キングスグレイブのデジタル版を購入しました。
吹き替え版でHDをプレステストアで購入しps4で見ました。
今回はストーリーネタバレなしの評価を前半に、後半にネタバレありの感想を記載します。
まだ観ていない方は前半部分のみ読んで下さい。
★ネタバレなし評価
<良かった点>
・実写と見紛うグラフィック
実写に近過ぎて、英語版に合わせた口の動きが浮いてしまったり、街中のモブや一部の建物のポリゴンの荒さが逆に目立って、違和感を覚える事もありますが日本製でここまでのCGムービーはなかなか無い事から素直にオンリーワンのグラフィックだと思います。
・サポート魔法と短剣、中型の西洋剣をメインとしたアクション。
アクションの見栄えは大型剣と日本刀という目立つ斬撃アクションをメインとしたアドチルよりは劣るかなと思います。数十年後も好きな人は好きなのは、根強いファンがつくのはアドチルだと思う。
・それぞれ異なる容姿を持つキャラクター
アドチルと違いキャラクター全員が日本人のアイドル的な美形顔で、という見分けがつかないということはない。民族も人種も異なるダンディなキャラクターが多くそれぞれ個性的な魅力を持っていました。ポリゴンだと感じさせない顔立ちでした。
・アドチルよりストーリーは悪くない
個人的にスクエニの意味不明の用語が苦手で、リユニオンとか「母さん」とかいう単語の連呼とか、パルスのファルシがパージ(でしたっけ?)とか、そういう造語が少なくなっていた点も良かったです。下記5単語でストーリーは理解出来ます
王の剣(キングスグレイブ)=移民によって構成される特殊戦闘部隊らしい
移民=王都出身ではなく地方出身で王都に住んでいる者。
魔法=王様が力を兵士に貸してくれている科学によるものではない不思議な力。
魔法障壁=王都の外壁を囲む魔法の壁。発動させてくるのは国王の魔法の力。第一と第二の二種類がある。
クリスタル=魔法障壁を作るエネルギー源のようなものらしい。国王だけが制御出来る。
・主人公は男気もありワイルドで逞しく、メンタルも強く素直にカッコ良いキャラクターでした。
・脇役声優がベテラン揃い
おっさん揃いですが、それぞれ個性的で顔立ちも異なるので、行間も想像をかき立てられ、群像劇のような深い世界観を感じました。
・セルフ回しがややこしくない
セルフが冗長ではなく、短めで、グラフィックとキャラクターの行動で視聴者に自然に説明するシーンが多くなったように感じます。スクエニはとくかく無駄なセルフ回しを好む印象でしたが本作はけっこう簡潔です。
・悪役の動機が理解出来る
ファイナルファンタジーでは珍しく勧善懲悪ではない。悪役にも考えがあり大義があり、シナリオの大筋に深みがある。というか映画内の説明だけでは、味方の方が大義を失っている。主人公の言った「帝国の数々の仕打ちが許されるのか。」というセルフのみか。
<悪かった点>
・ヒロインの声優が下手
特に中盤から棒読みや、シーンに合わない過剰な表現が目立ってきます。勇ましい意思を感じるシーンで弱気な声だったり、緊張感のあるシーンで気の抜けた声だったり。神秘的で女性らしくお淑やかな女性というキャラクターと合っていないように感じます。声優もしくは別の集客力ある女優を使うべきでした。知らない芋女優よりはまだAKBとかラブライブとかのアイドルの方が我慢できたかもしれない。
綾野剛さんは心配されていたほど悪くないです。声質は人気声優やクラウド役櫻井さんに劣りますが演技力はけっこうあり、私は感情移入が出来ました。
・日本語音声に日本語字幕をつけれない
値段がブルーレイディスクと比較すると安めなのですが、吹き替えと英語版が別売りで両方見る事が出来ません。デジタル版は中古も売れないので何度も楽しめる様にしてほしかった。
・アクションが地味
前述しましたが、短剣とサポート魔法というスタイルのため動きが小振りです。
FF15のゲーム性に合わせた設定なのでしょうが、演出にもう少し工夫があればもっと魅力的になったのでは。
過去作・アドチルは良い出来で期待していたのですが、アドチルを超える派手さはありませんでした。
・黒幕が分かりやすい
これはスクエア伝統でもありますが部隊設定の説明が終わった起承転結の承の部分でラストが読めてしまいました。スレには最後までストーリーがよくわからなかったという意見もあり、ライト層を狙った分かりやすい演出や直接的なセルフが多いです。しかしながら、見るのはある程度ゲームファンだと推定されターゲットが分かりにくい。
