★ぼくの地球を守って
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★ぼくは地球と歌う
1巻,
9話
8巻です。
これでちょうど2/3終了です。
表紙は木蓮です。
木蓮の夢を見る亜梨子。
木蓮は大人しいというより、意外と気の強い人でした。
病室に未来路が一人訪れます。
未来路は過去ばかり気にするなと輪を気遣います。
そこに輪の母親が帰ってきます。
輪に向かって、お前は誰だ、と糾弾する母親。
母親に否定されて、輪はショックを受けて失踪してしまいます。
亜梨子は木蓮の夢を見たと会合で説明します。
「母親に自分の子じゃないって言われてショックじゃない奴いるか」
月組も皆、輪に同情します。
輪はたった一人で孤独に闘っている様に見えますが、田村も未来路も春彦も月基地組も全否定はしていません。
迅ハに関しては嫉妬やら前世からの複雑すぎる感情が消えてないでしょうし、田村については肋を折ったりと輪も随分手を出しており、まあ、少し口が悪くてもしょうがないとは思います。
一成は最終的にはかなり輪に理解を向けてくれますし、桜もそこまで否定はしませんし、春彦はもうなんとか絶望を救おうと必死になってくれます。未来路も随分優しいですし。
大介は…あまり出てこないし、もともと性格的に輪や紫苑の方針に賛同しそうにありません。
月組の理解が得られるだけで、輪は良かったと、私は思います。
説明役の大介くん。
亜梨子は輪の母親から理解を得ようとします。
最後まで残ったのは誰なのか…。
輪と春彦が入れ替わった事により生じた矛盾が出てきます。
亜梨子は最後まで残ったのは輪だと断定します。
輪の母親は亜梨子の説明を受け入れました。
輪は、不認可の医者・森と浮浪者のブンさんに拾われます。
輪くん、手負いの猫みたいです。
最後まで残ったのは輪だと確信する亜梨子は、輪が紫苑ならば矛盾しないのではと考え始めます。
輪の抱える「9年間」という歳月に気付いてくる亜梨子。
亜梨子が輪へと近づいていきます。
亜梨子は輪を理解して救うには、自分が覚醒するしかないと自覚していきます。
輪の孤独は、亜梨子が以前危惧したよりずっと深い。
輪を家に帰すことこそが、亜梨子の定めるゴールとなります。
亜梨子にとって、過去の夢はもはやロマンティックな興味の対象ではなく、輪を取り戻すツールとなっていきます。
この作品の大きな筋書きには、輪にどうやって過去を乗り越えさせるか、どうやって輪の孤独と絶望を救うのか、という命題があります。
時間はかかったもののヒロイン亜梨子が少しづつ目指す所へ向かってくれる。読者として、嬉しいシーンです。
輪は家を締め出された報復のために、田村のライバルであった間島という男を利用しようと考えます。
迅ハと一成と亜梨子は、田村を訪ねます。
そこで、田村は犯人は小学生だと言います。
田村と春彦は3人に全てを告白します。
春彦は亜梨子に自分の知る真実を話し、過去を懺悔し、そして輪の抱える孤独を伝えようとします。
春彦は自分の考える方向で本当の償いを果たそうとします。
春彦は決して男らしくカッコいいタイプではないですが、卑怯な部分もありますが、それでも彼なりに必死に闘っていることが分かります。そのひたむきな生き様は、読者の心にも、亜梨子の心にも響きます。
輪の抱える9歳差という歳月は、死体に囲まれたった独りで生きた狂気の時間でした。
亜梨子は輪が年齢差に苦しんでいた事を思い出します。
輪が何故夢に怯えるのか、何故あんなにも寂しそうなのか、何故年齢差を気にするのか、輪の言動を亜梨子はやっと理解します。
9年誰も居ない世界でただ独り生きるってどういう感じでしょうね。
御飯や排泄の心配は超科学で無縁だと仮定しても、精神は病みそうです。
迅ハ(玉蘭)が紫苑(輪)の為に怒る、このシーンは切ないです。
玉蘭も多分心から紫苑を嫌ってはいないのだと思います。
そして、相変わらず泣くだけの春彦は田村に庇われてズルいです…。
迅ハも自分が正しいと相手を糾弾する所は玉蘭らしいとも感じます。正論大好きの玉蘭らしさも出ているシーンです。
亜梨子もついに、もはや覚醒なしに輪を理解出来ないという現実を自覚します。
輪を救い家に帰すためには、同じく過去を背負い闘わなくては、声を届けることが出来ません。
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