★ぼくの地球を守って
(1),
(2),
(3),
(4),
(5)
(6),
(7),
(8),
(9),
(10),
(11)
★ぼくは地球と歌う
1巻,
9話
第6巻です。
半分まできました。
戦災孤児で頭の良い紫苑は、平和な国で両親と兄弟に囲まれて育った平凡な私に大きな刺激を与えました。
…。捻くれたくないものです…。
表紙は輪です。

平和な故郷に未練がないという玉蘭。
紫苑の複雑な感情はさらに歪んでいきます。
繻子蘭と
槐との出会い。
そして、
柊と
木蓮とも出会います。
紫苑は、木蓮に対しても玉蘭と同じように劣等感を持ちます。
物語後半の木蓮視点とは随分異なった感情を抱いており、紫苑ってどれだけ捻くれてるんだって後々笑えます。
紫苑は木蓮に対して、憎しみともいえる羨望を持ちます。
その内実は、余裕ある者からの自分への、その恵みのおこぼれを分けて貰えることでした。しかしながら、紫苑は何故自分が木蓮や玉蘭に絡みたがるのかを理解しません。
紫苑は木蓮が絶対的に恵まれた人間だと勝手に想像していました。
紫苑に虐められて落ち込んだ木蓮は、歌うことで浮上しようとし、キチェスの力で植物を繁殖させてしまいます。
繻子蘭は7人の中でも素直というか、普通というか、思ったことをそのまま出す性格ですよね。
物語の主役には躍り出ませんが、7人のバランスを取っており、物語を支えているキャラクターだと思います。
この場面では玉蘭は紫苑を庇います。
玉蘭も紫苑が不器用な事を理解しているんですね。
なので、二人のライバル心が本格的に拗れていくのは木蓮を挟んだ恋愛感情が膨らんでからだと思われます。
恋愛って恐ろしい…。
木蓮の魅力って怖い…。
玉蘭は次第に木蓮に傾倒していきます。

紫苑は槐には優しくします。
紫苑は恵まれてるって思う人間につっかかるだけで、辛そうな人間には何気に優しいのでしょうか…。
女性らしい槐が玉蘭にはお似合いだと、槐を認めていたのかもしれません。

母星からの連絡が途絶え、自分たちの文明が戦争で滅びたことを知ります
皆が混乱している中で、木蓮と紫苑だけはショックに慣れているようでした。
木蓮編ではこのシーンが大きなターニングポイントになります。
紫苑にとっては何気ない、むしろ嫌味のつもりだった程度なのでしょう。
紫苑にとっても、木蓮はただただ恵まれ幸福の只中で生きてきたような女性ではないと気付かされたのではないでしょうか。
とにかく、
マドンナである木蓮の気持ちが紫苑へと向かった事により、基地の男性陣全員から紫苑は本格的に憎まれる事になります。
母星の消滅により、
紫苑はKK(地球)に降りようと提案します。
玉蘭は「許されない」と言います。
神を信じない紫苑には理解出来ません。
幼馴染であり良きライバルでもあった二人の関係は、修復不可能な程に壊れていきます。
私の想像も入りますが、紫苑は玉蘭に神なんて居ない。緊急時は人間は誰だって必死になり、誇り高くなどない。そういう事を証明してやりたくなったのかもしれません。
絶望というもの、己れの醜さを自覚するということ、綺麗事を並べる玉蘭に、紫苑が真理だと思う事を分からせてやりたくなったと思われます。
紫苑は木蓮や繻子蘭からキーワードを聞き出そうとした事と、
いざとなったら侵略してでもKK降下を果たすべきだという意見で過激思想として更迭される事になります。
降下反対派は、柊と玉蘭。
賛成派は、紫苑と木蓮、繻子蘭、槐。
降下派が多数な状況でしたが、責任者の柊が反対したため、議論は膠着します。
槐はそもそも玉蘭に表立って反対しない。
繻子蘭は皆の説得で「許されない」事を受け入れた。
秋海棠は玉蘭の強行姿勢に反対するものの強く声は上げない。
紫苑は更迭され、意見は抹殺された。
柊は、責任者として規則違反の降下には強い反対を示した。
その中で、木蓮は降下論を支持し、紫苑の更迭に強い反対を表明します。
玉蘭は、木蓮の態度への嫉妬もあり、降下論に強固なまでに反対しました。
玉蘭の独裁的な態度はまるでイジメだと繻子蘭と秋海棠は紫苑更迭に弱い反対を示します。
残ったメンバーの中で、次第に玉蘭が孤立していきます。
木蓮っていい女だなあ…。
紫苑って最低な男ですね…。
漫画の中では感情移入しますが、自分がリアルに木蓮の立場だったら絶対嫌ですね(笑)
木蓮は紫苑のラブコールを受け入れます。
玉蘭の鼻を明かしてやった。醜い感情を表に出してやった。
紫苑は喜びます。
マドンナが汚された事で、秋海棠も他の男性陣も女性陣も紫苑を嫌悪します。
秋海棠が紫苑を憎んでいる様子が、少し描かれていました。
紫苑はやがて気付きました。
自分はただ木蓮と寝たかっただけだと。
自分が木蓮に惚れていた事を傷つけてから知ります。
紫苑が自身の恋愛心を理解するのは、木蓮にとっては遅すぎました。
二人の気持ちのすれ違いはここに端を発します。
体調が戻った木蓮は、二人の関係は合意だと伝え、紫苑の更迭を解くために、私達は婚約したのだ、と嘘をつきます。
木蓮の慈悲深さと愛情に触れて、紫苑は自分の誤ちを後悔します。
紫苑は、寂しさをアピールしたかっただけだと告白します。
ただただ優しさが欲しかった。
そのために玉蘭と木蓮に絡み続けていたのだ、と懺悔しました。
「口実が必要だったんだ あんたを抱くのに」
紫苑なりの告白だったのでしょうけど、これは木蓮に伝わらなかったのも無理はありません。
木蓮は紫苑の過ちをすぐに許しました。
その後、紫苑は自分を許した木蓮を聖女のように愛します。
★ぼくの地球を守って
(1),
(2),
(3),
(4),
(5)
(6),
(7),
(8),
(9),
(10),
(11)
★ぼくは地球と歌う
1巻,
9話
★
ダクソ3攻略,
ダクソ2攻略,
ブラボ攻略,
RO支援AB,
ゲーム感想,
TOP★

PR
この記事へのコメント