・王子ノクティスありきのストーリーなのに、王子がほぼ出てこない。
庶民の主人公と王子に関係性がないため、主人公が所詮は脇役という結末になる。
・映画だけではストーリーが説明されない部分がある。ゲーム本編ありきの世界観
味方の動機づけなど説明されていない事が多いです。結果的に主人公の行動t理由が理解しにくいという致命的な欠点に繋がってしまう。
・音楽はあまり心に残らなかった
シーンに合っていないという事はないので大きな不満点ではありません。
ネタバレなしの評価点は以上です。
ゲームをプレイされるおつもりだったり、アクション目的ならば楽しめると思います。
下記はネタバレありの感想です。
★ネタバレありの愚痴
ストーリーに関する疑問を並べてみます。
・説明不足
味方側の達成しようとする目的についての説明がなく、特にヒロインの行動に対する動機づけが説明されていない。クリスタルの秘密とか、本当の力とかそういった説明はゲーム本編に持ち越されると思われる。
・ヒロインが口だけ
口だけ偉そうで戦えもせず、指輪を守る能力がない。お淑やかな設定はいいが、もう少しお転婆だったり、実行力があれば魅力的だったと思う。演技が下手な事もあり説明不足もありどうもストレスを感じさせる。
・将軍の正体
クロウが死んだ時点で、その死に関与したのは隊長だけなので実行犯はともかく黒幕はその場面で読めてしまいます。
・和平協定
ファイナルファンタジーのホームページを見た事があるなら、ゲームでは和平は結ばれなかった事は読めます。
国王がその企みを読みながら、領土を捨て、王都を捨て、クリスタルを捨て、王子を退避させた理由が分かりません。おそらくはクリスタルと指輪と王家の血がどうこう…とゲーム内では説明はあるのでしょうが…。
・髪飾りとクロウ
髪飾りをお姫様に渡す目的があるならば、主人公にクロウの遺品を渡したのは大きな賭けになると考えます。クロウを生かしてお姫様に髪飾りを渡してから殺すなり味方につくよう勧誘すれば良かった。
クロウの遺品と渡された髪飾りを、一般兵士の主人公がお姫様に渡し、その髪飾りをお姫様が翌日もつけ続け、そしてGPS座標を表示する時計の仕組みに主人公が気づきお姫様の幽閉を発見して、かつ主人公が身分を超えて謁見して隊長不在のまま部隊を出動させなくては、髪飾りの意味がありません。
黒幕の行動があまりに不確定要素に頼り過ぎているように感じられます。
・王様は企みに気づいてた
読んでたんなら調印式の間の近くにもっと兵士入れておけよ。ルーナとか貴賓のホテルに護衛つけとけ。
周りが裏切り者だらけだったとはいえ、対応が甘過ぎる。王子に指輪渡しとけばニックスが死ななくても良かったんじゃ…。とか設定の破綻を感じます。
ゲーム大筋からむりやり予告用のシナリオを入れ込んだ企業事情が見えてしまいます。
・夜明けまでの力の貸与
主人公が完全に使い捨て…(; ̄O ̄)
映画内でも俺たちは使い捨てだ、というセリフが出て来ますがその通り過ぎてもはや未来って何って思います。
これでゲーム本編で王子が最後までダサかったら許されないレベルです…。
・国王はなぜ王子の身の安全と指輪を最優先するのか。
国の首長は、国民の安全を守り、領土を守るから首長たりえます。お兄様や隊長や友人が裏切っていく気持ちの方が理解出来、国王やヒロインを信じられる主人公が理解しにくい。
おそらくは、クリスタルや指輪にはさらなる秘密があり、王都を焼け野原にして、領土を捨ててまで守る価値があると国王とヒロインは考えている。その具体的な説明がない。
やはり、指輪とクリスタルについて国民と領土を捨ててでも守る強い理由をはっきり説明すべきでした。例えば、指輪にやどる過去の王の魂は人間を見限れば人間全てをクリスタルに滅ぼさせるとか…。そういった設定を明言せず引き伸ばしたいなら、王の剣という部隊の生き残りの大半を裏切り者にすべきでなかった。敵は親の仇とか分かりやすい理由で誤魔化すべきだった。視聴者が主人公に対して、自国を裏切って敵国につくのもありじゃない?って思う映画はなかなかない。
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