★ぼくの地球を守って
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★ぼくは地球と歌う
1巻,
9話
10巻です。
木蓮編も盛り上がってきます。
表紙はラブラブな紫苑と木蓮。
第3部「ぼくは地球と歌う」にも出てくるサージャリム(神様)の祭壇はここで出てきます。
玉蘭は木蓮に優しく接します。
紫苑は木蓮にきつく接します。
秋海棠は木蓮に対して、玉蘭が木蓮に惹かれていること、それにより紫苑が玉蘭に対するからかいとして、女性を利用するかもしれない、と警告します。
紫苑は、キチェスとして神に選ばれた存在である木蓮に絡みます。
落ち込んだ木蓮は、歌うことで自分を慰めます。
冷たいが理想のタイプの紫苑、
優しく真面目な玉蘭。
木蓮の気持ちは揺れ動きます。
木蓮は、自分の恋愛心に悩みます。
この段階では木蓮の中で二人の男性の比重はほぼ同じようです。
柊と秋海棠はそもそも恋愛対象ではなかったようです。
今でも春彦も大介もひきづっていそうなのに(T ^ T)
木蓮は玉蘭からの好意も影響して、繻子蘭や槐とは親しくなれません。
自由を手に入れて飛び込んだKKにおいても木蓮は友人を作れず寂しい思いをします。
繻子蘭はかなり槐よりでした。
美人な木蓮に反感もあったのでしょうが、槐への憧れは友情以上のものがあったのかもしれません。
木蓮はお酒に酔った勢いで、玉蘭に槐にくっつけばいい、と言っています。
木蓮にとっては、この時点では玉蘭は将来を考えられる相手ではないようです。
玉蘭は木蓮に対して積極的にアピールをします。
木蓮は玉蘭から誠実なプロポーズをされます。
木蓮は困惑します。
全滅が知らされ、玉蘭は木蓮にキチェスとして奇跡を起こしてくれ、と願います。
何も出来ない木蓮はショックを受けます。
「
これから先、私をただの人間として見てくれる人など居ない」
木蓮は絶望します。
紫苑が自分を普通の人間として扱ってくれ、木蓮はやっと自分の不安を吐露することが出来ました。
紫苑はKK降下論を唱え、危険思想として更迭されてしまいます。
それはおかしい、と木蓮は反対します。
いざという時にキチェスとして過剰な責務を期待されたことにより木蓮は玉蘭に対して距離を置きます。
木蓮の気持ちが紫苑に傾いた事により、玉蘭は紫苑を憎みます。
紫苑は危険な男で、木蓮のためにも更迭した方が良いと言います。
玉蘭はもはやKK降下の賛否を論じていません。極限状態による混乱やライバルへの嫉妬、落とせると思った女性が離れていく焦りにより、冷静さを欠いています。
ここまでの亜梨子の夢を迅ハと一成は超能力で覗き見ました。
以前、迅ハは木蓮は玉蘭に惚れていた、と言いますが、木蓮視点では紫苑に傾いていた事が分かります。
迅ハは木蓮の夢にショックを受けます。
迅ハも、玉蘭のように、都合の良い点ばかり見るという性格のようです。玉蘭は木蓮が紫苑と婚約したのは陵辱されたからだと信じていました。
迅ハ自身も亜梨子は落とせると手ごたえを感じていたのでしょうか。ボク月でまで、20年近く想いをひきづっていると可哀想に思います。
ここで、玉蘭が紫苑について語ります。
「幼いながら、世間の風を真っ向から受け止めている彼は僕を惹きつけずにはおかなかった」
世間体を気にしすぎる性格の玉蘭にとって、強く生きる紫苑は魅力的だったようです。
若い頃から玉蘭も紫苑もたしかに互いに尊敬もし合っていたのだと思います。
紫苑が木蓮を誘惑します。
紫苑目線では木蓮は玉蘭のことを想っていると思われましたが、
木蓮視点では木蓮は紫苑に惹かれています。
木蓮は紫苑を信じ、キチェを捨てる覚悟を決めます。
木蓮視点では、確かに木蓮は紫苑に魅きつけられていました。
例の事件は少なくとも
両者の合意から始まったという事が分かりました。
一方、現実では修学旅行が各校終わります。
大介と迅ハはキーワード管理について電話で話し始めます。
声音を変えて、迅ハを演じていた輪は大介から亜梨子の覚醒を知らされます。
電話でキーワードを聞き出すことを失敗した輪は大介を恐喝していきます。
この大介を輪が追い詰めるシーンは作中全体の中でも輪の狂気を強く感じるシーンです。
1つ目で迅ハ演じて聞き出そうとして、
2つ目の作戦で弟を人質に取ります。
さらに、3つ目の手段として柊の決断が7人を殺したと糾弾します。
4つ目に、大介の反論であるシステムの否定をします。
論破され、結果責任を問われ、精神的に追い詰められた大介を弟の危機で落としていきます。
私の朧げな記憶では、作者さんがこのシーンは当初はここまでのボリュームではなかったとおっしゃってたように思います。
まさにキャラクターが自分で動いたように感じた、とそのような記載が単行本にはあったかと記憶しています。
作者の中でも、物語の構成上の都合という理屈を超えて、輪は親に否定され狂気に呑まれていったのではないでしょうか。このシーンの輪は実に生き生きとしています。今読んでも背筋にゾクリと悪寒が走ります。
大介は輪に糾弾され、泣き出してしまいます。
この責任者特権システムはぼく歌にも出てきます。
「
だからオレだけは誤魔化されずに責めてやろう」
紫苑は最初から降下すべきと述べていた。柊が渋った事で結果的に7人も月で全滅します。大介は当時の判断を後悔していました。
精神をボロボロにされて、大介はキーワードを吐き出します。
責任を恐れて7人を見殺しにした事を後悔して、両親の留守に預かった弟の安全を選びます。
輪もまた手段を選ぶ余裕がない程追い詰められています。
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