クリックで表示)(やや辛口)
「ムードメーカー」「弟系(歳上設定)」「純情」「照れ屋」「ヤンデル(超軽度)」「天才」

私は乙女ゲームのショタがやや苦手でして…、スケアクロウは歳上ながら弟キャラなんで、攻略キャラの中じゃ淡々と読んでた方だと思います。
お父さんと電車の中に居る間は泣きながら読んでましたけど!
過去の悪行と向き合うってパターンが個別√はリンボ&ヘルベチカ&スケアクロウが一緒で金太郎飴感が強かったです。同じ構成のストーリーだったら、個人的には麻薬中毒にまでなったヘルベチカの方が衝撃的だったんだと思います…(泣)。
sideBはショタで読んでられるかなって心配だったんですが、泥んこ遊びしてたとことか普通に楽しんで読めた!モズお母さんきた( ^ω^ )とか別の面で喜んでた気もしますが…(家庭的なキャラ好き)。


(6)
真相ルート ネタバレありの感想(クリックで表示)(辛口気味)
「完璧」「幼馴染」「一途」「過保護」「非恋愛√」「バッドのみ?」「ヤンデレ」「ヤンデル?」「殺害」


結論から言うと…最終的な結末は公式HPを最初に見た時から想定してた結末でした…、なので何も意外な要素なく、正直ガッカリしました。
途中で結末をいろいろ考えながら読んでいて、アダム普通に生き残って普通にテウタとくっついたら詰まらないなーとか、そもそもルイロペスの弟はアダムだろうなーって予想したりしてたり、もしかしたらアダムは最終的に狂ってリンボ達を殺しちゃったりしてーとか、テウタを襲って来たりしてーとか、お兄ちゃんが蘇ってきたりしてーとか、もっと色々最悪のケースを想定してたんで、実際真相√読んで、ああお兄ちゃん殺しただけかーとか思ってました。いや、視界もままならないまま、発狂していくアダムが可哀想で号泣してましたけど(涙腺弱い)、でもどっかで物足りないなーもっとグロい結末下さいって思ってました…(鬼)。

でも、きちんと最後にアダムが死んだような死んでないような結末にしてくれた点は評価してます。生き延びてテウタとくっついてたらきっとデートの演出が相当魅力的じゃないと不満だったと思うし、その恋愛描写の実力はこのスタッフチームには無いだろうと思います…;;
シャドウハーツ1と同じような結末だったので、続編は是非シャドウハーツ2のような展開でお願いしたいと期待しちゃってます。シャドウハーツ1はヒロインが自己犠牲の後に肩にもたれかかって眠るように移動中の車内で死んじゃいます。シャドウハーツ2は死後半年たってその死を受け入れられずに苦しむ男主人公が描かれます。
スタンドバイミーもモチーフのようですので、クリス君(リバー・フェニックス)の死もきっと掛かっているんでしょうね…。あれは今でも辛く悲しい出来事でした。
この真相編、よくあるタイプだなって思ってたんですけど乙女ゲームでいうと蝶毒に似てる気がします。属性考察をすると殺害要素、幼馴染、ヤンデル、嘘つき、完璧系、社交的、サスペンス、真相…と似通っているなあと一度思ってしまうともう、そう見えてしまいました…。もしも、ルイロペスのボスだったらもっと似てましたね…別の真相でそこは良かったかもしれません。

スタンドバイミーがモチーフだと分かって…私が(モズを除いて)リンボ達皆もテウタも精神年齢が低い点を気にしていた点の謎が解けました。もともと作者は12歳くらいを想定して描いていたんですね…。
そして、テウタも攻略キャラ達もみんな雄っぽさが無いと不満を述べていた点も同時に解決しました。作者は『無償の愛』を描きたかったんだと…。だから、この作品のテーマは男と女が出会って愛を育む物語ではなく、そもそもリアルな社会人の恋愛を描く気も無かった。これは、家族愛・友情の物語だったんだなあと分かりました。恋愛描写が苦手だと割り切った上で、サスペンスに友情を入れ込んだら面白いだろうと…。ええ、サスペンスとしては非常に面白かったです。乙女ゲームの中でも私の中ではトップに近い文章力でした。ただ、恋愛物としては少し物足りないですし、萌えれなかった点は残念でした。私はスタンドバイミー単体はとても好きなんですが、それは乙女ゲームではないジャンルで勝負して欲しいテーマかなと思いました。

アダムの属性ですが、なかなか難しいです。殺害という違法行為をしている点、それが主人公への想い故である点、そもそも脳腫瘍(?)で病気になっていて、ついには精神まで壊れていく…と項目を挙げていくとヤンデレだと思います。
ただ主人公が認識しておらず初登場時から病んでいるキャラはヤンデルに分類される事が一般的です。優しいキャラに萌える読者が意味不明な発狂に引く事が多いからだと考えています。だから初登場から病んでいるアダムは「ヤンデル」の一面が強いと客観的には分類します。
アダムについては普段の常識人っぷりがこれでもかとアピールされている点、狂いきる前に主人公への一途な想いも説明されている点から、ヤンデレが苦手な一般層に受け入れられやすく作られていると思います。なので定義上というより、読者目線で考えると「ヤンデレ」にカテゴライズされるキャラかなと思いました。

私は幼馴染好きなので好意を抱いた年月の長さから考えても、テウタとのカップリングはどうしてもアダムを推してしまいます。ストーリーが好みでなかろうが無償の愛に萌えなかろうが、テウタにアダムを忘れては欲しくないと感じました。その死を乗り越えて最終的に別の人と結ばれるとしても、その想いを受け止める時間をテウタに作って貰いたいと思いました。


今更ながら世間の感想をほんの少しだけ読んだのですが、真相がハッピーエンドじゃなくて嫌だという声が多い事に驚きました…。私は真相編ではバッドエンドな事だけを高評価してそれ以外の独創性の無さを低評価していたのですが、改めて自分はこの作品のターゲット層では無かったと痛感した次第です…。
大きな声で言い辛い自分の思いをここに書かせてもらいます。様々な意見がある事は良い事ですが、独自性や物語性を求めるユーザーが業界から離れていく…という実情を察しました…。個人的にはテンプレを壊す気概の無い作品はプレイしたく無いので、真相をバッドエンドにした、アダムが攻略キャラにならないという点がこの作品の全体構成の最大の長所だと考えています。
とはいえ、バスタフェのプレイヤー層は爽やかな幸せ物語を願う層が多いようなので、単純にビジネスを考えるならば、アダム√はここまでガチガチの攻略制限を設けなくても良かったのかもなあと感じました。ここまで愛の深い幼馴染の悲劇を真相扱いにしてしまうと、「じゃあ今までの他の攻略キャラと愛を育んだ世界線は何だったの?」「もう感情移入しちゃってるんだけど?」というモヤモヤは残りますしね。誰か一人攻略したら、ルイロペス事件√とお兄ちゃん事件√が読めるという程度の攻略制限だった方が、ユーザー自体もハッピーエンドでプレイを終えるか、悲恋で終えるかを選択出来ますので、そちらの方が『ゲーム性』という意味でも、より多くのプレイヤーの需要に応えるシステムになったのかもしれません。
もしも、アダムが生き残ってハッピーエンドを迎えてしまったら、バスタフェはここまで話題になる事はなかったのかなと思います。乙ゲメーカーとしては大手では無いわけですし、バッドエンドで勝負するくらいの覚悟がスタッフに見受けられたからこそ、応援してあげたいというファンも増えて、ここまで口コミは盛り上がったのだと感じています。


(バスタフェの攻略方法をいろいろ考察して纏めたのは、あの時点では私が最初だと考えています。グーグル検索やツイッターや板などは閲覧していましたが、あの時点ではどの選択肢を選んだかというざっくりした内容しか語られていなかったと思います。とはいっても、このブログはそもそもメインコンテンツは男性向けの超高難易度アクションの攻略サイト(笑)ですので乙ゲのキーワードでグーグルAIに弾かれていたくらいのしょぼしょぼサイトなんですが...一応2020年2月の1ヶ月でバスタのページにもそこそこ反応頂いております。)
売上ランキングにはカウントされておらず、中古市場メインと考えてもバスタフェを2月にプレイした新規ユーザーの総数は1000人を超えるのではないかと私は想像しています。Switch初週の売上数は3000という弱小ネームバリューの作品としては、これは偉業と言っても良いのではないでしょうか。新型コロナ騒ぎもプラスには働いて、もしかしたらアプリ版や中古版のユーザー含めたら5千や1万という大台を超える可能性もあるかもしれません。ゲーム業界の片隅にでも乙ゲ作品が生き残ってくれる事を期待させていただきたいと考えています。



【プレイを終えての総評】
私はプレイ済みの乙女ゲーム50タイトル程度のライトユーザーです。総合板などよく見てるので未プレイのゲームもユーザー層はそこそこ把握してる方かもしれません。ただ、乙女ゲームでは優しいキャラや純愛が苦手でして…それが原因で合わないキャラは多い方です(一般ゲーではむしろ優しいキャラが好物)。なので、殆どの乙女ゲームはスキップモード速読を多用します。使ってないゲームは4タイトルくらいです…。このゲームは攻略作業以外ではスキップは使用していません。全文をゆっくり読んだ乙女ゲームは私としては史上5作目となります。ですので、恋愛描写が微妙とか、ゲームに求めてる物が違うとか、ストーリーが好みだったキャラと萌え属性が合わないとか、文句タラタラな文面ではありますが、私はこのゲームを高評価しています。私の好み属性は乙女ユーザーの中ではやや特殊な方ですので、おそらくバスタフェロウズは一般層含めた多くの女性が楽しめる作品だと考えています。

真相のストーリーや属性があまり合わなかったので、最終的には元々好み属性のモズ推しなのかなー…(?)。真相も想像の範囲内過ぎたという点以外では面白かったですし、悪くはないと思っています。私の中ではテウタはこの後しばらく真相の結果を受け止めて生きていくんだろうな、という妄想でいっぱいです。どのルートでも数回以上号泣しながら読めていたんで、誇張なしに10回は涙をポロポロ流して読んでいました。萌えはともかくストーリーは面白かったです。全体構成はもう少しオリジナリティが欲しかったと思いました。


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マンガ感想&ネタバレ

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(1), (2), (3), (4), (5)
(6), (7), (8), (9), (10), (11)
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★東京喰種-トーキョーグール-:Re  1話

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*ペルソナ4(RPG,PS2等)
*大神(RPG,Wii等)
*ニーア・レプリカント(RPG,PS3)
*メタルギアソリッド(Act,PS等)

*2016年発売日表
*2015年E3PV集

ゲーム感想

【個人的な惜作】
*閃の軌跡Ⅱ,,③感想,,⑤キャラ,,,⑧クリア後の解釈(RPG,PS3)
*フラジール(ADV,Wii)
*絶対絶望少女(Act,Vita)
*ジルオールゼロ(Act,PS3)
*ブレスオブファイヤ5(RPG,PS2)
*ドラッグドラグーン3(RPG,PS3)
*エスカのアトリエ(RPG,PS3)
*FF13-3R(RPG,PS3)
*テイルズヴェスペリア②感想(RPG,PS3)
*Tree of Savior(ARPG,ネット)
*ECO(RPG,ネット)
*タルタロス(ARPG,ネット)
*歴史物(小説・漫画)

独自性、戦闘操作性、快適か
ストーリー、キャラ、デザイン
音楽、画質、難易度で評価

ゲーム日記

★シャドウバース
冥府エルフ
ロイヤル

★任天堂ゲームの感想
*スプラトゥーンの日記
S以上・96凸ギア立ち回り戦略
おすすめ武器
C-, C, C+, B-, B, B+, A-, A
マップざっくり考察

★ファルコムゲームの感想
*イースⅧの日記
1, 2, 3, 4, クリア後の感想

*東京ザナドゥの日記
1話, 2話, 3話, 4話, 5話,
幕間, 6話, 7話, 最終話
クリア後の感想

*閃の軌跡Ⅱ
*,,③クリア後レヴュー,,
⑤キャラ,,,⑧クリア後の解釈

*その他
*空の軌跡,零の軌跡
*Ysシリーズ
*ぐるみん

★スクエニのゲームの感想
*いけにえと雪のセツナ
(1), (2), (3), (4), (5)
クリア後の感想
Amazon工作疑惑

★LOL
*初心者向けオススメ動画
*レーンごとオススメ
*アーリ
*アニー
*フォーチュン
*導入ガイド

支援(・∀・)スキーによる雑記


(*´▽`)_旦ちゃ~
最近はジュデックス…
ソウルシリーズ・フロムゲーに関しては 姉妹で情報収集をしています。

姉:さきちゃ
RPG好き。特に支援職が好き。
好きなキャラは、エアリス。

妹:ヨルタ
モンハン世代。
ICOでゲームにハマる。
反射神経はないけど、 探索ゲー・雰囲気ゲーが好き。

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